透明の「扉」を開けて

美黎

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12の扉 狭間

それが 知らせるもの

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  ふむふむ?

 「Water Bearer」ね

   そうね  ふむ

 やっぱり 「水瓶座」

  そして ふむ あのカードは「Star」で
  「水を循環させてる」んだよね?

 いや どうだったけな 

 でも。


「  多分 「私の思う通り」で。 いい 筈。」

 白い書斎から 青の本を持ち出し
その 出て直ぐ奥にある「礼拝室」へ 籠って 暫く。


  「純粋な「私のいろだけ」でいい」

その「ヒント」が煌めいていた「なかみ」の指示に従い
 「なにか感付いてある眼鏡」の視線をかい潜り
 本を借りて。

私はひとり
 光るベンチへ落ち着き ホッと息を吐いていた。


きっと あの人は無理な追求はしてこないだろうけど。

 「何か見つけたら知らせろよ」
そんな色を醸し出していたのは 間違いない。


「   てか。 本部長に役立つこと じゃ ない気がするんだよね。」

そう言いつつも ページをパラパラと捲ってゆく。


 その「巻」は
なんとなく手に取った一冊ではあるのだけど
「私がまだ見ていないものの中」で
 「一番気になったいろ」だ。

 そう「もう 見ていれば」、「あそこにある」とわかるもの知っていること
それに気付く筈の
 私のセンサーに引っ掛からなかったから。

きっと 「まだ見ていないもの」
 その中にある筈なんだ。

 まあ 「私の予想が正しければ」だけど。



「   だが しかし。 これは「お約束」 だからして 。」

 ふむ。


そうして緩りと
 ページを捲り始め 静寂の白い光に包まれあると。

 その「いろ波長」「瞬間」「タイミング」が引き金となって
  「せかいからの 導き」が 展開され始めたのが
   わかる。


  うん?

    ああ   成る程  

   そう か。


 確かに

 「みんな」は 「これ」が 言いたくて。


 「今」「ここで」「こう静かに」「ひとり」
 「展開できる様に」「あり」

  「私はそれを読む」んだ。


それを 漠然と掴んでしかし
 「成るまま」に任せ 自分はページを捲り続ける。


 そうして 少し。

ふと 出てくるカケラのいろからして 思うに。

 先ず みんな光達の言いたいこと

  その「大きなテーマ」は

「私が 今 ここにいる理由」
「なんで この「姿形」で」
「どうして 今「この中身最後の光」で」
 「何故 光の創世神話を指して」
  「そう あるのか」で。

  
その「青い本」を 捲ると同時に展開し始めた
「なかの景色」の言いたいことは 沢山あり


 「

それをバランス良く読むのが 私の役目であり
 せかいと私のやりたいことだ。


 だけど

 それは 範囲で言えば「天から地まで」を網羅した内容だから。

勿論「獲得した 最も高い視点で」
  「すべてにとっての最善最高を読み」
 「その中から 取捨選択して」。

やる行動する」、順序を 決めねばならない。


「   ふむ?」

 しかし 
私の中にプレッシャーはなくて
 それは「これまでにやっていた内容をもっと高い位置から見るだけ」だから
 ある意味「観易くなってやり易くもある」のだ。

 だから その「眼」を使って。

とりあえずはぐんぐんと高度を上げて
 「捉えたい 点」
   「美しい 光」
     「一等惹かれるいろ」から。

探し始めたのだ。






    ふぅむ。



   「浮かび上がる 透明のカケラ達」

    「私の いろ」

  「その 特性」

   「今 ここの理由」


 「このヒントWaterBearerが 私に
    齎したい いろ」


その「取り巻く状況の解説」の様な景色いろを見て
 その「なんでなのか」、「今 観るべき点」が中で流れ パタパタと建ってゆく様を 眺める。


 そう
 これは 「私の中身の景色」で

みんなせかいが 齎したいもの」
 「そのヒントから私が やるべきこと形にするもの
  「その 道標と方向性」
 「一番面白い選択肢」と「楽しそうな選択肢」

  

