透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,369 / 1,700
10の扉 わたしの せかい

その 内容

しおりを挟む

「    なんだか 。」

そう
 「見えて」は きたのだけれど

 「なにか」が足りない感覚
まだ「下の方の部分」が ピタリと嵌ってなくて。

なんとなくだけど「踏み切れない」「踏み出せない」、この感覚は 以前から「足りないピース」を示す時に在るものなので よく、わかる。


「   しかし。   なにが ?」

 ふむ。


考えては みるのだけれど 
 きっと「考えてわかる」問題でもないし
きっとヒントはその辺に転がっている筈だ。

 
   何の気無しに 「目にした」いろ

  木々の枝ぶり
        葉の揺れ

    雲の流れ   水の いろ

 風の温度   吹く強さ

    
   惹かれる いろ

 私の「なかに 溜まってきている いろ」


その「生まれる前のモゾモゾ感」を 壊さぬ様
ぼんやりと浮かばせておいて
 なんとなく その「土台」であろう下方に視点をずらして いく。


「   ふむ。」

 多分 きっと。

私は その「表と裏の神」を
 それ即ち「せかいとの等価交換の内容」、
それがはっきりと視えていないのが すっきりしないんだ。


「 でも。  って、観えるんだろうか。」

 ぼんやりと 
 だが しっかり「表と裏を やった方がいい」とは示してある あたまスペース

 対して「真ん中ハート」は
 「もう少し要点を固めて」
 「自己満足に終わらぬ 交換を」
 「保証」「基盤」「焔の 先」

 
   あ   そうか。


「 なる  ほど ?」

チラリ ふらりと私の目の前を過ってあった
その「せかいの保証」「対価」「等価交換」
 私はそれをすることで「何を得て」
 せかいはどの様に 「最善で廻るのか」

その「意図」「意思」
 
  要するに「要の部分」の設定が 必要なんだ。



「  ふぅむ。」

そう 「私が一人で勝手にやる」なら、いい。

 だが 今回の仕事役割
 「他の光が 関わるもの」で私はその行動動きに対して
 "責任を持つもの"

 だから「自分の意図私の針の先」が
 きちんと「最善」へ向いていないと。

 「成らない」のだ。


あれも
それも
どれも
これも
 私という「存在」の意義

 「調和と平和のせかい」の基盤

そうなんだ
そもそも「神をやろう」という人間かたちの光の先がはっきりしていないなんて
 「在り得ない」んだ。


「     ふむ。 して 。 」

 それを どう する
いや どうするでなくやるのだけれど
多分 ここまで視えたからには明確に意図しやすいイメージ、「シンボル」がある筈なんだ。

 だからそれを。

とりあえず 緩りと放っておくことに した。


 「みんな 私が今欲しいいろは これだよ」
 
そう言っておけば。

 光の網の中のみんなそれぞれの神
 「最善を集めてくる」
それが わかっていたからで ある。








 私はみんなの集めてきたカケラひかり
  翻訳する


   洗い清め 磨き上げ

    最も美しいかたちにして 組み上げ

  それを「かたちにする」。


 それは わかって いるのだけれど。



多分 私が見たい焦点のいろは

「てか。 、なんなんだろう な 。」

 そう ポツリと呟いて
やや複雑さが増えたあたまを振り 余計なカケラをフルフルと 落とす。


確かに「わたしたちはひとつ」で「せかいはわたし」だし
それがわかると問題は無くなるし
 「調和と平和のせかい」は訪れる。

 でも
 しかし
 それは
 「個々の光の自由」
それでもあって、「いつ始めるのか」それは私が決める事でもないし
私は「ただ そこにそう存在したいだけ」なのだ。



「     ふむ ?」

 なんだか
ここにきて こんがらがった 私のあたま

しかし「神をやること」それ自体にブレやずれは無いし
すべての為にやった方がいいのは わかる。


  "わたしのやることは それ"

それは変わらず真ん中で光り 響き続けてある
大切な一部で
だがしかし自分の中で「ここが視えないと」、そう言っているもう一方の自分もあるのだ。



 見えなくとも 進んだ方がいい時
  視えないならば 進めない時


「 あ~  なるほど。」

その 「違い」がなんなのかと思っていたけど
これ」だ。

 「目」に 見えないならば 行けるけれど
 「眼」に 視えないならば進めないのだ。


「ま、  、だけど。」

確かに「眼に視えなくとも」進む人もいるだろうが
 私は進めない
というか「進まない」んだ。


「  成る程?」

それは 「可能性を練ってから進む」、自分の特性の様なもので
「意図する いろとかたち」が 全く無い見切り発車で作ったものが失敗する、自分の経験から導き出された ことでもある。

 私の場合は 「はっきりとイメージできた方が 」のだ。

その方が「強くなる」「仕上がりの明確さ」
その創造物「本来のチカラを発揮する」、そう言い換えてもいいだろう。


「 それに。「私が」、というより「今が」、そうなんだ 。」

 そう 「神というもの」
    「せかい」
    「存在」
    「あるということ」

 奥底の 「燈」であること
 その「本質」「個人の真実」「核の焔」。

それを点火し燃やし続ける為には
 「発するところ」、そこに ある「微妙に発せられている 真実のこえ」
それを練り上げ「的確に発する」、それ意図が 「必要」なんだ。


 まだ 「モヤモヤとした霧」
  それを練り上げ「焔の矢」にして
  「狙ったところ創りたいかたち」へ

確かに。
 「それ意図」は 必要 だ。


「   確かに。 モヤモヤしたままだと、。」
 
 そうなんだ
その すべての「発現」の土台である「」が 「そうあるべき姿」

だからそれが視えねば今は 進めない
 そういうことだろう。


「   ふむ。」

 でも ホントに
 それって。

  なに どこ   なんだろう なぁ 。


それを再び ジワリと光の網に伝えながら

 また ぐるぐるをポイと放り投げて。

  新しい 空気を吸う為

    ブラブラすることに したんだ。





しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

N -Revolution

フロイライン
ライト文芸
プロレスラーを目指す桐生珀は、何度も入門試験をクリアできず、ひょんな事からニューハーフプロレスの団体への参加を持ちかけられるが…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

皇帝はダメホストだった?!物の怪を巡る世界救済劇

ならる
ライト文芸
〇帝都最大の歓楽街に出没する、新皇帝そっくりの男――問い詰めると、その正体はかつて売上最低のダメホストだった。  山奥の里で育った羽漣。彼女の里は女しかおらず、羽漣が13歳になったある日、物の怪が湧き出る鬼門、そして世界の真実を聞かされることになる。一方、雷を操る異能の一族、雷光神社に生まれながらも、ある事件から家を飛び出した昴也。だが、新皇帝の背後に潜む陰謀と、それを追う少年との出会いが、彼を国家を揺るがす戦いへと引き込む――。  中世までは歴史が同じだったけれど、それ以降は武士と異能使いが共存する世界となって歴史がずれてしまい、物の怪がはびこるようになった日本、倭国での冒険譚。 ◯本小説は、部分的にOpen AI社によるツールであるChat GPTを使用して作成されています。 本小説は、OpenAI社による利用規約に遵守して作成されており、当該規約への違反行為はありません。 https://openai.com/ja-JP/policies/terms-of-use/ ◯本小説はカクヨムにも掲載予定ですが、主戦場はアルファポリスです。皆さんの応援が励みになります!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...