透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

朝の光

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  この頃 朝日を浴びていると

 よく 感じるんだ。


 私は 「受け取る 器」で

    「降ろす 者」


その 手を真っ直ぐに上げ 「繋がる」「ひかり

 今 その 最善最適が 自分に伝わりあること

それを 示していく
    やっていく
    実行するのが このの 役目だと。


 せかいが そう言うのが わかる 。



「驕らず」
「焦らず」
「軽やかに」
「敬意を持って」
「せかいと接する」
「存在のであること」。

多分
私は 今 初めて「私を疑わずに」存在できていて。


 ああしたい
 こうしたい
 こう すればいい
  そんな「目標」はあったし
 それが「自分にとって正しい」のもわかっていたけれど
「表と裏」がそれぞれずれて 繋がってなかったから。

 「絶対的な 自信」それが ずっと持てなかったんだ。




ずっと 「知っていた」
 「本心でなければ口にしてはいけない」こと
 「思いは 成る」こと
 
それはやはり本当真理
 だからこそ 未だ自分を認めきれていなかった私が。


「   やっと そう、今。 自分に 「納得できる」。」

それはまだ「完成形」を視ていない。


 だが「完璧」とも違うそれは
「なに」をすればいいのかは具体的にわからなくとも
「そう 在ればいい」のはわかるからある意味楽だ。

 「誰」にも「何」にも ならずに
 
  「ただ わたしであること」

それが私の求めていた本質だろうし
ここにきてやっとすっきりとしてきた真実、真理でも ある。


「   さて と。」

 それならば。

そうして気持ち良く 今日も沢山のカケラが満ちる 
 散策へ出掛けることにした。

 あれから チラチラと私の目の前を過ぎり始めた
  ヒント達

それがきっとまた。

 「顔を 出す」そんな予感 いや「お知らせ」が
来て いたからである。










 なんだか 。

   もの凄く  穏やか。

今の自分のなかみを表現すると
 正に そんな感じで
それを反映する様に青に浮かぶ雲は 薄らと儚げだけれど
柔らかく私を見守ってあるのが わかる。


  せかいの 響き

    すべての おと

    せかいに ある「存在達」

 そのすべてが私を受け入れ
 共に在り
 「次への手助け」をしてくれ
「みんなが創りたい ぜんぶ」
それを私にやらせようとしているのが わかる。


「   「やらせよう」、じゃ ないんだけど
。 なんだ 、でも 私は代弁者で当事者 その 「かたち創る役目」。 」

 そう
 だから。

日々 「待ち」の間
 食べるもの
 見るもの
 聴く おと
 在る 時間瞬間

その それぞれの精度と純度を上げて
 微細な澱を排し 
  躓き 学んで 落として
また更に浄まってきた 私のからだは 今「光の器」としてせかいに認められ あるのだ。

 それは勿論「わたしの背中はせかい」だからして
ある意味当然のことでもあるけれど
その「程度」「深度」が深まって。

 以前より 「わたしはせかい」

それが わかる。


「   こうやって。 近づいて いく。」

 うん。

そうして またタイミングよく吹いた冷たい風に
「ありがとう」と自分の中身を切り替えて
「見たいいろ」それをぐるりと浚いながら 更に森の奥へと進んで ゆく。


私が 出掛けられる場所でリフレッシュと言えば
やはり森で
「これから何処で神をやろうか」そう考えるとやはり「表」は 森なんだろう。

 そう アタリをつけながら
気の向くままに みんなが呼ぶ方向へ進んでゆく。

   みどりの 濃さ

  木々の 揺れ  風の流れ

    光の 方向

 木の葉の サクサク感

今は冬だろうけれど ラピスの森は茶と緑が半々で 
きっと真冬になっても「すべてが茶」になることはないと 分かる。


「針葉樹と 広葉樹 ふむ。 して おじいさん達は ふむ?」

そんなことも 呟きながら
 少し足取りが落ちたところで進行方向にある
「見たことのない石」が 目に入った。


 うん?  

   こんなの あったっけ ? ?

 でも これまでは草が伸びてて気付かなかった
 いや ふむ。

「  これって。 なんで、ここにあるんだろう? 「要石」かな ?」


  あ   
     それ かも。

 「ふいに 口にしたことば」

こんな 風に。


私にとってのカケラヒント
 「もの」として目の前に鎮座してあることもあれば
「それを見て」、自分が口にした「ことば」
若しくは引き寄せられてきた「イメージ」
その時々によって違う、もので

 見えるもの 見えないもの
 ものである
 いろである
 音  香り  雰囲気
  風
    通りすがりの会話

  並んで「様子」

そんな様々なカケラが自由に「私というスペース」を使い 「創られる」、そんな ヒントだ。


「   ふむ?」

今日 今
何気なく「見て 口したことば」

それが自分の中を検索する「ポイント」となり
 次々に関連する「私が思う 適切な仲間」
それが引き寄せられて くる。

   

 「塚」

      「要石」

  「動かしては いけないもの」

    「そこ に あるべき もの」

   「かたち」
          「物質」

   「地のもの」


       「なかみ」 「ひかり」

 「自由自在」
    
    「走り 流れる」

     「その を流れる ひかり」



自分の「なかみ」「光の部分」「裏側」、それがしっかりと調い上が見えてくるにつれて
共に引き上げられる、「からだ」その物質的部分が持つ「重み」が軽くなるのが わかる。

 そう 「だから わかる」こと

 私も今 「要石」になれること

きっと「自分物質的部分」が持つ役割、できることの中にある
 「」ということ。


 私達の細胞、その粒子にはきっと
無数の澱が染み付いていて それがなにをも「見え辛く」、してある。

だけど それを剥がしてゆけば
 それはそれは美しい「本来の姿」「あるべき かたち」それが出てきて 見えてきて
 だからこそ、んじゃないかと
 思うんだ。

 
   "私の場所は ここだ" って。


「ふむ。  」

大切なのは
 「一致感」
 「透り あること」
 「瞬間の粒子」
 その 「意味」を「知り」「意図して」「在ること」。


ことばにするのは 難しいけれど
 今 私の目の前にある「それ瞬間」を 眺めて。

 「見えない」、それを どう 現すのか

「探索のカケラ」を。

 跳ばして  いたんだ。






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