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12の扉 狭間
視界
しおりを挟むと いうか
結局
「視界」「視点」
「世界を 生きて いく上で」「見える 現実」
「見ないように 視る」それを。
どう するのかと
改めて 整理していたけれど。
「 ふむ。」
それは やはり「そう」ではなくて
「気にする」「気にしない」でも なく
「見る」「観ない」でもない。
そう
そもそも「気にする」とか「気にしない」とか
それ自体が「世界へ在ること」を現していて
私には既に「外は無い」んだ。
「 だから やっぱり。 つい、「体の目」で観てると ずれるって ことだ。」
そう思って きちんと「自分の場所」から見下ろすと
はっきりと「そこ」が 観える。
それは「超えねば」「見えぬ」「ところ」で
「世界に居ながらして
せかいの空間へ 在ること」
もっと言えば「毎瞬 立ち位置を自覚して在る」ことだ。
「 ふむ? 言葉で 表すのは。 やはり難しいな。 微妙過ぎる。」
「光の 位置」と 「体の 場所」
この頃 「その 練習」をしてある私は
「どうやって」を 考えてしまう自分を排し
「ただ そうあること」
それを色々な角度から 実践し「自分の一番いい位置」を検証していて。
「 やはり。 そう か。」
その「ふわりとした感覚」を「成らせること」に ひたすら従事して その結果。
視えてきたのは「かたちのないもの」
やはり それだったんだ。
ふむ。
なんとなく 見えてきていた「光の絨毯」
「新しい 場所」
それが「光の虚空」と同等なのは 間違いないだろうけど。
だが しかし「新しい場」の「違い」
その「微細などこか」が気になった私は
考えるのを止めるつもりで
しかし 唸って いた。
「 ふぅ~ ~ む ?」
なんとなく 「これじゃないか」と。
私の なか に
ぼんやりと 視えて いる もの
「新しい 場所」「その かたち」
「光っている 様子」。
それは 「然るべき時に 成る」と感じていた「あれ」だけれど
その微調整が まだ どこか足りないのだ。
でも それは。
「こうだろうか」「こうがいいかも」、そうやって
「私が頭で考えるもの」では ない。
それをして終えば。
「精度は落ちて 無限に在れない」のだ。
「 だよね 。」
その「行程」は 「目的地を目指す」と言うよりも
「そうであるから 創られる道」それであり
即ち「無限」「可能性の 場」
もっと言えば「私が敷く 光の道」だ。
そう
なんとなく 「ずれる」のは
「見えるもの」を「先に」浮かべた時点で
それが「世界の場」になってしまうからで
だから「方法」「目的地」
その「形を定めずに」「焔の矢だけ」を
番え
「自分の真北」へ それをしっかりと向けて。
「無限」「虚空」「せかい」を 視て
「そこを歩く」
それが 必要なんだ。
「 成る程。 だから 。」
そう「それを どこまでも妥協せずに
やってきたから」。
今 正に
「私の中」には 「新しい基盤」があって
それは「充満のなかみ」でもあり
「光の網の隙間を埋める ひかり」
「満ちた 裏側」
「拡大した 光の虚空」
「繋がった 星達との軌道」で 創られてあるもの
そのすべてを内包した「新しい私の場」なのが わかる。
「 ふぅむ? その、「実際のやり方」が わかったってこと 」
だよ ね ?
これまでは「なんとなく」。
「感覚で」、やっていた 自分の動き方
歩いてきた道
ある意味「勢いで進んできた」とも言える自分の道の「繋がり」が視えてきて
私は実際 ホッとしたのだ。
そう
その 「なかみ」「なにが どうなっていたのか」、それが視える 「意味」。
自分が「そうある理由」、それは自身の存在の基盤をつくる 大切な「部分」だからだ。
「 なるほど ねぇ 。」
「視えると」「意外となんでもないこと」
そのいつもの調子にホッと胸を撫で下ろしながらも
「実際のかたち」「目には見えないそれ」を
くるくると回し確かめて みる。
「 ふむ?」
それは 言葉で表すと 。
「繋がり」で「みんなとの等価交換」
その「結果が成った」、「具現化」の形だ。
そう「なにも見ずに 進む 道ではない道」
その「意味のわからぬ」「しかし 場所」、それが「何処なのか」
わからず
視えずに
見ずに、しかし「進むことができた」私だけれど
その「間」が見えねば「確信を持って進むのは難しい」。
いや 「できる」のだけど
なにか「効率が悪い」のだ。
途中 迷ったり
惑ったり
戻ってみたり 足を引っ込めてみたり
ぐるぐる回ったりして。
でも 「やらない方が 気持ちが悪い」
そんな感覚で 進んでいた 以前
しかしそこにはやはり「そこはかとない 無理」が ある。
しかし「進まねば気の済まない」わたし
それが真ん中にあるから。
「でも こっちなのはわかる」「絶対」
その「確信だけ」があって 進んできた道だけれど
その「地面」がわかれば
視えた ならば。
それは「大きな一歩」を踏み出し
効率よく進める基盤になるし
なにより「確信を持って進むこと」で
「創られる道も変わる」んだ。
そう 「視える」から
「精度が より 上がり」
「微細な違いの中から」
「最も 美しい道を選ぶことができて」。
「結果 より 高いものが創れる」
「私色の 道が創れる」
今 ここから観れば それがわかる。
そして。
その「受け取り」「かたち創る」、やり方が成ってくると
「安心で進める」
「光の地盤」
それは以前よりも格段に「密度の高い光の網」であり
もう「網目には見えない様な」。
繊細な感覚で織られた 「私の織物」「充満」で あり
「狭間のなかみ」なのだ。
「 ふぅむ。 なるほど 。「せかいは織物」とも 言うけれど そういうこと か。」
そう気付いて みると。
私の 「なか」では 今
キラキラと 波打ちながら光る
「光の織物」が 悠々と
「悠久の流れ」を 創り出していて。
ああ これが なるほど
「言い得て ある」
そう深く 納得できる 光を齎して ある 。
そうして その美しい光を観ながら。
自分の中を 同じいろで浚ってみるけれど
まだ「自分の織ってきた光の結果」は見えないが
「それでいい」のは わかる。
そう 「みんな」が
私を肯定しているのが わかるから。
実感として「わかる」んだ
「それでいい」って。
だから
なにも 考えず 「自分の中も 光でいっぱいにして」。
ただ
その煌めきを 沁み込ませていたんだ。
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