透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

上昇の 階段

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 なんか 「滝」が 見たいな。

そんな ことを 思いながら

 朝 錫杖を振り
 じぶんを 浄める時間
  
   部屋を浄め 香りを焚き

   祭壇を整え その日のカードを引いて。

 その「魔法」のデザイン紋様を読み
 自分に「生かし」
 一歩ずつを歩いて 日々を楽しむ こと 。


「 ふむ。」

  シャラリ と 。

 錫杖、所謂 魔法の杖を 真っ直ぐに天へ上げて。

 思い切り 腕を伸ばし 「真摯に祈るある」こと
そうすることは
 とても気持ちがいいし すべてがスッキリと浄まる日々の日課である。


 それはきっと「こころ」と「からだ」
  「なかみ」と「そとがわ」そのどちらもが浄化されるからで
  「 ただ くうであること」
 それが体現されてあると とんでもなく自分も、朝の儀式だ。

 
  どんなに 「違色」「ずれ」「暗闇」が
    多くとも
 その中にある「真の純粋な光」は 消えはしない。

 混沌の中
 混じり合う世界の中
 
  小さく だが キラリと光り

   どうしたって見逃せない、その光真実を 観て。

 私が あるのは ここ

そう思いながらも息を吸って 心地良い空気で満たされて いた。

 「場を 創り」「自ら 循環させる」

それは私の「朝の儀式自体」「空間」に含まれてある一つで
自分が意識せずに 行っていた「普通のこと」、それがまたここにきて「成ってある」それが。
 「それ自体が 祝福なのだ」と また気付いたからで ある。



そんな 日々を送りながらも
「内と外」「世界とせかい」、その乖離を見守る 日常。

結婚式を意外なかたちで終えた私は 
 とりあえず「自由」であれば「次が来る」ことも
知っていたから。
敢えて「何かする」ことはせずに 静かに日常を浄めて いた。




「   ああ でも  そうか。」

そうして自由に世界を彷徨く私に この頃
同じ様な色の「溜まってきた カケラ」が あることに 気が付いた。


 ぐるぐると回る、世界を観 
 静かに澱を降ろしてゆく
そんな 日々の中。

  「祈ること」
  
      「思うこと」 「願うこと」


  「こう なりたい」「したい」と 意図すること。


所謂「よく見る それ」が
どうして「成らない」のか わからなかったけど。

ある時
 観て いたら 。

  ポンと 降ってきたんだ。


その「行動」は 「口だけ」「言うだけ」
 若しくは「言ってることと やってること」が 違っていて。

 そもそも「エネルギー」と「行動」が
  ずれてあること

それを日常繰り返しているから そもそも「言葉発するチカラ」に エネルギーが込もらないこと
 その自体の チカラが 小さ過ぎること。

それは以前から思って 感じていた事でもあるが
ここにきてまた「眼」が変化したことで「一段高い私から観た 景色」が観えること
 事実 現実の「解像度」が 変わったこと。

そう
「次元」という「階層」にある 私達は
「自分という人間物質
「もの」「環境」「出来事」
その「見えるもの」と「見えないもの」、だがしかし「ここ物理次元で 起きていること」それに対する 理解、学びが足りないのだ。
 こんがらがっている と言ってもいいだろう。

 これまでずっと 「見えないものを蔑ろにしてきた」、その ツケを。
払う時が きているので ある。


「 そうね。」

視点を戻そう。

所謂 その「階層」の下方である私達の世界物理次元には 色々なものが存在しているが
 「現実」「現物」「物質」なにしろ「重いもの」を動かすには「強く太いチカラエネルギー」が必要だ。

 「思っているだけ」
 「祈っているだけ」
 「考えているだけ」

それは「普段の行動動き」の 成る が
 「行動が伴わない」
 「ズレている」
 「チカラ不足」それは 成らない。


そして その「階段への上昇への 」を握る 「裏側見えない側」へ入るは 
 「表」に あり
見えないもの」いくら学んでも
 知っていても
 思っていても

それは「取っ掛かり」「入り口」が見つけられない為、やはり成らない。


 そう 「階段は 下から昇らなければならない」のだ。


「 あー、でも。 表と裏が から 。思考がそういう風に なるんだ。」

また
 ここでも 出てきた 「現実世界」と
  「裏側せかい」の 乖離

 重く 低い
その「物理次元」は学びと練習、 行動と実現への 研鑽の為にあって
そこを一歩一歩 着実に「自分の足取りを確かめ 踏みしめながら」進む、それが 大切で。

 そうして 「高い自分」が 許可を出せば
 「次」が来て
 また学んで ぐるぐる回りながら私達は上昇していく。


「  ふむ  成る程、して。」

 だから 失敗を怖がって足を踏み出していない者
それは「そもそも論」で 「抜ける」「上がる」には踏み出さなければ 成らないのだ。


「  てか。 ね 。盲点。 」

そうなんだ
 私もここから高い位置から観れるから
 初めて気が付いた「その点下から上

勿論 物事に「決まった手順」は無いし
   私達は「自由」だけれど。


 その 「自由」を 手に入れる為には
 「自分で自分の粒子を 積まなければ 成らない」。


「   ふぅむ。 やはり 」

 なにか。

「私のやっていること」、それはある意味「ずっと同じ」だけれど
上がる度に「視界」「視点」「角度」「解像度」が変わり
「表すことば」の「なかみいろ」も増えて。

「てか これ。 「私辞書」が欲しいな 。そしてそれをせかいに適用する。 ふむ?」

 えっ
   なんか   これ。

  意外と いい アイデア かも  ??


 どう やるのかは 案の定わからないけれど

 「不可能ではない」のは わかる。


「そもそも、「面数」「色数」が 少ないのよ。うん 。」

 それと「読み取るチカラ」
それは早急に必要だと 思う。


 基本的に どの扉の世界でも 多くの人は
 善良、誠実で 思いやりがあり
 話せばわかる人も 多い。

だけど 「縮小方向の人」がまだ世界では強く
 その影響を受けてあった時間が 長いから。

 大きな事が 起こると動揺するし
「なにか違う」と感じても
 みんな いきなり「NO」が言えないのだ。

「わかっちゃいても」「難しい それ」
それは私も日本人だからわかるけれども
「今」、私達の多くが「NO」と言えないままだと 世界は縮小するし 「全体が引き上がること」が難しい。

 
  私達は「時間」のある 世界に 住んでいて。

それは 便利に使えば私達にとって絶好の味方であるがしかし 
上手く使えなければ敵にも なる。

「  そう なのよね 。」

  それもまた 「流れ」か

    私は どう する のか

   どうもしないのか 。


それは何度も出てきた 自分への問いで
その都度「観照者の立場」を振り返ってあった私だけれど。

 
「    ぁ」 

    でも 。


    いいこと  思い付いた  かも ?



「    うぅ~む ?」

 チラリと 浮かんだ「夢で逢えること」

 この頃「溜まってきたカケラ」を 私が観ている 場所
 「天井裏裏側を 徘徊できる」という
   自分の持つ 利点。


 が しかしそれは 「波紋を投げかける」事はできようが
 「実際 影響するかどうか」は 未知である。


「  うん? でも。    と いうことは 。」

 そう
 それは 成る。

なにしろ やってみればいいのだ。


「 そうよ。 駄目ならダメで、次へ行くのよ。」

そう 大きく言い切り あの美しかった結婚式を
 思い出して。


 そうよ あれは なんか いつの間にか
   終わってたけど。

  私は  みんなの 「ひかり」を 観るんだ 。


そうやって 一つ頷いて。


先ずは その「謎チャレンジ」を することにしたので ある 。









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