1,398 / 1,483
10の扉 わたしの せかい
閑話
しおりを挟む流れる 時を
ただ 見つめる
ただ 流れる
ただ 泳ぎ
ただ 息を吸って 吐いて
ただ 「必要」を取り入れ
「不用」を 棄て
ただ
ただ
「なんのために」も
「どうして」も
「何故」も なく
「存在する」ということ
私に 「ある」「理由」と 言えば
それは 「すべてにとっての最善だから」
それしか ないこと。
そうして。
暫く じっとずっと
「世界」を眺め
流れ
せかいと共に あったけれど
みんなは常に優しく私を包んであるが
やはり 「みんなが私に言っていること」
それは 変わっていなかった。
そう
「私の場所」
それは 。
「もう ここではない」と
「移動」「境界線」
「神をやる為の 場所」
「準備」
「人として神をやるならば移行せよ」
そう 言っているのが はっきりと聴こえてきた。
いや
「聴こえては」いたんだろう。
でも。
私の どこか
なにか
いろんなことが まだ「深く」に落ち切っていなくて
それが 「どうなるのか」
「なんなのか」
「その 意味するところはなんなのか」
それが わからなかったんだ。
でも 今なら わかる。
もう「違う」ということ
「同じ場所」に立って「神はできない」ということ
そもそも「発することば」
「発する空気」
「発する粒子」からして違っていて
「私はもう世界の住人ではない」のだ。
でも その「区切り」「区別」が
つけられなかった
いや
つけるのに時間が必要だったのだろう。
そう
きちんとわからねば。
それも
どれも
なにも
意味なんてないからだ。
だから。
ここからまた しっかりと「新しい焔」を
燈して。
真っ直ぐに 進んで行こうと 思う。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる