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11の扉 神である ために
習慣
しおりを挟む朝
いつものように 祭壇を 調え
光と共に 石達と祈り
「なんにもない」、その 空を
「自分に 捧げある」と。
"ああ これが 「自分である理由だな」"
そう 思うんだ この頃。
「私が私であること」
それに理由は要らぬと思ってから 暫く。
出てくる 埋もれあった澱を ひたすら排し
日々 「純度の高い ひかり」
それを踏まえ在ると 視えてくる 景色
「理由」「構成」「存在」
「粒子」「物質」「位置」
「全体の なかの どの位置か」
「その 場所で ある 理由」
それ そのものが 「理由である」こと。
以前 どこかで 聴いたことのあった
その「文言」であるがしかし
「わからなかった その時」「いつかの私」
「説教」なのか
「説法」なのか
それは「戒律」か
はたまた「聖典」「経典」か。
それは
下からだと「見えない景色」、
高い場所にある「経典の中の いろ」
「その 中に表されていること」で
そのどれもに含まれる「共通点」
「せかいに張り巡らされてある 光の道の接着点」が
なんとなくだが 視える様に なってきた。
「 やはり。 「世界にある 神話」? 「神」は 共通していて その「表す形」が違っているだけなんだ 。」
その「思っていたこと」が
パチパチとパズルのピースの様に 嵌り始める。
「 ふぅむ。」
そして。
だからこそ 観える
私が 私である 理由
ありのままでいいこと
それが 最強な こと
自分の 位置
すべてを脱ぎ捨てた「裸の状態」が
なによりも 「ものをいう」こと 。
そしてこれから私は。
「その 舞台」「光の創世神話」
「ありのままの光で 輝くせかい」に
場所を移して。
"新しい 私"を 始めるということ。
その「実感」が ジワリと。
出てきたんだ きっと。
「 まあ 確かに。 「積み上げては」、いる。」
まだ「形」には 成って見えないけれど
日々 積み上げある 微細な ひかり
それは「私の光」だからして
なによりも繊細 純粋 明度の 高い光であり
だからこそ それなりの時間 期間が
必要な もの
「難しさ」を降ろしてある自分であるがしかし
「慎重さ」は捨てていないからして
その「期間」は 順当に 存在している。
「 大きく作るだけ なら。 早いんだけど。」
そう それに
「形だけ」の偉大に見えていたもの、その価値はもう ない。
いや
まだ それを求めある人も いるけれど
それは「縮小の基盤」に乗りあるからして「終わりゆくもの」
「反対方向へ進みある道」だからして
その逆側に存在している
私のゆく道は「普遍の真理」「光の基盤」「本質」の道で
なにより それは「永遠に無くならない」し。
それを「探求する者」、
「私」に それは 必要ないのだ。
「 でも。「終焉」とか、かっこいいよね。 まあ 「私の中で世界は終わる」けど。 」
そう 呟く独り言に
返してくれる
心地良い 風の 「こたえ」を 聴きながら 。
「神をやれば?」
「主導せよ」
「導きを」
そんな「他の人の姿を借りた 私」
それもまだ 時折聞こえてくるけれど
実際私は まだ「私という神」が 視えなくて。
まだ 暫く 「時間が必要」そうも
思っている。
そう だって それは
そう容易くホイホイと「やって引き返せる」、そんなものでは ないからだ。
「 それも また。 チカラの使い方、よね 。」
そうしてまたぶつぶつと 呟きながら
フワリと手を 空へ伸ばして。
いつもの様に みどりの中を
ゆっくりと 歩いてゆく。
鼻腔から 中へ 吸い込む ひかり
森に含まれる みず
浄められある 生命の チカラ
自分の中を巡る その「循環」を意識して
ただただ「欲しい いろ」
その「みどりのチカラ」を廻しながら
より 「純度の高い」、奥へと 足を踏み入れて ゆく。
そうして 今
なんにもない 私の
スペースの真ん中に ポツリ浮かぶのは
「コントロールの ない せかいへ出てゆく」こと
それで
「二つは一つ」
「表は 裏」
「善悪」「上下」「白黒」の ない
「すべてはひとつ」の 場へ 出て在ること
「ありのままの私」というのはそうであるという ことだ。
それは 私が「せかい」へ 実際出ていくことを示して いて
私にとって「せかい」は「宇宙」、言葉にすれば ややこしいけれど。
「私が 場を 変える」
それは言い換えれば「そういうこと」で
「本質で ある」
「狭間である」
「充満そのもので ある」、その「自分の性質」を
「顕し 在ること」
その「事実」を 「体現」「表現」「顕現する」こと。
それに 他ならない。
「 しかし。 多分、その「やり方」?「方法」? 探すのでは見つからない、それが まだ、なんだな。 ?」
でも
だからこそ
私が「今」「意識してある」のが「せかい」で「宇宙」、
「ここより高い次元」の せかいで
「拡大できる ところ」
「光の創世神話の舞台」それそのものでも ある。
それを「習慣を通じて」、自分に招き入れてゆくこと
それを染み込ませて。
「それ そのものに 成ってゆく」こと 。
「 えっ でも 。 「これ」が、そうってことか。」
そう ポツリと呟きながら。
「段々と 具体的になってきた 見えないせかい」
その「焦点」を。
固定しない様に
決め過ぎてしまわない 様に。
合わせ始めたので ある。
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