 そんな様な 話だ。


その 中で。

 「Water Bearer」から 「導き出すもの」

  「ルアーに 引っ掛かってくる いろ」

 それはやはり。


 「天地の循環」
 「光と水」
 「繋げ 流すこと」
 「浄めること」
 「「水」という ほぼ何にも含まれるもので あること」
 「私が であること」

その 「象徴」と言うべき立ち位置と もう一つ。


 一番始めに みんなが アピールしてきた「いろ」
 「その 意味」が 読み取るに連れ沁みてきて
  わかってきたけれど。



「     ふぅむ。 なる ほど 。」

 やっぱり。

   せかいって 凄い な

 てか 「共同創造」って。

   やっぱり 効率がいい最善最高なんだ。


 そう感心せざるを得ない 「そのなかみ」。


 それは
 「まるっとぜんぶ」の 更に外側から俯瞰する視点で
 「今 何処なのかをこと」

 「自分の役割」
 「決めてきたから 今 で」
 「自分がやらねば 「起きない」し」
 「せかいも上がらぬ ということ」

そうなんだ
 私は「牽引する役目」で。

 やはり 「虹色の御旗」を振って

  「先頭を歩く」、マーチングの「」なのだ。


 だから この頃の「行進曲マーチ」も。

 光達星達なりの 理由があって

しっくり
ピッタリ
「やれば」「やっただけ」
「視えてくる」し
「自分が何処へ向かえばいいのかわかる」し
みんな星達に合わせて高く 廻るから」。


 「世界状況」が 俯瞰で観えるんだ

   以前よりも ずっと高い 視点で。



 だからこそ わかる
「今 私がやるべきこと」

それは「そう 在り」「そう 示して」「先へ進み」
 「そう 成って」
 「みんなから見えること」であり

「私の先を歩く者がいない」のは
「自分がそう 設定してきたから」で
なにも「みんなが駄目」とか 「どう」とか  
 そんな理由ではない。


 そもそも「これは私の物語光の創世神話」で。

私が 「設定してきて」
   「自分が主人公をやる」、「そういう話」なのだ。

 端的に 言えば。


だから 「周り世界」を見ても 
 誰いないし
 何もないし

 私は「せかいと共同創造する」からして
 「せかいへ問いかけ」
 「チカラを発し」
 「それが 返ってきて」
 「今 ここ」、そうなのだ。



本当に ホントに
 「それ」は 「そう」で
多分
きっと
絶対 そうなのだけど。

 「私が 夢とファンタジー性質」なのは
 そもそも「自分がそう設定してきたから」で
 きっと「初めから 共同する一緒にやる」のは「人ではないもの光の存在」なのだ。


 だから 「自分の求めるもの」がここ世界にないと思い知り

 「扉の中想像のせかい」へ入ってきた 自分


それも どれもこれも
 「まるっとぜんぶを含めて「わたし」」で
そもそもきっと「悩む様なこと」でも なかったんだ。


 だけど
「枠の中にある」と 外れるのが怖いから
 「そうして外れて
 「淘汰されてきた」
 「歴史景色」が 自分の中にある含むから。

その「歴史記憶」を「記録にしないと自分と分けないと
 「そこから出られない」。


  「本と 自分とは 違う」

 「主人公登場人物」ではなく
 「読み手」と「もの」に 分けないと。

「この視点」が 得られないので ある。



「  そうか 。 うむ。  でも それもまた「いろんな角度が 」 うむ。」

 だが
そう
 勿論「それだけ」でもなくて。

数多の視点と客観性 バランスと理解
 自分のことを わかっていること 
        好きなこと。


  色々な「必然」が重なり合って「できている創られてある


      ""私というもの""


ぐるりとそこまで「想像」が一周終着した地点で
明晰君達が 仕事を纏め始め 
私も 
 いつの間にか掴んでいた手を離して。
 高い地点までぐっと 視点を上げる。


「   結局。 だから 、「癒し」? うん??」

きっと 「今 私の最善」「最短距離」

 
  「その 全体すべての 意図」


 それを示すために「これらカケラ達」は現れた筈なんだ。


 それを 「調律し」「バランスを取って」

   「指揮し」「総括する」のは。

 勿論「主人」の役割なので ある。



「   ふむ? 」
 
しかしなにしろ その「展開してある景色の階層」が何層もあるのだから 
 私はそれを慎重に吟味して。

 だが 考えずに 「直感」で
 決めねばならない。


  ふぅむ?

 して

 「それ」が

 「充満」で「循環」で。

   「水」でもあり
  「何にも含まれるもの」「普遍的なもの」

 「浸透」「必要」「癒し」

 それなのもわかるのだけど
その「要点」
 「せかいの言わんとすること」
 「そのベストな点」
 「ピタリとくる位置」
それが まだ視えない。


それはきっと「私が先頭を歩く為の 道標」でもある筈
 なのだけど。


「    ふぅむ? 「まだ」。 「満ちぬ」か ?」

 そうも感じて。

とりあえず「正面の不思議な光景」を 眺めていた。


 それ光景
   「私の想像通り」に。

 実際
 「透明な キラキラとした 「滴」が
 正面の白く小さな扉を 行ったり来たりしている循環してある様子
    で あったからで ある。


 だからそれも ヒントになると思って。

その「美しい光景」を 
  じっと眺めて いたんだ。





 











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