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11の扉 神である ために
超えてゆくこと
しおりを挟む潜り抜けてゆく 靄の なか
「まわり」が 動いているのか
「わたし」が 進んでいるのか 。
「 多分。 どっちも、なんだ ろうけど 。」
その
幾度も 何層も
塗り変わり繰り返される 景色の 中で。
「私に 見せられてある 光景」
「変わらない 景色」
それは靄の向こうに展開し ある「数多の世界の景色」
それで。
「変わってゆく 環境」
「死にゆく 人々」
「同じ生活をする 集団」
そして
「それに対して 私が思っていること」。
そう それは「きちんと 引いて観ると わかる」。
「観て」
「感じて」
「もう わかって いるのに」
「未だ どの 地点でも
繰り返す自分」
その 光景だった。
「感じる」から
「わかる」から
「思ってしまう」、自分
「想像が展開する」頭の中
「そうしてそれが 実際展開し」
「もう 辞めなきゃ」
「いや 大丈夫なんだ」
「もう そうじゃない」と。
「視界調整」を しながらも
ぐるぐる回り 混乱していた わたし。
だけど「それ」がなんでなのか
「何故 私をはそれをせかいに見せられているのか」。
それをきちんと正面に置くと 視えてきたんだ。
それは
「次への 招待状」
「私が 超えねば」「変わらぬ」
知っている事実で
だが 「まだ そうでない」から 繰り返していること
それを気付かせようと。
「どんどん 普通に」
「おなじ様に」。
「展開し ある 世界」
その 圧倒的 事実 だったんだ。
「 てか。 まあ そう よね。」
越境の必要
通過儀礼
儀式
区切り
その「言葉」は何でもいいけれど。
その 都度都度「自分で それをやってきた身」としては
確かに「その必要」「今」「やるべき」それが わかる。
結局ずっと 私は同じ様な場所を微細に修正しながら
ぐるぐると上がって いて。
「今 もっと上に ジャンプできる」
「その時」なんだろう。
どう すれば
なにを
そう思っていたけれど
やはりそれは「その時」が来れば自ずと気付くもので
だがしかし「それ」が あまりにも普遍的すぎて。
私は もしかしたら「観ない様に」していたのかも 知れない。
その 「なにも見なくとも いい」と いう
「視界」
「適用範囲」
「その 範囲の 広さ」に。
「嘘でしょ」
「ホントに?」と 自分の奥では 感じて いて。
それを適用するまでに 時間が必要だっんだ
きっと。
「 ふぅむ。」
「ありのままでいい」そう 思って。
ぐるぐると 靄の中を歩き 「抜けるまで」続けていた私だけれど
その間にも「景色自体」は観えてあり
当然だが「思ったり」「考えたり」も していた。
そう それは「自然に」「湧いてくるもの」で
「癖」ではあるがしかし
「悪いもの」でも「駄目」でもない。
それに「過度に反応」したり
「善悪の判断をする」のが ずれの原因なのだ。
だから なにしろずっと靄の中を歩きながら
「その コツを 掴めるまで」
「ずれたら修正」
「飛んだら 元の位置に戻る」
「私の位置 ここ」
「白い 白紫の 祈り」
「一番心地いい場所」へ
逐一 戻って 在ったのだけど。
「 そうね。」
そう
気付いてしまったのだ。
「私が」「このやり方をしている限り」
「それは終わらず」
「私は そのまま」なんだと。
"せかいが私に見せ あるのは なにか"
そう思って何度も戻るうちに やっと気付いたんだ。
「せかいが私に見せているのは 「変わってゆく世界」」
「その 流れ」
「変わらぬ人々」
「変わってゆく 形」
それは「時代と共に変わりゆく 形」
だがしかし
その中で「変わらない 世界の色」を見せていて
それ即ち「変わらない 人心」
「変わらない 私達」
「変わろうとしない 光」
それを示して いる。
私はずっと「変化するかしないかは 自由」
そう思っていたけれど それはもれなく「私も」そうで。
