透明の「扉」を開けて

美黎

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11の扉 神である ために

自分の 場所

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 「自分の 場所存在」「いろ」

 それは 
私達が思っているよりも とても重要なもので

 「絵を描く人」なら わかると思うけれど。


「一見 見えない色」
「下塗り」
「溶け込んである色」

 その「働き」「スパイス」
  それが在ることにより 「生まれる 深み」。


それは「全体すべて」を 創る上で
 なくてはならないもの であり
もし 無ければ
 「間の抜けた」「気の抜けた」ものに なること


 そう その「間」「気」

それも「見えない」けれど。

 「ない」と「存在できない」重要なもので

この「自分わたし」との「繋がり」を感じざるを得ない もので ある。





「     ふぅむ。」

 して。

なんで その「場所」の ことが
 浮かんできたのかと 思っていたけれど。


「   うーん   まあ  そうね。」

 ぐるり 「今 自分が一度俯瞰してある」ことを 思い出して
改めて 眺める。


 多分
 いや きっと
 かなり
 ふむ。

整理がついて 見易くなった本棚の並びと 
 調整された 「中身」の具合

 その「これまでの 数多の物語」

その膨大な「量」を眼に映して
 「ああ これは 
 そうも 思う。


 「何故 生まれる時に 忘れるのか」
 「いや 生きている時でも 覚えていない」
 「なら そういうものか」
 「人間ひととは 」
 「私達 とは」

そんなことも くるくると回しながら。

 改めて観る ここの景色は徐々に 
深みを増してきているし 
より「遠く高くが視えそう」、その感覚も強くなってきて いる。


「 しかし。 まあ、沢山 「やってきた」よね。」

その 「無数の美しい光」を 観ながら。

 「配置」「位置」「場所」「役割」
そんな「自分の位置」をくるくると回しつつ
「世界」では 「自分の位置が曖昧」だから
「立てない」「自信がない」「不足感がある」
 でも、「だからドラマができる」
その「よくできた構図」に感心する 自分をも眺める。



「   ふぅむ。   でも、そう 光の創世神話 ね。」

そう だけど
 光の創世神話には。

 「自分の場所」が わからないと

 「嵌れない」「編み込まれない」「登場できない」。



「   登場する、って 言うと。 なんか 言葉が違っちゃうけど まあ うん。」

 そう「融け込む」方が 近い。

他所から来る」のではなく
「共にある」「沁み込む」「ひとつ」
その感覚で存在する 光の創世神話

 それは「階数がちがう場所」の様なもので
 「移動しないと 見えない」もの

 それは そう、「自分がなにであるか」がわからないと
 きっと「入ろう参加しようと思えない 場所」でも ある。


「   なんだろうな。 寧ろ「行方不明」。」

そう 自分でも なんと表していいか
 よくわからないけど。
 
 「自分が信頼できない」と
 「入れない」し
 「入らない」
そんな場なのだ そこは。


「  まあ 「気まずい」し 「居心地悪い」だろうしな。 」

 
 ずっと前にも思った「自分が信用できないから
  他人も信用できない」
 その「構図」がチラリと浮かんで ひとり納得し

そうも思いながら また
 暫くボーっと する。


  ああ でも それに。

 「その境界に在る」のが

        「私だから」な


そんな風に 「カケラが浮かんだ」自分を 眼で 意識しながら。

 それについて「浮かんでこない 疑問」

    「回らない カケラ」「フワフワ達」


それも 加味して。


 なにか また 「新しいもの」が 来たぞ

その「気配」を捉えた私の真ん中は とりあえずそっと 目を閉じた。


 そう 「早いよ」、と。
頭の部分が 言っていたからで ある。





















「     「役割」、 かぁ 。」


  "自分がそこに しっかりと嵌る こと"で。


 「惹き寄せられる 光」
 「創られてゆく 基盤」
 「誰も 何もが ありのまま」
 「安心 安全で 在れる 場所」
 「調和」
 「和」「輪」「環」
 「なにもが 還り」
 「なにをも 生み出す 場所」


    空間

           次元


   物語ストーリー


      新しい世界

            せかい



その「創造の基盤」で 「在る」こと 。


 暫く じっとずっと

 「全体像」という ことばを 俯瞰し
この青紫と馴染んでいると 私の中にはそんな「風景」が 浮かんで くる。



   「すべて」


    「全体」の中の 「一部分」


  「点」
       「位置」

              「場所」


    「持ち場」


 その 中での「ぴったりと嵌る 自分の場所」。


その「」が ぼんやりと視えて あるんだ。

 それは まだ「はっきりとは見えない」けれど。


 その 「真ん中」「基盤」

  「存在 で あること」


その ばっくりとした「私というもの」、それを的確に表せることばを まだ私は視ていない。


「  だから うん  もう少し  。」

 そう
 「すべての位置」は 「決まっているもの」でもあるが
それは勿論 「自分で決めたもの」で あり
 だからこそ「自分というもの」がわからねば
その「場」には嵌れない。

これまで なんとなくでも「細かく」、自分のことを確かめてきたが
ここに来て「より 深くなるなかみ」
     「拡がった詳細」
 それを「観る」のが 今 なんだろう。


だから その 諸々の全てを加味して
 「光の創世神話」、それが なんなのか
 結局 私は なにを するのか
 「そこ」へ 行って。

 どう 「在る」のか 。


「   ふむ。 それを 視る。」


それは 待てば視えるのもわかるし
お茶でも飲んで リラックスしてあるのが一番いいし
 なにしろ私は「新しい段階」を徐々に馴染ませ
 取り込んでゆかねばならない。


 そう きっと 「外側のせかい」は
  
  「ここ青紫」よりもっと

 粒子は細かく
 しかし光は 濃く
 密度は薄いが 「情報量としては多い」、そんな感じの光なのだ。

だから それをじっと 「感じられる様に」。

 再び
自分の中を静かにして ボーっとしていたんだ。






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