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13の扉 創造
真域
しおりを挟む「 ふぅむ ?」
それは。
言葉で 説明するのは少し難しいけれど
「景色の奥にある景色」で
「ほんとうのかたち」
「エネルギーの状態」
「場」
「私の神域」
そんな様な ものだ。
今 魔女部屋の机の前で 唸っている私の前にあるのは
「青空の見える窓」と「大きな壁一面に並ぶ引き出し」だけれど
「その奥にある景色」は
「私の神域」「領域」「場」で あり
「安心安全の」
「侵さず 侵されぬ場所」で
「私いろに調えられ」
「創造した 神具があり」
「石達がいて」
「祈る最適の場」で あり
「創造の場所」
「すべてがわたしのいろで創られある 空間」
それである。
「 えっ うん? だから 「これ」が ??」
そう 多分きっと。
この「実際の奥にある」、この景色が「ほんとう」で
「私の創りたいもの」
即ち「わたしのせかい」では ないかと。
思うのだ けど 。
「 。」
暫し。
焦点を 合わせようとしてみたり
想像を 巡らせてみたりしたけれど
「それ」はなにか 「特殊な空間」で
「あたまの中」とも違うし
「以前創った 私の神域」とも違う。
そう あの「白き場」「大きな木」があったそこは
今は進化して「光の虚空」になっているけれど
あそこも「私の場」で「神域」であることには違いない。
だけど そう なにか 。
「圧倒的な 違い」があるんだ そこには。
「 ん~ ~~~ ??」
暫く待ってみても 「その 奥の景色」に変化はないし
それはきっと「変わることのないもの」で
そして「それがあるから」「私が今 世界へ出れば神」なのは わかる。
「 これは 。「得た 景色」?「エネルギーの景色」なんだろうけど?? ああ そうか 」
もしか して 。
なるほど 「これ」が 。
「ほんとうのかたち」、そういうことか 。
「 ふむ。 ほう。 成る程
えっ ちょっと待てよ?」
慣れぬ私の頭は直ぐに戻りそうになって
混乱するけれど
「本質」は「そこにある」からして逃げぬし
きっとこれは「ほんとうの景色」で「私が創った結果」、
そして「まだ形には成っていない」
「これからの景色」だ。
「 ?? だから ??」
わかって いる けど
わかっちゃ いない
その「光達の声」と「置いてけぼりの自分」の間が 満ちて来なくて。
まだ その「間」は
視えないけれど 「それが そう」で
「だから そうなる」のはわかる。
「 えっ なんだこれは。 とりあえず「真域」とでも しときましょうか。」
名前を付けときゃ 逃げないでしょう
そんな ポッと浮かんだ考えに
一瞬で名前を付けて。
その「見えないかたち」にラベルを貼った私は
とりあえず それを「成らせる」べく。
再び 「育てる」ことにしたのである。
「 ふぅ む ?」
日々 少しずつ 確認しながら
「大きさ」を確かめ
「展開範囲」を 試し
「揺れたら」「出して」その「効果」を確かめ
「確かにこれは本質だ」と。
納得し
じゃあ逆に「これはなんなのか」、くるくると 検索している時。
「真理」
「本質」
「見えない 側」
「発しているもの」
「質の良い ひかり」
「美しい 粒子」
「積んできたもの」
「出したものが かたちに なる」
「 ふむ?」
その「真理のカケラ達」のなかで ピンときたものが ある。
「見えない 側」「本質」
その 二つのカケラ達は
所謂「私が ある側」のもの
だから即ち。
そう 「その景色」は「見えない側の景色」なんだ。
「 ん? でも それって「頭の中」と どう違うの??」
それは 今もって 全く わからないけれど
「それが そう」なのはわかる。
「 ん~ ?? なんか。 混乱するけど 面白いな 。」
確かに そうなんだ
「それ」は。
「見えない 真理」を追い求めるのと同義で
私の道をゆく 「道標」でもあるからだ。
「 ふむふむ。」
そうして
その「惹かれゆくまま」、
目の前には「見えない側の景色」
頭の中には「想像のせかい」
その二つを
「中と外」で 同時展開してゆく。
以前は「わからなかった」
「神ということ」「私という 神」
「どうすればいいのか」
「外に出て」「何処に」「創り」
「どう 在れば」
「在るだけで いいのか」
「創るだけで いいのか」
「なにを」 「すれば」
その「こたえ」は 「頭の中」には
なかったけれど
しかし 今
「その全ての疑問」が 解消されて。
「私がそこに 在れば」「それだけで神である」
その 明確な「ひかり」が。
自分の「目の前」に「点滅している」のだ
くっきり はっきりと。
「 ふぅむ。 」
それは
「札」とか「ライト」
勿論
そんな「物」ではないのだけど
自分の「なかにある」「絶対的な感覚」で
私が「何処に在っても」
「それは 光を示し」
「浸透し 伝わるからして」
「そう」 「なる」
単にそれを 示している。
そう
例えラピスの街に 今
こっそり隠れ住んだとしても。
それは いつの間にか広まって
「みんなが それを知る様になる」
「そこに神が在ることが 当たり前になる」んだ
私達の 生活圏に
「神社」が 存在する 様に。
ふぅ む 。
自分の「なか」で。
「成っている感覚」を 色々試してみるけれども
やはりそれは「そう」で
「それが一番心地良いもの」
「しっくりくる状態」
「いつかにエローラに言った 「ただ祈りあること」」の実践が それなのだと
私の真ん中が頷いているから それは そうなんだろう。
その
ぼんやり ふわり
しかし
はっきりと「ある ひかり」、その不思議な感覚をそのまま保ちながら
ただ「空であること」を実践してみる。
これはきっと。
そう「光達が示す 私の新しい状態」
それなのが わかるからだ。
「 なんなのだろうな これは。」
その 「なんとも言えない 感覚」
「感触」「空間」「瞬間」
「見えない なにか」。
でも。
なにか
「それは自然」で。
「そう だから」「そう なる」それもわかる。
その「間」が気になってしまうのは
まだ私の中に少し澱があるからで
それは 本来「それでいい」ものなのだ。
そう「疑問を呈す」様なものでは ない
「真理」は。
「実存である」ということは
そういうことだ。
「 ふぅむ 。」
そうして
「光達からの囁き」と「自分のなかみ」が
絶妙に 混じり合ったままで。
ずっと前に 白の長老へ感じた
「実存であること」
「はっきりと その色を持ち 生きること」
それを思い出しながら。
「 確かに。」
「世界は 巡りゆく景色だった」と
深く頷きながら ボーっとしていたんだ。
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