透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,313 / 1,740
10の扉 わたしの せかい

目的地を 描く

しおりを挟む

「 か 。」

そう 私が呟いているのは
 ふと 気付いたから
 知っていたけど わかっていなかったから

 確かに「古来言われてある」
 
 「目先」ではなく「遠く目的地を 見よ」

その 言葉は。

 意味が あって そうなのだということ

その真実に また ふと気付いたので ある。



「   ふぅむ。」

 日々
細々としたこと あれこれ
  なんやかんや 考えていた自分であるが

「自分にそれこれまで以上が できるのか」
その「不安や心配」が付き纏う その理由は。


 私の「視点」が ずれていたから
やはりその一点であり それ以外にはない
 いつでもそこにある「真理」なので あった。


「 だよね。 うん はい、私がずれてました。」

 強く 吹く風のなか

そんな言い訳を光達にしながらも 歩く 灰色の島

 私が「なにに」気付いたのかというと。


そう
「どうやって 結婚式を やるか」
そこに嵌ってぐるぐるを回していた自分であるが しかし
「本題」は そこではなくて
 「私達は 光の創世神話を 創る」
それだからして 「その過程結婚式」は 成る

結局「そうなるようにできている」、それなので ある。


「   成る程 なぁ。」

なんだか 「意味」は わからないけれど。

 でも その「過程」は 考えるべき部分ではなくて
 私の「焦点がゴール目的地に合っていること」

いつだって大切なことはそこでしかないんだ。

 「そこ本質」「土台」がずれれば
  それすべては 成らない

 その 自分の沼に 再びハマっていたことに 気付いて。


「  なんだか なぁ。 まあ  うん、そんなもんよね 」

  わたし って。

と 言いながらも。

くるくると回る、自分の周りに
金色の枠に お礼を言うのであった。

 この「金の枠」は 私の護り
出たり消えたりするけれども
 私が「ずれ過ぎないように」「見守る」「ある」、それなのだと。

なんとなくだが、わかっていたからで ある。



「  多分? これ金の枠の外は 世界?「私の内側」じゃ、なくなるのかも。」


じっと それを眺めながら 
なんとなく思う「私がはみ出ない様 護る色」
 それはいつもずれがちな私に「境界線」を知らせるべく
 周りに蔓延る 金色の蔦の様な もので。


 高い 「光の風の中」を 風を受け飛びながら

      「自分の波に 乗る」

   「流れを 読みながら運転操縦する」


そんな「光のからだの航海」に 乗っている様なそれ金の枠
 なんとなくだけれど 私の中の イメージで。

 それは 「枠だけの透けた球体」で
  「私は その中に入り」
  「せかいのなかを 自在に飛ぶ」
 そんな映像が 浮かんでくる。


私はそれをくるくると回しながら 「飛びやすい場所」を選び
 「惹かれるいろ」を 読み
 「今 できる最高高度」を維持し
 時折「縮小」して休み 避けて

そうやって「自身の光のからだ」を 運転して。

きっと「目に 見えない裏側」を飛んであるのだろう。


 自分の「想像スペース」に ある

  「流れの中を飛ぶ 図」「絵」

それはまだ「見えないチカラ」をしっかりと私の中へ留め置くための 
自分の中の映像の具現化だ。

 「目に 見えるもの」と「なかみ」が
 違い過ぎる現実

それはきっと「積み上げる粒子」が細か過ぎて
時間がかかる所為もあるだろう。


   それに なんか  「範囲」は

  広大 だし  な ? ?


「   しかし な。」

 落ちない様、ゆっくりと 細く息を吐く自分

いつまで
どこまで 飛べば 「現象界」への「具現化」が成るのかは
 まだ掴めていないから。
やはり 少しずつ「疲れ」は溜まり
 だがしかしそれを排して「そうじゃない」と飛び続けて 暫く。


「  ありのまま ありのままで いい。」

 その「標語」の様な 言葉を呟きながらも
ギュッと目を瞑り 一旦クリアにしてまた目を開ける。

  必ず 流れは ある

   変わり始めた チカラは光って

    キラリとから。


「広範囲に 小さく 生まれ始める光」
  その 片鱗達

それも「私が見たいせかい」は特大 特別
  「まるっとぜんぶ」だからして
きっと「わかりやすいかたち」では ない。

 ただ 時折感じる「美しい色片鱗」を 眺めて。

 「じっと 待つ」
それは 私の苦手とする所でもあったけれど
それ以外には どうしようもない、それも わかっていたから。

 なにしろ 「渦」「波」「流れ」「サイクル」の中を
  「自在に飛ぶ」それだけ意識して。

必要に応じて くるくると護り金の枠を 回していたんだ。





しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

『 ゆりかご 』  ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。

設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。 最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。 古い作品ですが、有難いことです。😇       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - " 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始 の加筆修正有版になります。 2022.7.30 再掲載          ・・・・・・・・・・・  夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・  その後で私に残されたものは・・。            ・・・・・・・・・・ 💛イラストはAI生成画像自作  

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...