透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

せかいに マニュアルはない

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せかい には

 「取説」も「マニュアル」も なくて

 「こうであれば 良い」とか

 「これが美しい」とか

そんなもの基準は なにもなくて。


「 あるとすれば。「わたし自分がせかい」で 「ある」こと ? 「せかい」。」

そう 呟きながらも歩く
灰色の島

 世界にあって まだまだ蔓延している 鮮やかな色

 その「綺麗でしょう」
   「美しいでしょう」
   「正しいでしょう」
   
そんな 風な「ふるえ」を 眺めながら

 「それ基準」じゃなくて
 「じぶん」に 合わせるのだよ
 「自分をマスターする」のだよ

そう 自身に向かって謳いながら歩く 自分を 
 くるり 廻り 眺めて 観て。


「   ふむ。さて はて  して。」

取り巻くいろは 心地良いのだが
「まだかな?」そんな「いろ」も浮き始めたのを見つけ
速攻 光の虚空へ排して進み
その「かたちになる」の 重要さも認識して 進んで 行く。


「  ね。」


 世界を 観つつも
     流されず  流れること

  「景色現実」とは を 歩くこと

やはり
 それは口で言うほど 簡単ではなくて。


 どこまでも 「自分ふるえ」に 厳しくあること
 精査し あること
 
 他を 「観て」「区別」することはあるが
 「判断ジャッジ」ではなく
 「間にある 線を観ること」「違いがわかること」

そうしてその 「眼」を内側にも使い
 「自分」の澱を どこまでも排していくこと。

その「両立」ができぬと「バランス」が崩れ
「世界」に逆戻りする。


今「せかい」にあって
 ある意味私のやっていることは「世界と真逆」、それに 近い。
 
 だが 「それせかい」を 「現実世界」を目に映しながら
 自分の位置を ずらさず
  時折修正しながら 進む旅

 微細な その「世界の違和感」
慣れ親しんだ 景色を眺め
 自分に入ってきた 
   いつの間にか「取り込んでいた澱」を
 無視したならば。
   ほんのりと 「使った」ならば。

途端に転がり世界、そうして遊ぶのも また 楽しかろうが。


「いや 。 空気が  うん。」

 不味いのだ 。

世界は。
靄が 澱が 渦巻いていて
 「自分は もう 降りられない」のだと
 匂いを嗅いでから気付く その繰り返しを 経て。


「   やっと。 慣れて?きた かな。」

しかし。

まだまだ 世界に蔓延る「不足感」
 「足りない」
   「持って ない」
      「もっと」

   「良く なりたい」
その
  引き攣れるような チカラ辛さ
   色
    形 と エネルギー

それを眺め あって して。


「    」

暫し 立ち止まって観るけれど
ぐっと視点を上げて その「ふるえから 浮き出た自分」を 意識 する。

「 そう    。」

日常 度々 その都度
 「意識」して。

 そう あらねば すぐにずれる 位置真ん中

しかしそれは 修行地味てはいるが
「辛くも」「キツくも」なくて。

「 そうなんだ。」

この頃 世界の 色を感じてあって
 特に 思うのは
 「私の顕したいこと」それは
「みんなが それでいいこと」
「充分であること」

 だから 先ず 「自分が」「そうであること」。

この 流れの早い 世界の中で
   エネルギーの 中で。

 「変わらず光りあること」

それを どこまで行ってもずらさないこと 。


それに やはり私を「そう 在らしめる」のは
確実に 「ひかりが 形になってきているから」
 せかいからの ご褒美が 現れてきたからでも ある。


それは
   「せかい裏側連絡網」
 私に言わせると そんなかたちで
 所謂 自分の「光の網」
 それと 同じだと 思うのだけど。

そんなものが存在する、と 自分が「その変化」に気付いたのは ついこの間で
潜在意識裏側は繋がっている」、それはそうなのだから ある意味「当たり前」であること
 しかし まだ それが「形になってなくて現実に現れてなくて」。

 イマイチ 掴みきれていなかった かたち
 確実な方法
   上手いやり方 自分のレシピ

だが
ここにきて それが「」に現れてきた。

 確実に
 如実に。

 「外側他人」の 「私に対する態度」が
  変化したのだ。

それも きっと本人その人は 気付いていなくて
 私だけが「あれ?」と 思っているかたち

例えば
材料を調達しようと 声を掛けると
 「おかしな顔をされる」か
 「お嬢ちゃん対応をされる」か
そんな感じの「外側だけ」の対応で
 それに違和感を抱いていた自分

しかし それが 解消されて。

 「きちんと として扱われる」様になったのだ。


 ある意味 「当たり前」の それが
 これまでは 当たり前ではなかった 事実
 「テンプレートの 世界」

それが 変化して。

 「せかい」が 
  「世界現実が変化した」のだ。

 私が 「せかい」に
 「私は 」と 


それはきっと
 「その人他人」の裏側で
  潜在意識下のレベルで 繋がっている部分で。

きっと 「裏側」「光の網」の 間の話
  「通信」「認識」「せかいのかたち」が 変わって。

「女の子」ではなく「ひとりの人間」
 まあ 言葉はなんでもいいが
 その「見方」を
 「敬意」を表す形に変えてくれた せかい


 私が せかいわたしに対して
 「自分を尊重して そう動いた直感に応えた」から
 「そうなった尊重された現実反映

そう 「答え合わせせかいとの循環」が 成ってきたんだ。

だから
 それが私は嬉しくて。

「   ありがとう。 せかい 。」

そう ひとり呟いていたんだ。




「多分  だから  なのよね 。」

きっと せかい は
 私が思っているよりも
 「私が思う通りに 動く」し、「私が思っていること」は 
 「大抵事実」で 「それは成る」

そう 「想像」は 「創造本当」なのだ。

 なんだか おかしな言い方だけれど
 私が「そうなのかな?」と 思っていることは
 昔から「大抵 」で。


「 だから。 ホントの ホントの 本当の 本当に。なんだ。」

まだ 重い「世界」にあった時は「成り辛かった」それ
 それは「世界の重さ」と「私の澱」、両方だったのだろうけど。

だがしかし 私は「自分とは なんなのか」
 それを見つけ始め
そうして今 「徐々に見え始めてある せかい本当」、その現実映像が 実際「形になって」見えてきたんだ。


だから それはきっと 本当で
 「わたしがせかい」ならば ある意味当然 なのだろうけど。

「   ふむ。 成る程 なぁ。」

しかしきっと その「ご褒美」も
きちんと「眼」を開けていないと気付かないのだ。

 私がその 事実

 それせかいはもっと前から展開していたのだろうけど
 自分がそれに気付かず「素通りしていた」感も 否めない。


「  ごめんよ、せかい。 ちゃんと注意深く。 観て、回収していくから。」

そうして
その 「新たなる事実」をまた胸に据えて。


 「今を創る」その積み上げ 構築
  創造の瞬間

 どこまでも「自分のいろ」というに拘り
 澱を排し続けてきた成果が 出てきた
 その「現実せかい」を しっかりと目の前に観て

「 ん? これが 「私のマニュアル」かも 。」

そうも 気が付いて。

また 今日も 着々と
 進んでゆくので ある 。







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