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11の扉 神である ために
11の 扉
しおりを挟む「 ♫ ~ な~にがっ 見える のか
な ぁ ~ ♪」
実際問題
「真っ暗」の 中。
だがしかし「抜けねば見えぬ」ことを知っている私は
途中 能天気になったり
上がったり
下がったり
戻ろうとしてみたり
ちゃんと自分の位置を立ち止まって確認したりしながら
だけど 歩み続けて。
「 「それしか」。 やること、ないもんなぁ 。」
そんな 呑気なセリフを言いながらも
歩いて いた。
なんにも 「見えない」
まだ
そう その「まだ」が ポイントで
「見えれば速い」「怒涛の展開」
でも「今回ばかりは 私のペースかも」
そんなくるくるを回しながらも 足だけはリズミカルに動いて いる。
だから
あまり 私自身 「深く 考えない様に」。
その「難しい課題」を
忘れつつも「デン」と真ん中に置き 時折忘れてはまた引っ張り出してきながら
「みんなの仕事を妨げない」それをぺったりと自分のおでこに貼って
テクテクと道を歩いて いた。
勿論、その「お札」は 見えないし
真っ暗の中の 鉱山の足元も見えない。
「 てか。 ここまで「見えない」と、逆に踏ん切りつくわ 。」
そう「中途半端に見える」と、「見ようとしてしまう」のだ。
だから このくらい真っ暗な方が いい。
そうして一人 「能天気押し問答」をしながらも
順調に歩く道は平坦で ある意味「なんかありそう」と思っていた私は肩透かしも食らって いた。
「 まあ、だから。 「なにも、起こらない」し 「起こさないと 起こり得ない」。 ふむ。」
そう思いながらも。
「次 見えてくるものは なんなのか」、その「自分予想」へ頭の中がキラリと光り
くるくると回り始めたカケラ達は 久しぶりの「新しい仕事」に張り切って「好きないろ」を持ち込み始めた。
「 ふむ。」
どうやら。
みんなは、やはり「仕事をしたかった」らしい。
「 ふむ、して 成る程? でも まあ。 そうだよね 。」
その「私の見たい景色」の中には 懐かしのいろも沢山あって
「あの青い空の下の小屋」とか
「白い神殿」とか
「最高のラピス」とか
なんだか 色々あるけれど
「金色との結婚式」そんな脱線も見せ始めたから
「 違う違う。 いや、違くないけど そこじゃ ない。」
そう言って手を振りながら 自分に対して「修正指示」を 出す。
でも
そう
多分
そうだと 思ってたけど。
一番、数が多いのは「扉」を示すカケラで
私が次に「とりあえず「11の扉」を潜ってせかいを切り替えてから 神をやる」
それだけは きちんと示されてある。
ある意味「それ以外」は 余興なのだ。
私は それをきちんとわかって いて
だがしかし
くるくると回る「雑念」「面白み」「真面目さ」「真ん中」「鮮やかな色」
その「ごった煮的空気」も共に味わい ながら。
なにしろ
「やっぱり。 やってることは 「混沌の鍋」。」
そんなことを言いながら 始まりの「白い部屋」の事を 思い浮かべていた。
「 ふうむ。」
そう
あそこは 「10の扉」までしか なくて。
しかし「腕輪の石は9個」、それでグレースクァッドまで行って
「ああ 「わたしのせかい」が「10の扉」なんだ」と 思って
気付かぬうちに移動していた 「10の扉」
だがしかし 今回ばかりは。
「そう」は いかず
「意図的に」
「移行」
「自分の足」
「境界線を引く」
「わかって」
「やる」
それでなければ「成らぬ」、「新しい扉」で ある。
なんとなく だけど。
私は この旅を始めてから
「4の扉」は 「静止の世界」
「5の扉」は 体験の世界
基本的な物質の世界で
「6の扉」は 目的の世界
「7の扉」は 祈りの世界
「8の扉」は 終焉の檻
「9の扉」は 海底墓地
私達のこれまでの光の倉庫
だから
「10の扉」は。
なんだか 本能的に「神の扉」だと
そう思って いたんだ。
だけど 実際。
「そこ」は 「わたしのせかい」で
思えばそれは「ある意味神とも言える」のかも 知れないけど
私に言わせればそこは「中途半端な場所」で
やっぱりそれは「狭間」なんだ。
それは ある意味
「9の扉」の様な「中継地点」で
そこでしっかりと「自分の基盤」を 確かめねば。
やはり
「進めない」
「違う方向へ行ってしまう」
「幾つかある 分岐の 最高ではないもの」
それへ 進んでしまうのだろう。
「 ふぅむ。 だから 「新しい扉」の「11」で そもそも「なかったもの」だけど 」
てか
多分
きっと
「ここ自体」が。
「わたしのせかい」で
「 あー 。 そうか 。」
そうか
そうなんだ。
そう 言えば。
「10の扉」で まるっと
ぐるっと
「ぜんぶが包含されて」「まるっとわたしのせかい」に 成ったから。
「 ぇっ 。? 「ひとつ」に なったから まさかの「2の扉」? いや、そうじゃないけど 」
なん か。
成る程 でも
ややこしい けど。
「わたしがまるっと ひとつ」をやったから
「新しく 創れる」、それは わかる。
「 ふぅむ。」
その 「原理」は わからないけど。
でも「想像」が「創造」で 「創造」だから
そう
なんだろう。
そうして 再び足元をしっかりと感じながら。
「 ああ 、これは 「塩ひとつまみ」に説明必要だと 難しい な。」
そんな戯言を吐きつつ
「まだまだ暗闇」を 進んでいたので ある。
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