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10の扉 わたしの せかい
準備
しおりを挟む「ハート」は 真ん中
「あたま」は クリア
「からだ」もクリアで どこまでも上げていく
そのシンプルなモットーに基づき 私は
少しずつ ミクロな本格的準備を始めていた。
「 あ~ 、あったかい 。」
ピンクの 空
柔らかい風
私を歓迎してある 空気
大きな声で 内緒話をしている花々
遠くに見える 光り輝く石窟の柱
手には 丁度良く収まるまあるいマグカップ
鼻に届く 凛として 爽やかな 香り。
「ふむ。 やはり 「リラックス」大事。」
そんなことを呟きながらカップを置き
ゴロリと寝転んで 視界いっぱいにグラデーションの空を 映し出す。
あれから
自分の中の「感情」を 送ってから。
「それ」が 直ぐに終わらないこともわかっていたし
特に急いでどうなることでも ないこと
「観て」あれば 流れること
「自然に任せて」いいこと。
そう 「時間」が必要なのだ。
綺麗に 「流す」には
感謝でそれを「終わらせてゆく」のは
やはり一朝一夕にいくことではなくて。
だがしかし
こうして リラックスしてあること
日々の瞬間を ミクロで観察し 降ろしてゆくこと
そうしてそれを「楽しみを交えながら」やること。
「 ♪ ♫ 」
その「実行」と「感謝」の循環
それを進めると共に近づいてある「歓迎」
光達からの 拍手と足音 心地良いリズム
それはきっと
「一番高い私」からの いろで。
そう
とうとう 「ようこそ」という
新しい光の道標が 観えてきたんだ。
「 ふむ。」
それは きっと 「目的地」まで進む道のうちの
「一段上がった コース」で。
「何本かあるうちの ひとつ」
「超えたから 視える 道」
「祝福と共に 開かれた 高い道」
「歓迎」
「今 超えるべき 交点」
「通過儀礼」
「登山中の 山」
「開けるべき 扉」。
そう また「新しい私」に 変化してから。
「送別」が 終われば
それを「超えれば」。
また 「最高が見える」と
「自分の中に 整理をつける」その一点集中で
暫く 走ってきた。
いや 歩いていたかも知れないが
この頃の 世界の風は強くて。
ずっとずっと 強く吹き続けてある「変化の風」であるが
その「現実」が見え始めてからは
目に見えてみんなの色が 揺れていたから。
私も 必死だったんだ。
いや 「頑張る」とか「必死にしがみつく」でもないのだけれど
「私は もうそこじゃない」、その一点を 真ん中に置いて。
強い 風に煽られながらも
着々と基盤固めを進めてきた自分
そんな中 視界が晴れると共に
段々とその理由が 視えてきた。
「表と裏」その「繋がり」を強化し
「巨大な場を創り」「みんなで」「上がる」こと 。
やはり この前迎えた「最後の山」は。
「すっきり はっきり しっかりした 意図と光で 結婚式をやる」、そのための 前準備だったのである。
「 ふむ 成る程 なぁ。」
両手を 目の前に上げて光を透かして見
手のひらがピンクに染まったところで その
「色の変化」を自分の変化に照らし合わせて 観る。
「まだ 掛け違っている」
それが何処かで わかっていたから。
ずっと静かに 降ろし 落としてきた日々
すれ違い ズレながらも 段々と「上がり」「更新して」「強くなった」、 私の新しい真ん中。
そう
「改良された 軸」は柔らかく柔軟性がある
「なんでもあり」の真ん中で
そう容易く折れる、ものではないのだ。
「 ふむ。」
なるように なる
道の 途中
「光の創世神話」への 通過地点 。
くるくると回る 自分の「なか」の景色に
反映されてあるは
ずっと 見えない遠くまで続いてある道の途中にキラキラと光りある、幾つもの「点」だ。
思えば私は。
その 「自分というもの」の使い方を
「どう せかいに適用しようか」、掴みかねていたに違いない。
見たい 景色はある
「行き先」も 明確で
戻りつつも 積み上げられてゆく 瞬間
流れる微細で 美しい 粒子
新しく引かれる 光のライン
重なる 構図
強くなる 光の基盤
それを以てしても
まだ「形にならない」、世界と 景色。
だけど 「最大の山」を 超えて。
少しずつ 馴染んできた 眼で
観る景色の違い
「世界の景色」と「せかいの流れ」
その 違いと行き着くところの判別
「持つべきところ」と「降ろすべきところ」の 区別
その「変化の過程のバランス」を保つ
「陰陽のバランス」。
「 ね。」
そこまで想像が行き着くと「ポン」とスペースに浮かんだのは
何枚かの 見慣れたカード
自分では これまで特に気にしていなかった部分だけれど。
最近よく出るカード
光達からの メッセージが
「バランスが 取れてあること」
「二つを一つ」「サイクル」「循環」
「相互関係」「支え合う 陰陽」
その「白黒両面含むこと」を示唆する啓示。
光達は
はっきりと そう言ってくることが多かった。
「 まあ 確かに。 そう、なんだろうな。」
