透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,268 / 1,740
10の扉 わたしの せかい

終焉の鐘

しおりを挟む

 終わりの 鐘が 鳴って いる 


   終焉の鐘が

 曲が  おと が

    音楽 が   交響曲 が 。


 流れて あるんだ

 せかい すべての なかに 。




「   なんなんだろう な  これは。」

少し 寂しい ような
   物悲しい ような

しかし 「還れば」「暖かい」「家が 待ってある」し
「ここは私の場所では ない」。

それは わかっているんだ
きっと 頭の何処か で。


「  だからなのか 。」

どう すれば
なにを すれば
「そう」「なる」のかは わからなくて
でも ひたすら「落とす」ことは 続けていて。

 「もう 要らないものですよ」
 「はい これです」
 「おんなじ事してますよね」
 「また ハマってる」
 「はい、回してますよ 澱を」
 「だから んですよ」

そうやって。

 容赦 なく
 私に畳み掛けてくる みんな光達

 しかし それも みんな「自分」で
 私はこの頃 「自分で創った 自分ループ」の 中で
 ぐるぐると 回って いて。


些か辟易しなくも ないがしかし
「これを抜ければ超えられる」し
「抜けねば同じことの繰り返し」それも わかっているから。

めげずに やっていたんだ。

 ある意味 「それしかやりたいことが なかった」から。


時折 挟む 休憩
目を開けると 見える「世界」
直ぐに戻る 感覚
「そうじゃない」という 声
しかし「無理してやることでもない」という 声
そのどちらも納得して受け入れ 融かし
また「流れ」を意識しては「自分の場所を 跳ぶ」。

 
「  くっ そ」

たまに出る 「汚い言葉」
それだって私の一部で 大切な「いろ」だ。

そう 別に 私は「完璧になりたい」訳じゃなくて。

 ただ 「楽に存在したい」それだけなのだ。

だから 「品行方正」で なくとも良いし
「お行儀良く」なくとも いい
だがそれを「知って」あり
 「なににも適応できる」。

 それになれば いいので ある。

だから 
ある意味「良い方法」は見つからないけれど
これ今のじゃない」、それが わかっている 私は。

 また 超えれば次が来る

それも わかっていたから。

なにしろとりあえず、その「しつこい澱」をとことん掘り下げながら「その時」を 待っていたんだ。


「  そうなのよ。  それに。きっと、なんか。 次が来たら 忙しくなる。」

それはいつもだから わかる。

 なんだ かんだと 新しいカケラ満載で
 かたちを整える 整列させる
 整理して 美しく彩る
その工程理解にまた右往左往して 新しいカケラに馴染み、慣れるのにも時間がかかるのだ。

「 でもな。 今度は いや、今は。10の扉ぜんぶがわたしだから ある意味それも スパッとわかっちゃうかも な? ?」

そんな ルンルン気分で
頭の中を「ポイポイ」と 捨てていた時に。

 ん ?

   あれ ?

  なんか 怪し   いや 怪しい

 だよね? 

 やっぱり。  それ10の扉って

   関係ある よね ? ? ?


「     。でも。  わからない。」

今は。

しかし
それが なかなかのヒントで
多分 これまでとは全く やり方が違って いて
 わからない、その 方法

 私が どう すれば
 次の扉を開けれるのか
  超えられるのか
   そもそも 扉の前には 立っているのか 。


「  てか。 やっぱり ?」

いや 考えるのは辞めよう。

 うん 無理かもだけど
 でも。

やるチャレンジする」必要は ある。


 なんだ かんだで カケラを回してしまう 自分
 「徹底的に 考えない」、それはチャレンジしては
 いたけれど その途中で「ポン」と 次の色が来るから。

まだ 「徹底」は できていないのだ。


「だから やる価値 は、あるかも。」

そうしてとりあえず。
他に何も 思い付かないので それを実行することに したんだ。







しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

『 ゆりかご 』  ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。

設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。 最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。 古い作品ですが、有難いことです。😇       - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - " 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始 の加筆修正有版になります。 2022.7.30 再掲載          ・・・・・・・・・・・  夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・  その後で私に残されたものは・・。            ・・・・・・・・・・ 💛イラストはAI生成画像自作  

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

処理中です...