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11の扉 神である ために

せかいの 言いたいこと 2

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「なるほど、やっぱり。 また 少し「世界側」へ ずれていたんだ。」

  自分の中へ

 「青を充満させて」、暫く。



 はっきりと 観えてきた「ずれている 位置」

それは 表現が難しいけれど
 「広場にあった私」と
 「本来の私の新しい位置」「基点」のを 表していて。


 私は「私の為に その役をやってくれている」
そう思って処理したけれど
 だけど本当は 
 それは「役を」のではなくて。

  「同じ場」に在れば
  「それは そう」なのだけど

今 私に提示されているのは「もっと外側からの視点」だ。


 それは「目の前に展開しているけれど」
  「みんなの今」では なく
 言ってみれば「中身のない 映像」


 だから 私が使う視点は「今 そこ?」と
  それを「感じる」「処理する」視点じゃなくて

 その人の「そうある地点その時」を「私が外から観ているだけ」

そう
それは。
   
   今
 なのだ。


 「まだそこなの?」
 「変わらない」
 「世界は 」
 「未だに」、その「私」に。

  「せかい」が 「読み取れ」と

   「私の為だけに 展開している」のだ。




「   と いう  ことは。?」

そう
 「時間というもの」は 全く 関係 ない。

  
   すべては 

  せかいの中に 点在している 「瞬間」で

   それは「せかいによって」

 「その時々」「私にとっての最善」が組まれ

  「目の前に提示される」「変わりうるもの」


そう
 「あの予言」と同じで。

それは 万華鏡の様なもので
 様々な光の最善を 変幻自在に組んであるのが せかい

だから私が自分の場を 移して
 「無限」へ出ているならば 
適用するのは
 「同じ場の 高い視点」ではなく
 「違う場である」なのだ。

 だから 「時間」も「位置」も
     「上下」も関係なくて
そもそも「比べるという視点」、それがずれている。

私には既に「位置上下」も「時間」も"ない"んだ。

 
 だからこそ「視える」「高い広い場所」から
 「全体を俯瞰する必要が ある」。



「   ふぅむ。」


 そして
言い替えると それは
「私の仕事」の一部である 「翻訳」を
もっと 高度にしていくことでも ある。


「  成る程 確かに。 は やらなきゃ、  ならなきゃ? わからないな。」

 実感として そう 深く思う
 「そのこと位置の違い

眼を慣らさねば私も直ぐにまた 混乱しそうである。
 

一旦 深呼吸して。

 自分の中へ展開している
 「新しい いろ」「カケラ」

それを明晰君に任せ 並ばせながら 
 かたち創られてゆく その 様を見守る。


  「せかいが提示してある 現実映像

  そこから読み解く「せかいが私に書かせたいこと」

 それぞれの光がそれぞれの体験をしている「事柄」
それを描くのはもう終わりで
 私が描くのは「その先」、「今 それを観ている理由」だ。


それは 。

 「本を書く時 作者がなにを言いたいのか」
 それに似ていて

 「何故 今 「その地点」が目の前に展開されているのか」
 「伏線」
 「象徴」
 「記号」
 「色」
 「イメージ」
 「出来事からの 考察」
 「学び」
 「私が気付くべき点は どこか」
 「それをし」

 「私は「読み手」で あるからして
  
  
  
 「そこから なにを導き出し」
     「なにを 得るのか」。


そう
「澱を降ろし いろを回収する」、その行程を
 越境した私がやること
 それは

 「展開している物語ストーリーの要点」
 「概要」「作者せかいのいいたいこと」
それを読み翻訳し
 「そこから学べる 点」
  「すべてに生かせること」
 それを「創世神話に組み込み 光の道標とすること」。


  
   そう
  "「色」「澱」「感情」は 

 「辞書として」で いい。


私が 世界を眺めやるべきことは「本当に ただ 観て」。

 その「何故」を描き
 始まりの「崩壊から再生」その理由を明示して。

 「世界」から「光の創世神話」へ移行し
 今
 「創世する地点」そこを描く
   それだ。


だから「流れ」も それと同じで。

 「外」「誰か」を待っていても
絶対に始まらない「わたしのせかい」

 それは「世界に まだないもの」だから
 「私が描くことでしか始まらない」のだ。


 そう「ヒント」を 探ろうとしていたけど
 「それヒント」は世界に落ちていなくて
 言うなれば「せかい」にしか ない。



「   ああ 。 この頃、「第四形態」なんだ。」

 そう
私の今「いるべき位置」
 
 それは無限が蔓延る「変幻自在のせかい」
 
   「可能性の場」「なにもない」

   「ゼロの場」それで。


きっと 今

 そこに 「わかるまで」

  「視えるまで」「ただ ある」

 それを
せかいが私に「それ」を展開するのが わかる。


そう やっぱり 「任せておけばいい」んだ。

だけど「そのコツ」が掴めないと 直ぐに「世界」へ視点がずれるし
 そもそも「自分の光の基盤」がしっかりしていないと
それはできない。


  せかいに「不可能できない」は ないけれど

  「光の基盤」を創っていなければ。

それは「できない無理」なのではなく
 「できない成らない」のだ。


「    ふぅむ。  確かに「なんにもないところ」を視続けるのは 難しいもんな 。」

それは。
 この「裏側に慣れ親しんだ私にとっても」難しいのだから
そもそも「表の住人」には なかなか理解できない部分だろう。


「  まあ。 だからのここ、で 今そうなのだけど。 てか、これって でも。」


  一周 くるりと回って おもうこと

 それは
やはり すべてを「せかい視点」から観れば。

 
  それも これも

    あれも   どれも

 「私の為に展開してある映像」だからして

「ほんとう」は 
 みんなすべてが私より先に行っていて
 私を見守り 光を送ってあり
 私は調子に乗ったり 落ち込んだり
  ぐるぐる回ったりしながらも
 みんなからのカケラを受け取り 拡大しながら進む光
   そのもの で

 目を 瞑れば「せかいが微笑んである」
 
 「すべてはまるっと」「ぜんぶの なか」で。



「 だから結局。 みんな同じってことか。」

 そういうことなので ある。


そうして 気の済んだ私は
 ストンと石垣から降りて。

「結局。 やっぱり「ぜんぶが夢」なのかも ね?」

 そう 言いながらも ルンルンと

  スキップで 坂を下って行ったのだ。


 









 
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