透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

存在の 状態2

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「三つ子の魂、百まで  」

 いや それは違うか ?

そう 思いながらも「結局私のやりたいことは 変わってない」
 改めてそれを感じて。

なんだか ほっとしていた。


「 うん。 でも そうなんだ。」

 結局私のなかみ 話が散らかるのは「私が全部だから」で
そもそもの「範囲が広い」のだ。

 その「狭間」「間」を自然にジャンプして
 縦横無尽に跳び
  「その時 好きなせかい」へ行っているのだから
話が散らかるのなんて当然だ。


「  だから みんな。 「意味がわからないことを言う人」とか「落ち着かない子供」を叱るのは よく観察してからにして欲しいわ。」

そんな独り言を言いながら。

 なにしろ 自分の中で
「纏ってきたけれど 引っ掛かってある」ポイントを 整理することにした。





「   ふむ。」

久しぶりに帰ってきた 魔女部屋にて、「紙とペン」を取り
「図」にして 「今の自分」を見易い様に纏めていく。


「  ここが   こう で  真ん中が「ゼロ」。 ふむ。 」

 やはり 夢でみんなは仕事をしてくれていて。


その「夢」は勿論 「寝ている時に見る夢」でもあるけれども
「裏側」は 常に存在してある「場」でもあるので
「起きている時」、つまり「いつでも私は同時常時展開」 それであるのだ。

 そんな
日々、瞬間瞬間「変化している私」に
 「自分を把握する時間」は 必ず必要である。


そうして 図にすると
かなり 纏ってきた感がある「わたしという神」

 だけど 気になるポイントがあって。

それは 森で光った「名もなき光」
 「代弁者」の辺りを回っていた光で
実は よく、見なくとも。

私は「自分が何故 それが気になるのか」、わかって いた。

 その「名もなき光」それを「代弁する」ということ
 その「行為」に含まれる「裏側の面」
 「暗い方の面」を。

 どう 「現してゆくか」

それが 「裏の神のポイント」、それだと 感じていたからで ある。



「    ふぅむ。 」

 短く息を吐き 腕組みをして。

ふと、気付いて胸を緩め 手を広げて深呼吸してから
再び「そのポイント」を眺める。


  そう 「神をやる」「反射する」

それはいいのだけれど「それをそのまま返す」、それならばあまり「意味がない」。

 いや 「ない」とは言わないけれど
私がやりたいのはじゃ ないんだ。


  「私が 名もなき光」を含む

それがここには 大きく関わる。

 だからそれを。

  安易に「利用し」「汚しては」ならないし
  成らないんだ。





「      ふぅむ。」


 自分も「それ名もなき光」であるから、その 思い

だからこそ「私にできる その役目の意味」は なにか。

 そこが 私が今 気になってある 焦点だ。


沢山の「声」を含むこと
聞かれなかった 思い 
歌いたかった 歌われない歌
成就できなかった こと
 「消えた 光」
 「昇った 祈り」
 「月まで届いた 想い」

 「」を。

 思い 続けて 
だが
 成らなかった 数多の 光。


それは きっと「どうしようもない思い」を抱え「裏の神へ 逢いにくる人々」に対して
 "私が どう 在るか"それで

  私がそこで「そう 在るべき姿」

それなんだと 思う。



 「狭間」で あり「間」

 「可能性」で あり
 「火を着ける」「燈」
 「原始」「始まりの場所」

 「なにもが 一度は 還る 再生の場所」。


私の図にある その「ことば」達は
 やはり「チカラを波及させる」もので
「ただ 映すだけ」ではないもの

その「真実のふるえ」であるからこそ、「伝わる なにか」それが 含まれてある。


  ふわり と なかに 視えてある

    優しい水の色  

「見えないなにか」に纏わりつく様にある それは
 私に「捉えて欲しい いろ」それを示して いる。

 そうして それは。

 裏の 神が「厳しい」だけではなく
  「熱さ」「焔」「情熱」だけでも なく
  「優しさ」「思い遣り」でもあること

 「名もなき光達が 示す 上がった後の なにか」

それであるのが 視える。



「    そう ね。」

 みんなは きっと。

その神の「厳しさ」や「峻厳」、その面も必要だけれど
「結局 自分達は どうなったのか」
「真実 なにで あるのか」
「何故 そうだったのか」
「必要」「学び」「そして 昇華」

その 「大切な部分」を 伝えてくれていて。


 だから こそ 感じる「大きな 愛」

「私達が まるっとひとつ」で「ぜんぶが 「必要」」
それが。

 沁みてくるんだ 深く。



「  そうね。   」

 私が ぐるり 書いた「絵面」もやはり

  真ん中に 軸 芯 ゼロの位置に自分があって
 その周りに散ってある ひかりみんな

  キーワード
  ポイント
  属性
  特性
  役目
  かたち

いろんな「ポイント」を繋ぐ 「光の道」
 それが 「円形」を 場として
 同時展開 常時展開 されてある図で。


 でも
結局「どれもが 自分わたし」だから 
 「整理する」とかじゃなくて「どれもを含んで全体わたし」「丸」「円」に なる。



「  かたちに すると。 明白、だな。」

 そう それは 
 「文字かたち」にすると「異なる」けれど
 その「いろ」「波長」はみんな おんなじ なんだ。


 色を 変えて 「書かれた 文字」

 その どれもに「透る」「同じ いろ」

   「どこまでも微細な ふるえ」

  「なにをも融かす 振動」

      「なんの」

   「誰にも」

        「すべてに」


   「含まれ ある 真ん中の ふるえ」 。





「    」

だから 結局
 みんな光達が 言いたいことも。

 私が やりたいことも
 「まるっとぜんぶが ひとつ」で「同じ」で。


 私はたまたま 「そこ」が自分の位置で
 「やるべき」「やりたい」「そうである」場所だけれど

みんながみんな「天 地 人」それぞれのその時
 その「最善である 今に 在る」のがベストで
 
 「まるっとぜんぶで 調和のせかいをやる」
私の目的でもあり 「光の創世神話の舞台」でも ある。


「   だから。 結局は「反射」。」

 そう を やって

 「返ってくる」のが ベスト最善最高で。


結局 「どこまで行っても 」な自分に
 安堵の溜息を吐いて ドサリとバーガンディーへ 雪崩れ込む。



 そうして 。

どう 廻って 巡って どれだけぐるぐるしても
 「結局そこへ返ってくる」、自分の「流れ」に 感心しながら。


 その 「大きな円」から 流れ出る 川

   流れ  
          進行

  それ そのものが 流れある 様子を。


 ただ じっと 自分の空間に 

   保持 していたんだ。










  
 












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