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11の扉 神である ために
現れた 対
しおりを挟むふぅむ。
ずっとじっと
その「真ん中の 焔」に 手を当ててみて。
思う
その 「どこか 懐かしい いろ」
「ずっと ずっと あった もの」
「優しい 光」
「包み込む ひかり」
「どの 私も」 「この いろ の」
「馴染んだ ひかり」。
そう
それは 思い出して 観れば。
幾多数多ある、「どの私」でも
その 合間 合間に 感じたことのある
「大事なもの」で
「瞬間」、
「隙間」「狭間」
その「自分が繋がっていた時」に
一瞬 過っていた 「余白」「ヒント」
"見たことのある いろ"
"こう あるだけ で いい ふるえ"
その「真実のいろ」だ。
だけど それはきっと
言い換えれば 「祈り」で。
なんと「ことば」で 表現すればいいのか
今ある言葉であれば「それ」が近いけれど
それは澱の付いていない 真っ新の 「いろ」で
だからこその「白い焔」
それは「なんにもなくなった 平原」
「無に 帰した」 後に。
ポツリ 真ん中に ひかる
小さな 「消えないあかり」
それにも見えて なんだか 胸に沁みてくる。
そして 「その いろ」を 思えば視えてくる「繋がり」
そう
「祈り」は ずっと前からある「私の一部」
その「主要な行為」の うちの一つで
「どの私」でも そうであったことが自分の神社好きからも知れるし
やはり
「神域」「護りの空間」「場であること」
「浄め」「一本線」「静寂」「真摯」
その「通り方」、そこからも繋がりが見出せる 大事なことばだ。
だから また それが馴染んで「使える」様に。
その「白き焔」を
ゆっくりと 自分の中で育てていくことに したんだ。
きっと 「それを ものにすれば」。
"私の 次の道が視える"
それが
わかっていたからで ある。
そうして。
「日常を過ごす」こと 暫く。
今日も 今日とて
誰も いない
殆ど なにも ない
白の礼拝室にて 「ただ まっさら」で
座っている わたし
ただただ「美しく」、お互いの光を反射している白き壁達は キラキラと静かに輝いてあるだけだし
ここに私の邪魔をするものは 一切入って 来れない。
そう 「必要」なのは 「なんにもない 静寂」だけ
その「なんにもない 心地良さ」が癖になって 暫く。
「その 状態」に慣れてきた私は
自分の「なかみが変化してきている」のにも 気付いて いた。
「 どう なんだ ろうか。 」
そんな
独り言を言ってしまう自分を振り返ると観える
「その「日常」のなかみ」
「新しい私を馴染ませある 自分」という
このところの、景色。
それは
「澱を排すこと」
「繰り返しを辞めること」で
「もう そうじゃないこと」を自分に
更に深く わからせること
そして
ただ単に「見る 方向」「視点を変える」、だけじゃなくて。
「見ない様にする 」でもなく
「見ないふりも せず」
「何度でも 出てくるならば正面に置き」
その澱の
「理由を探す」でもなく
「嫌になるまで繰り返す」でもなく
「代替え方法を置く」でも なくて
ただただ 偏に
「白い焔の祈り」
「なにもないところを視ること」
「それを繰り返し練習し 在る」、自分自身の 様子だ。
そう
言葉にしてしまえば私の「やっていること」は沢山あるが
「見た目で言えば」、なんにもしていない 私が。
その 「ぶらり生活」の 中で
"育てていたもの"
それが なんとなくだけれど「かたち」を とり 視えてきて。
そのお陰で「更に 視界が晴れてきたこと」
「段々と気が 楽になってきていたこと」に
やっと 今 気付いたので ある。
そう
私は
緊張していた訳でも
待っていた訳でも
焦っていた訳でも ないのだけれど
「なにかが足りない」、それはわかっていたんだ
自分の「深いところ」で。
