1,458 / 1,751
11の扉 神である ために
同じ ひかり
しおりを挟む浄め
浄
潔
赤
青
白
白金
閃光
黄緑
煌
浄化の 焔
火花
散
橙
紅
赤
金 羽
取り巻く ひかり
舞い散る 無数の 輝かしい いろ
それは 火花なのか
焔なのか
羽根か
反射の煌めきか 。
無数の 粒子
その 軌跡
「知っている いろ」
「いろんな 色」
「様々な わたし」
「経験」
「体験」
「物語」
「歴史」
「今の私の体に 含まれる いろ」
「これまでの私で ある いろ」
その 「すべての 物語」
それを浄めてゆくこと
清められているわたし
高 低
上 下
「高さの違う 光同士が」
「干渉し合い」
「触れ 合い」
「融け 合い」
「混じり」
「反応 し」
「変容し」
「刺激し合って」
「描く」
「軌跡」
ひかり の 筋
縁
糸
繋がり
関係
流れ
導かれ ある
この 「ぜんぶで 上がる」と いう 「行程」。
「光の虚空」とも
「青紫の部屋」とも違う
この 久しぶりの「不死鳥の部屋」
「焔に包まれ」「取り囲まれ」「すべてが」
「融け合う」場
「舞い」「踊り」「浄められ」
「すべてが 塗り替えられ」
「より 高い光に なり」
「再生する」、 その 「変容の 場所」。
「素」である 「じぶん」という「核」の美しさ
ミクロ
粒子
「ぜんぶの中にある 極小の点」
「存在」
「魂」
「意識」
「充満」
「すべては 同じ」
「ひとつ」
「持つ いろ」
「光を降らせる」「行為」
「糸を垂らす」 「流れ」
その「すべての繋がり」と 「関係性」
「まるっとぜんぶで ひとつ」の 真意 。
その 「言葉」の 見え方
それぞれが受け取れる色の量
その違いを知った今「言葉」に意味は無いと思う気持ちの反面
「ことば」にして「伝えたい」と「思う」、
「私の思い」。
それ が 「ひとである 由縁」か
そうも思いながら次々と「生まれては消えてゆく」「色」「澱」「思い」「なかみ」、その美しく煌めく様を見ながら
「これで良かったんだ」と 落ちてくる その「納得感」
"ここ で しか"
"決 して 味わえ ない"
"唯一無二"
"特別 な"
"自分の 反対側 で ある この 焔" 。
それから 齎される 安心感
絶対感
なによりも「わたしに落ちる」、その いろ
沁み込み 融け合う
圧倒的な 熱量 。
ただただ その圧倒的な熱が
気持ち良くて
心地良くて
「自分と 彼の境目」、それが
「こうも混じり合えるのか」と。
何処か 他人事のように 。
自分が 意識の隅で 感じているのが わかる。
そうして
鮮やかに 塗り変わりながら
繰り返される その「行程」
それはきっと 私が「わかるまで」
「刻まれ」「融かされ」「再生される」、その「繰り返し」の 流れで
そう「~してもらう」、その意識があった
この「金色の焔で焼かれる」と いう
「行程」だけれど
それは「すべての光」が望んだ 「私の最短距離」で あり
私は「それを利用できる」からして やらないことは 不可能だ。
そうなんだ
「自分の中の 重さ」に引き摺られて。
「できるのに やらない」
それは 散々苦い思いをしながらも止められず繰り返してきた「古い所業」、それ そのものだと。
心底
わかったからで ある。
「よく、出来たのではないか?」
そんな風に
「人間ぽく」慰めてくれるこの人を
まじまじと見つめ 味わいながら。
だが それに
「偽りなど含まれるはずもない」、それも
わかっている私は
自分の中にあった「違うもの」、その「分離感」「縮小の方向」を ひたすらポイポイと捨て続けて。
一旦 すっきりとした 自分のなかみを
ぐるりと浚い
とりあえずは 一息吐いて。
久しぶりの金色を 堪能していた。
「鏡の 様に」「クリアに すべてを映す」
「金色の 瞳」 「反対側の 私」
その
「実際 自分の反対側にある 映しあるもの」を
正面に して 。
「 うぅむ。 」
つい 唸ってしまう自分をまた眺めながらも
くるくると回り始めたカケラ達を 同時に眺める。
そう 「記憶を記録にする」って
「どうやるんだろう」って。
考えていたけれど
それはやはり「そうじゃなくて」。
「そう、吾輩を利用すれば良い。」
「言い方 。」
「だが、そうでもあろう?」
「 まあ うん。」
そうなんだ それは。
「より 高い方を見る」それと同じで
「より高い光を取り入れること」
それが 私の場合は「この色の助けを借りる」
それだったけれど。
やはり
「方法を考える」や「変える方法を探す」、その行為自体は「下を見ている」「戻る」に 近い。
「 。」
そんな ことを 考えながら。
「そんなことを考えていること」も まるっとわかった金の瞳をじっと見つめあると、なんだか自分がぐるぐると考えることはやはり「意味のないこと」
それを実感せざるを得ない。
だから私は。
やはり「上を」視て あればいいし
その為に使えるものはなんでも使っていいし
ある意味「この人」は
あの時黎が降ろしてくれた あの銀色の光に近い。
まあ 「あの時の大分高い光」だから
「同じ」か
「もっと高い」のかも 知れないけれど。
「 実際問題。 どう なんだろうな 。」
そう、「思った 瞬間」
私の中のみんなが 震え出して。
その「代わりの様に」、正面の瞳がまた ぐっと近づき畳み掛けて くる。
「言うて、請うたのはお前だろう?して、その「全てを決めた」のはお前だろうし、その時点で全てはどうにでも、なる。」
「 ふぐっ 」
確かに 私は 「みんな」に
「請うた」んだ。
「受け取る」と
「現す」と
だから 「共にやろう」と。
だから か。
そう
急速に落ちてくる「納得感」
「なんで」「成る程」「それで良かったんだ」の
ワンセット
それにダメ押しのように
殊更に 強い 瞳で。
そう 言われてしまった ならば
もう 私の「言うことば」は ない。
「然らば。」
ぐっと 黙り込んだ私を
ぐっと抱き寄せて。
久しぶりの 温もりに「融け込む前に」、その感触を確かめたかったけれど。
「それ」は 存外 「普通」
だけども「それ以上に」、「ひかり」が 入って きて。
? ? ? ?
謎に 混乱した私は
なにしろ「抵抗」を諦めて。
「あとで」 そう 思いつつも
心地良い渦の中へ 飛び込んで行ったので ある。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。

裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる