透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,497 / 1,740
12の扉 狭間

マスター

しおりを挟む

 共に 息を 吸い 。


共に 息を 吐いて

共に鼓動を打ち

共にふるえ

共に 歌い

共に 踊り

共に 吠え

共に泣き

共に知り

共に流れ

共に融けて

また 「ひとつ」に なる 。


 ただ それだけのことだけれど。

難しかった私の「なか」は
 共に融けて 

 やはり 「それで よかったのだ」と。


 更に奥で 知るのだ。





それでしか 在り得ぬし
それが 最善最強で 最高
すべてにとっての 至高の善で あり

 「全体というひとつを完成させるための
          「必要」な ステップ」

それを深く落とし 理解し得られる
「本来の 場所」。


 それは ある意味「自分への 観念」でもあるし
 「葛藤の諦め」「世界へあることの決別」
 「
  それに 他ならない。





これまでそこに「在る」のが難しかった私を留めていたものは
「同じ場所にいなければ」
「私が 観なければ」
「驕っていないか」
「不十分でないか」
 そんな 「」で
だがしかしその「持つ細胞」、その 浄めが進んできて。


 やっと 見えてきたんだ

 「あの 位置」
 「もっと 高い場所」
 「あの色金色と同じ場所」
 「場所」。


 それが。

 きっと 「私が 今 いるべき立ち位置」


  「自分が本来なにであるのか光であることをわかっている位置」

 
  「すべてを 知り 盤上で共に踊る「場」」だ。



 そうなんだ
無意識に掛けていたブレーキで気付かなかったけれど
 私は


 いつまで経っても 「変わらない景色」
  なにも 「変化しない世界」

それは勿論 例に違わず
 
景色は なんの関係もなく
 なのだ。


 だからやはり

  ここでまた 一区切りを し
  浄め直し
  静寂と共に 在り

  「ただただ 自分と共に在って」。

 
 そうして自分の「あらゆる瞬間」に
  「同じ光」「あの美しさ」が 在ることを見
  「同じところへ 並んで在る」そう 意図して
  更に進む「その先」
 


 そして その 「なか全体」で
 「すべてと 共に在り」「すべてと ただ謳う」
 それで良くて

 そうして「新しい私の粒子」は積み上げられ
 「光の創世神話」は 自ずと始まってゆく 。



だからここから 
 「超えたところにある 究極の美」
  「光と形の交わるところ」それを

   更に 


 また
   廻りながら 美しく昇ってゆくのだ

  そう
    すべてと 共に 。


しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

『 ゆりかご 』  ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。

設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。 最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。 古い作品ですが、有難いことです。😇       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - " 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始 の加筆修正有版になります。 2022.7.30 再掲載          ・・・・・・・・・・・  夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・  その後で私に残されたものは・・。            ・・・・・・・・・・ 💛イラストはAI生成画像自作  

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...