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10の扉 わたしの せかい
裏側の 神
しおりを挟む「純粋さ」の 履き違え
若くあること
何も知らないこと
美しくあること
処女性
「手つかず」で あること
だけど 「本当の純粋さ」とは そんなことではなくて。
圧倒的に 「透明」であること
「なに」でも なく
「どちら」でもないこと。
「形」 それを持つからには
私達は なにも 留まることのできない
「流れてある もの」で
「堰き止め」
「無理に維持し」
「成長せぬ」
「流れぬ」ことは 不自然で ある。
結果
それは澱み腐り その「外見だけを保つ」という「抵抗」は
「亀裂」と「分離」を 生み
「痛み」と「苦しみ」を 生み
沢山の「悲しみ」を 生み出した。
だが しかし
それを「なんとも思わぬ様 殺された心」
「消された 光」
「無視された 魂」
都合の良い時にだけ出てくる
「置き換えられた ハート」。
「美しいものだけに留めておきたい」
「綺麗なものだけ見ていたい」
その「美」の「なかみ」が ずれている 所為で。
真に
芯に
神に
「響かない」ハート
それまた「言葉」だけが 上滑りし
行き先が違っている所為で
どこまで突き詰めようとも 辿り着かない 「本当」
「本当のこと」は 「外側だけではない」から。
「表裏」くっ付けねば 「成らぬ」のだ。
ほんとうの
「ひとつ」に 成る
その為には「自分への旅」を 続け
深い 深い谷底へ 入って行かねば ならない。
そして 「破壊」「死」「絶望」と「諦め」
「全てもが 全く 意味を成さなかった」
それを知って 「ゼロ」を得て。
そこから また 始めるのだ。
そこを起点として また 見える 「違う景色」を 見る為に
立ち上がるしか ない。
そう そして
わたしは。
「そこ」に ある 焔
「揺れる あかり」
「場」であり
「空間」「次元」
「わたしのせかい」を 維持管理する もの
そして そこにある「焔」
「それそのもの」でも ある
「なにでもある ひかり」
ずっとずっと その「真っ暗な洞窟」を
ひとり歩く 「存在」の 「なかにある 光」
ただ 「相手」を 照らしてあるもの。
その 真っ暗な道の途中では 。
とめどなく湧き上がる「抵抗」「葛藤」「嘲り」「侮蔑」「軽視」「暴力」
沢山の 澱が投げつけられる だろう
「自分」という 「鏡」に向かって。
だが
しかし
それは 「必ず 尽きる」「終わる」
それを知っているから。
その 間
月まで 届く程の
糞ほどの 澱を浴びようが
やって みせよう
「裏側の 神」と いう ものを。
きっと「楽しい」だろう。
ぶつけ ぶつけられ
「同じものを同じ様に返す」
「反射」「鏡」
なんなら 「それ以上のもの」も 返せるけれど。
「如何に「相手」がそれを嫌がるか」
「一番されて嫌なことは なにか」
「自分が どれほど醜悪か」
それがわかっているから。
「できる」んだ それが
その
想像でも軽やかに展開する「裏側の神」
決して 「表で 語られることのない 真実」
「目を 背けたくなるどす黒い 澱」
それを含んだ「鏡」が 反射する
「汚れ」「燻み」「朽ちた」
「汚物」「腐敗物」「塵」
「感情」「思い」
「なにを」
「どれだけ」
「どんな汚いもの」で あったとしても
それは「ただの 澱」だから。
"真っ直ぐに それを 映す"
わたしの 眼には「ただの 事実」
それに過ぎない。
そう 今「ゼロの場」にある わたし
それは「なにをも含み」「しかしどちらでもない」私だから できるもの
寧ろ 「楽しめる」「適役」だ。
だって 「それ」は。
わたしにとっては ただの 「チカラ」
自分の場へ 戻して終えば
いい だけなのだから。
だから その対の 「表の神」と共に。
今 思い切り
その「適役」を やって みせるんだろう。
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