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10の扉 わたしの せかい

「出てきた」のではなく「ずれている」のでもなく「要練習」

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素材を 集めている時
広場で 座っている時
すれ違う 時
 世界に 時々 存在している 時。

 フワリと 私の中にある 澱

それを排し 排し続け
 それも大分上手くなってきたと思っていたけれど
先日 「終わりの景色」を 視てから。

 なんだか 「ドカン」と
久しぶりに大きな谷底に落ちて、下でぐるぐると回り続けていた 私

それも数時間程度で「抜けれた」けれど。

 「それ」が 「なんでなのか」。

私は また 
 考えなくともいいのに
 考えて いた。


 いや 「考える」というと 
少し違うかも知れない。

だって
それは
「なにかが違う」と 囁いてあるみんな光達からの声が聴こえるからで
 私のなかみも「  ?? なんで?」そう呟いている。


そう だから
 その「掛け違い」が なんなのかって。

ひとり ストレッチをしながら 考えていたんだ。




「   ふむ。 やはり 運動 までは行かないけれども 健康は大切。」

そんなことを呟きつつも、身体に感謝を伝えながら伸ばし
 基本的には「カタイ」、自分の身体を順に 伸ばしてゆく。

 スポーツは あまりしないけれど。

「歩く」、他に何かしようと思い付いた時
やはり身体が硬いよりは柔らかい方がいいと感じて ストレッチを始めたのだ。

そうしてやはり、暫く続けていると なんだか調子が良い気がする。


 だから 今日も ぐるぐると
 「おかしな軌道」のカケラ達を眺めながら

 「さて 絡まりはどこだ」

そんなことを考えつつ、身体を伸ばしていたのだ。


思うに これは。

 やはり「わたしという神」を やる前の準備段階

そうは思うのだけれど でも「なにがが違う気がして」
 カケラ達の動きをじっと 自分の中で観察していた。


 昨日 今日と なんだか アップダウンのある私

それは 天気とか 気温とか
           自分の体の具合とか
そんなものかと思ったけれども 
「本質は光」、それを知った自分に「そう多大な」影響を与えるとも 思えない。

 そう 「流すのが」上手くなってきている筈なのだ。


   それにしては 「深い谷」

だからそれは「からだが」「ひかりが」、そのどちらかが どう、そんな問題でもない気がする。


だから その「私に対して流れあるエネルギー」
  「その 色」
 「なにが 気になるのか」
    「何故 こうも引っ掛かるのか」

 「流して終えば いいのだけれど」

 「また」「今」 「しつこく出てきた理由」

それは なんなのか。


そう それは「今 ここ」には無いのだから
 さっさと流せば いい
それはわかるのだけど
 「なんだか 違う」。


  その 「違和感」を  探って いる と。



  「排す」
        「流す」

   「繰り返す 澱」

     「わたしは ひかり」「せかい」


 「世界の 澱」 


    「ずれて いる」

   「体に 染み付いてあるから」

     「のは 仕方ない」

  「まだ 残って いたもの」

    「深くに ある もの」


  ふむ?


   だが   それは。


 「ほんとう」に  

  「深くにあったから 出てきた」ものなのか 。





  ふぅむ。


その 「見えない焦点」、だがしかし 「なにか」ある 

  「奥にあったもの」と「私がずれている」

 その点と 点の あいだ。




確かに。

私の「澱」は 排しても排し切れない程の深い谷にあるけれども
 なんか
 なにか。

 「それ」とは 違うんだ 何処か が。


「ずれているから」なのか
それはなんだろう、ずれているから「感じて」「気持ち悪い」のだから
それは そうなのだけど 
 なにが。
 そんなに 点滅して ある のだ ? ? ?




自分の中にある、その 「点と点の間」
 それを じっと 視る。

 なにかがわかりそうな 瞬間
 もやもやとした 「エネルギー」がある ところ
 
まだ「かたちになっていない」それはしかし
 「私が 今 気付くべき 点」を 現そうしている。



 あ
     うん     でも


   そう   か   ? ?




  もやもや フワフワ

  捕まえようとすれば 逃げる
その不可解なかたちをぐっと掴まえて 練り
「私の分かり易い形」それに ぐりぐりと仕上げてゆく。


「  ふぅむ?」

 それは。

見ると 「私の位置」を先ず示していて

 「そもそも思い悩んでいること」
 「対 世界に対して 反応してあること」
 「その 処し方」
 「新しい 段階」
 「神をやること」
 
それを 示してある。


「   ふ む?」

 確かに。

私は 「もう思い悩まなくとも いい」し
   「世界に反応しなくていい」。

だから 多分「新しい処し方」をしろということで
 それは「わたしが神」だから 必要なこと

そもそも「裏の神」をやるのにいちいち「世界に反応」していたら 成らない筈なのだ。


「   ふむ。」

 成る程 だから ?

  どこ が

    なに  が   ずれて ?


   ある  のだ  ?










「       あ ~~ ~~。 」

 これ か ?


そう それは。

 私が 陥りがちな 穴で
 とても 見え辛いもの
 視えないと 同時展開しないと わからない ものだ。


そうなんだ
 私は「肉体を持ってある限り 限りなく澱を排し続ける」。

だから 「深い所から出てきたんだ~」じゃ なくて。

 そもそもの「立ち位置」が 

  まだ 微妙にずれてるんだ

  「世界側」に。




「   ふむ。」

  なる  ほど。


そう それは。




  「澱はぶれない」

    「ずれずに 在る」それで

それはきっと「人の身を持ち 神をやること」
それと 同義だ。

それは 私のやる「役割の 要点」でもあって。

 「必ず 澱は持ち込まれる」
 「反応ではなく」「理由 でもなく」

 「


そう、その「何度も出てくる同じ色の澱」は
もう排したもので 且つみんなも持ってくる色
 だからそれにいちいち「理由付けする」のではなく
 「反応する」のではなくて。


 「私は何が来ても 笑って流せる」し
 「真ん中で 」のだ。

それは 「ひかりのわたし」の場合だと 思っていたけど
 それを「からだのわたし」でも ということ


逆に言えば「その位 精度を上げねば成れぬ」のだ。


 きっと 強烈な澱
     微細な澱
そのどちらもが「気を抜けば」、不意に隙を突いて入り込んでくる 「馴染んだ色」で

 
 それを。

だから、 息を吸う様に排すのだ。


「 寧ろ。「吸う 前」に排さないと 駄目だな 。」


 それは 言い換えれば。

 「例え なにを見ても」「ぶれない」「ずれない」ことで

私が「生きてるうちに神をやる」って そういうことだ。

だって 
そう
「世界」は いつだって 「存在してある」し
私もその「存在の一部」だから。

 そこ は 切っては離せないんだ。

からだを 持ってる うちは。



「 だから。 修行が ? 足りないって ことか。」

まあ 平たく言えば そうだろう。

 もっと ずっと

 自分が考えていたよりも もっともっと。


  "わたしは 世界を割り切る"

それが 必要 なんだ。


「   ふむ。」

それは「立ち位置を しっかりとわかる」とも同義で
「自覚」「境界線」「自由」
「新しい在り方の定着」
それを しっかりと「練習すること」
 それでも あるだろう。

 だから もう少し 自分に せかいに?

  任せて。
   
なにしろ焦らずに 準備した方が いい。


「  うむ。」

それなら、と すっきりくるりと回った 私は
 ポンとジャンプして
すっきりとしたあたまの中身を全部 落として。


「  そう、こんな感じに。 練習。自覚~ 自覚  」

そう 呟きながら 歩き出したので ある。




 







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