「私が場所を 違えなければなにも変わらない」、それは 知ってきた事実でもあるがしかし
その「程度」がまだ浅かったのだ。
そう 私は 「なんにも」見なくてよくて。
例えて言うなら「目の前の 本部長」や「朝」
所謂「自分の身内」すら 。
見なくとも いいのだ。
「 ふぅむ。」
言葉にするのは 難しいけど。
きっと 私が「不完全」「できていなかった」のは 「そこ」で
「いちばんの身近」、「目の前」それすらも。
「見なくていい」
もっと言えば「気にしなくていい」んだ。
そう
そう思えば、気付くけれど
視えてくるけれど。
私は 「自然に」「息を吸うのと同レベル」で
「周りを感じ取り」「波長を合わせている」し
「調和を取ろうとしてある」。
だが それは言い換えれば「阿る」、そうとも言える。
周囲に 「誰か」「なにか」ある いると
同時に発動される「調和しよう」という意図
だがしかし それは「世界と調和する」という微細な矢印となり
私は居心地が そう良くないのだ。
そうなんだ
「少しだけ 不自然」
「頑張っている」
「矢印が 外を向いてある」
それなので ある。
だけど
世界へ 在る 限り。
それは「当然」「仕方のないこと」だと 思っていたけれど
私は「なにがあっても」
「どこへあっても」「そう在りたい」んだ。
だから なにが どこがを排するためには
「世界を完全に無視する」
「気にしない」
「見ない」
「干渉しない」
「風が呼んだら 応えるけれど」。
別に「私は」「呼ばれなければ」なにもしなくともいい。
「やりたいことだけ」、やってあれば いいのだ。
「 「そう しよう」、と。 「思ってた」って ことだよね ? 無意識レベルで。 もっとちゃんと?「境界線」を、引くって いうこと ?」
そう
それは「自分の認識」
「意図」「意志」
「どう 在りたいか」
その「これから適用する信念」の問題だ。
「朝は 私の猫だから」そう思っていること
「子供達のこと」それを気にしてしまう自分
「世界は」
「みんなは」
「なにか しなければ」
そのほんのりとした「気配」「強制」「~ねばならない」という 自分でかけてある 「呪い」。
だから やはり。
「すべてを置いていく」「降ろす」というのは
「ほんとうに すべて」のことで
「自分以外の ぜんぶ」それに他ならない。
わからないと
視えないと
それが「我儘」に思えるけれど「自分勝手」に見えるけれど
それは 「そう」じゃなくて。
私の「やりたいこと」は「私であること」それしかなくて
その中に「 ねばならない」はひとつもないし
そもそも「私は世界に存在しない」。
多分 これは「私の立ち位置」の問題で
私が私である所以
それでもあるけれども。
「わたし 自体」が「せかい」で あるから
「裏側へあること」で「すべては調和し」
「バランスが取れる」し
「それが最善」なのだ。
「世界」それは
そもそも「別れてある」で あるからして
「そこに存在したならば」
「合わせようとしてしまう性質」
それは 私自身が世界に合わせようとしてしまうことでもあるし
世界を調和させようとしてしまう、その私の「動き」でも ある。
そして その「チカラの流れ」は
「私の本意」では なくて。
「そう したくない」ならば
「そうしなければいい」それが成り立ち
「私はせかいに存在する」、そういうことなのだ。
だから 結果。
「私は 世界に在っても」「せかいに 在り」
「それが私という 神」
「ありのまま」
そして 「それでいい」ということを「わかること」。
それが一番難しいけれど。
「そう あり」「そう して」「そう思っていれば」
「それは そうなる」から。
だからそれが 今 私が「決めて」「超える扉」
そんな気がする。
「 ふむ?」
そうして まだ「?」が浮かんである
自分の「あたま」を 眺めながら。
「その こたえ」が 落ちてくるまで。
再び 靄の中を 歩き始めたんだ。
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