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10の扉 わたしの せかい

ゼロであるということ

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 「ゼロ」である と いうこととは。


 「なに」でもない
 「どこ」でもなく
 「なん」でもない

「内でも 外でもなく」
「無」
「空」
「0」であること


よって

「ただ 観て 在るもの」

「言おう」とか
「聞こう」とか
「見よう」とか
「感じよう」とか
それもなくて
ただ「存在している」もの。


だから そもそも「持っている」も「発する」も「ずれる」もなくて
敢えて言うなら
 「世界を興味深く見つめて在るもの」それだ。


 ある意味 「せかい」は なんだろう。

せかいは 「わたしと響き合う」ことはあっても
 「こうしろ」「ああしろ」とは 言わない。


ただ その「流れ」で 「方向性を示してある」だけで
せかいはなにをも受け入れただ 優しくそこに 在る。


そう それが「存在の状態」だ。


だから。

 私は 「それを やる」

ポイントは そこで 
それにはやはり
「練習」と 「なにを見ても 流す」「流せる」こと

 それこそ「息を吸う様に」を超えた

  「生きている」のと同じレベルで。


「それ」が できねば 成らぬのだろう。





「   ふむ。  さて  して。」

そう しかし。

 「それ」が 「どう やるのか」
その「考える」は 要らなくて
とりあえずやってみる、答えはそこにしかない。

だから
なにしろ
その「了承自分からの許可」が 来るまで。

「それ」を やってみることに したのである。








「  綺麗だ ねぇ  。」

 花達

   木々  

     水の流れ

  空の青


なにを 見ても 響くけれど
それはゼロでも在ることで
 「流す」のは「世界のこと」
その中にある「澱色のもの」だけだ。


「  多分 これが。 「本当に生きる」って ことなんだろうな。」

 そうも 思う 「素直に感じること」

そう
それは「何色も着いていない感情」で
 「ただ 素直な表現」
「判断のなく」「真っ新」それで あるものだ。


混乱しがちだけれど
 「ゼロ」とは 「思ってはいけない」
 そうではなくて。

「わたしそのものであること」、だから 「何色も着いていないわたし」ならば よい。

そして
 私は「名もなき光」「みんなと同じ」「代弁者」だと
 思っていたけど。

きっと
 それも 違っていて みんな名もなき光はなにも「思っては」いないし
 ただ 優しくそこに在るだけだ。

 あの 「伝えてくれた ゆめのみんな
  それの様に。

「なにいろでもない それそのもの」
 ただ それぞれの名もなき光達が 
    それぞれの「真っ新」で 在るだけであり

 私はそれを 「体現するかたちにする
 
そういうこと なのだろう。




   その「ゼロの 自分であること」


きっと これは
「ただ 赤子の様に素直に」と 言われてできる様なものではなく
やはり
ひとり 一人が。

どんな 事でも 
「納得するまで やって よくて」
「納得するまで やれば よくて」
 」のだから
それをやらねば 終わらないし
        終われぬのだ。


 「欲しいもの」を 充分納得するまで得て
 「それを全て失い」
 「意味なんてなかった」と 思い
 「絶望」して
だけど
 「やっぱり これで良かったんだ」と いう。

 「きちんと わたしは 得ていた」

その「感覚」「いろ」を 持って もの


 ああ やっぱり

   なんにもなくとも ぜんぶある んだって。


 だから
   「わかる」「わかれる理解できる

 それが
    その 瞬間 なんだろう。







 だから 本当は 。

   「みんな持ってる」んだ。



きっと 「何処かで」「経験した筈のそれ」

  「大切ないろ」

それは「外から」「どう言っても」「やっても」成る
ものではなく
 
 だからこそ

それをやる為に 「ゼロで在ること」。

そう 「それで ふるえる」それしかない。







 その「種火」であること
  「ところ」であること

 なにも全く ひとつも 保証できないけれど

 その「見えないもの」へ 向かう「勇気」

それを拡大できる 「質」であること。

 
それは 「ふるえ」「いろ」「優しさ」「共鳴」
そんな感じのことで
私がそれを「持つから」できること
 そうしてそれを「使う」と「そうある」と、
  からこそ

  できる
  成る
 「こと」でも ある。


そう「矢印の先」はいつだって重要だ。

 個々の 「その先」は わからぬとも
 わたしがそれで在れば 「成る」そのチカラ

  ふるえ エネルギーの質と せかいの協力。

そう これは「すべてとの共同創造」で
 そこに「みんなそれぞれ」が 組み込まれ 編み込まれてゆくのだ。


「  その 大きな 「渦」? 「起点」 「交点」  なんでもいいけど そこで
  その 「真ん中」で 回る 。」

 私の 役目。


それが
  「私にとっての ゼロであるということ」

 「今」「それをやる時」「その時」
 「準備してあれ」と いう
 みんなからの メッセージ

    それなんだろう きっと。






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