だけど それは「探しても見つからない」し
「何かして 得るもの」でもない。
だから 日々の小さなアップダウンを乗り越えながらも「それ」を待っていたのだけど
それはこの結果を見ると どうやら成功した様で。
「 まあ 「成功」も「失敗」も ないんだけど。 でも 私が納得できなきゃ、成功では ないわな。」
そう ぶつぶつと独り言を言いながらも
その「新しいもにゃもにゃ」を 興味深く見つめて いた。
その「待っていれば」
「自分から ずれなければ」
「きちんと 育つ」その 工程が。
なんだか 面白かったからで ある。
「 ふぅむ。 確かに これは。 「育って」、きたんだ。 」
そう 「私のなか」で。
「育てた」「成長して」「かたちに なるもの」
そうも言える 「それ」は。
私が
「そうじゃない」
「それじゃ 」「そこじゃ 」
「おんなじじゃ ないんだ」
「新しい道 なんだ」、そう繰り返して出来上がった「新しいもの」で
これまでと同じ様に 「方法」や「手順」
所謂「テンプレート」を使用すればできないもの
「できるだけなんにも考えない様にしている
が しかし常時カケラが回る私のなかみ」、それを「白い祈り」へ ひたすら誘導して。
その"焔 だけ"を 真ん中に燈し
ようやっと「かたちに成って きた もにゃもにゃ」
それで ある。
ゆらゆら と 揺れて 振れて
まだ
はっきりとは 「かたち」を成さない
その「もにゃもにゃ」は
私のことばで言えば「黒き焔」だ。
「それ」が 「なんなのか」は まだわからないのだけど
「それ」は
「白き焔」の「対」で あり
「私が必要としているもの」、それなのは わかる。
それに 「何故 それが出てきたのか」も。
「 ふぅむ。」
そう 「その時の私」に「なって観れば」わかるけれど
「白い焔」は
「いつかの私」が 持っていたもので
だけど「それだけでは 消えてしまう光」
言い換えればそれは
「優しさだけの光」
「慈悲の光」でも ある。
あの時は「そういうもの」
「それでもいい」とも思っていたけれど。
結果から言えば
私は「世界を見たいと思って」、「出てきて」「その反対側を 得て」「もっと強くなった」んだ。
遠くで 段々と 消えてゆく光達を
感じ
「そういうものなのだ」、そう 思っていた自分を
また 遠くに 視る。
そう「それはそれでよかった」し、それもまた真理で事実なのだけれど
きっと 「本当のわたし」が求めていたのは「もっと高い私」で
それが「光の創世神話をやる私」、なのだ。
「 ふぅむ。 だから 結局、結果オーライで 。 「完全性」? それって 「まるっとひとつ」、 かな? 」
それはきっと「そうでも」ある。
確かに 新しく「成ったもの」は。
視れば 視る ほど
「それが 私の欲しかったもの」
「それがあれば 消えない」
「白だけでなく 黒も必要」
「拡大」「回転」「反対側」
そう
「超えて あるもの」
「裏表ないもの」
それであり
だからこその「今」「この私」で
「そうである」こと
その「繋がりある着地点」、それに相当する部分だ。
「 ぅぅむ。 」
その 「なかで 展開する 景色」
その「広大な構図」に
美しさと畏敬の念を感じながらも
まだ視えない「先の道」に つい 声が漏れる。
そう いつもの様に
ピタピタと嵌ってきたピースであるけれど
私はそれを「自分がどの様に使うのか」、そこがまだ視えてはいない。
「 ふぅむ。 それも また 。」
待つ いや
育てる 成る、 のか。
確かにそれは 「まだ」な だけで。
"いずれ 必ず 成るもの"
だから
ひとつ 深呼吸し 立ち上がって「ぐっと」伸びをして。
その成功した
「祈りだけを見つめる」「自分のなかみに浸る」という「育成方法」を。
きちんと 意識して
続けていくことに したので ある。
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