実際 今 ここで
これまで全部の 自分の「行動」を 省みて。
改めて 感じる 「表と裏のバランス」
自分の中身の「男性性」と「女性性」の使い分けと両立。
始めはきっと「男性性」が 強めで
ずっと突っ走ってきた 私だけれど
途中から 深いところにあった「女性性」が
出てきて。
それを解しながら また走ってきて
ぐるぐるして 上がって 下がって
やっとバランスは取れてきたけれど
「開かれて」なかったから。
まだ ヨチヨチと 覚束ない歩みだった道
だけど それをまた超えて。
しっかりと 踏みしめた光の基盤
上がった 場所
変化した 「私というもの」その 全体。
「 ふむ。」
そうして視えてきた
「今の私」の展開図 とは。
ムクリと起き上がって、側に落ちてある 固く乾いた枯れ茎を拾い 大きく円を描く。
その 中に。
描くは
幾重もの 「光のライン」
「重なる かたち」
「光り合う 星達」
「その 真ん中にある 交点」
「私と 光り合う 星々のかたち」で ある。
真ん中のそれは「起点」でもあり 「原始の光」
「なににも含まれる」「名もなき光」で あり
「真実のふるえ」「わたしの真理」
その「ことば」は なにでもいいけれども
「すべてにふくまれる いろ」それで。
「うん 、きっと 今は こうなってある。」
その 私の「裏側全体」へ展開してある 図は
さながら「天球図」で
"夜空の中で 光り合う宇宙の星々"
それ暗示する様な 絵面だ。
「 だから。 ぜんぶを まるっと含んで。 やる、できる 。」
そう 自分に言って落とす 「わたしとせかいの循環」
それは
「見極める 眼」と「理解」が合わさり 「成る」もので
「成った」もので。
こうして自分を研鑽していく中で
わかってきた「わたしというもの」
その 中で「繋がった」「わたしとひかり」
そう、一番大きなポイント その展開図の基盤としてあるのが
「光達とわたし」「表と裏の共同」なのだ。
自分の「なかの声」が 「せかい」で
「光達」で「わたし」でもある、それがわかったことが 一番、大きい。
そうして
自分の中に「展開できる」「無限の」「想像力」
そしてそれを 「現実に合わせて」「俯瞰し」
その中で「最善を取っていく」、「選択力」「決断力」と「実行力」。
その圧倒的な「バランス力」と「調和を見るチカラ」、それを底上げする「オープンなハート」
「受けても響かない」
「受け流せる」、私を支える 柔軟な「光の基盤」。
そうなんだ やはり「自分の熟練度」が 増してきて。
「見えないもの」を 理解し
自分に適用して 上手く使っていく、その「行程」が 佳境を迎えて。
「自分の 物語を 編む」
「表裏を網羅する 光の網と 光の基盤」
「撒いてきた種の回収」
「「自分」という器の使い方」
「世界とせかいのバランスを歩く」
なにしろこれまで「やってきたこと」、その全てが相まって 今
「しっかりと10の扉を 歩める」
それがわかる。
「 正に。 予想していなかった、展開。 流石だな、わたしよ 。」
旅を 始めた頃は 予想だにしなかった展開
しかし「自分の好き」と「本当のこと」を求めていく中で
きちんと見えてきた「私の本当のこと」、「本来の目的地」。
具体的な 行き先も 目的も
なんだかよくわからないまま始めた、この「姫様を探す旅」だったけれど
自分が一番気を付けてきたこと、それはいつだって「自分自身に正直であること」、それだけだ。
「それは ほんとうか」
「すべてにとっての 最善か」
私の奥で ずっと響き続けていた 声
それはきっとみんなとせかい、ひいては一番高い私からの こえで
私はずっとそれを聴いていたに違いないのだ。
「 成る程 ね。 だから、勿論 これからも。 」
その 枯れ草と土の上に描いた 天球図の真ん中に
しっかりと描くは「新しい私」の図で
丸とハートが 繋がった からだ
そこから放射状に広がる無数の光の 糸だ。
それは勿論 星々と私を繋ぐ 光で。
「スペース」で 最も美しいカケラを選び出し
組み合わせ
組み立て「美しく描きながら」
「ハート」を ふるわせ 謳う
そしてそれが 拡がり 繋がって ゆく
その 実践。
それを やっていくんだ 次の瞬間から 。
「 うむ、よし。」
そこまで描くと、枯れ茎をポンと放り投げ
共に自分の体もポンと 草の上に投げ出して。
再び 仰ぎ見るまじないの空は
サーモンピンクから紫の グラデーションになって
私にその「せかいの美しさ」の 不思議な面を見せつけてきている。
そうなんだ 「決まり」なんて
「ルール」なんて ない
それはいつだって「せかい」が 証明してくれるから。
「 うん。 」
その 優しいいろと 歓迎の空気
静かになった花達のコソコソ話を 遠くに聞きながら
ゆっくりと大きく 息を吸って。
自分の なかの「空」を確かめながら
そのまんま ずっと 空を眺めていたんだ。
応援ありがとうございます!
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