透明の「扉」を開けて

美黎

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10の扉 わたしの せかい

10の 扉

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その瞬間 私は全てを 理解した。

 いや 全て というか
 すべてぜんぶじゃないけれど でも。


「これまで歩いて来た道」の 全てが。

 「ここに 含まれている」そんな光景を 見て
 そう 思わざるを 得なかったんだ。


そう 扉を 開けた瞬間。

 目の前が 真っ白になって
 が 「白い部屋」だと から。


「ああ が 「10の扉」なんだ」って。

頭では 解っていなかったけど
真ん中心臓が ギューっと「そうだ」と言っていたから。

なにしろとりあえず その光景を眺めながら
 ただじっと そこに佇んで いたんだ。




なにしろきっと「これまでのぜんぶが 10の扉」、それなのは間違い ない。

 そう それは 言葉で説明するのは難しいけれど
 結局「そういうこと」なのだ。


「ぜんぶがまるっと」、が 10の扉

それで間違いない。

私の本能 直感 からだとひかり
 すべてが そう言っていて。

 「なんでなのか」、それはわからなかったけれど
 「納得するしかない」「降参」、それが
一番いいと 思えた からだ。







「 ふむ。 なるほど。「鉱山」と「降参」。」

ダジャレを言えるくらい、回復してきてから。

やっと 私の脳みそは動き出すことにしたらしくて
そうすればそうしたで、なかなかにくるくると忙しく動いていて 焦点が定まりそうに ない。


   「今の かたち」

 「せかい」    
          「無限」


   「エネルギー」

     「流れ」

  「上からの光」

           「下からのチカラ」

    「交錯」   「交差」


   「循環」

     「濾過」

         「浄め」


   「繋がり」

      「清く保つ」


        「ひかりの 場」


 「神の 御休処」

  
      「儀式」

   「通過儀礼」

          「宇宙


  「地球」

          「橋」


    「祈り」

  「パイプ」

           「受ける」

   「降ろす」


  
        「あちらと こちら」


  「二つを一つ」


          「まるっとぜんぶ」



    「本質の 一部」


 「なか」
        「含む」


   「かたちのない」「なまえのない」


 「みえない」「きこえない」「ふれられない」
   「あじもしない」

      「かんじ ない」もの


  「なに でもなく」「すべて であるもの」



 「必ず 通る場」
 「境界線」
 「段階」「階段」
 「宣言」
 「通過」
 「開示」
 「成長」
 「移行」
 「変容」
 「儀式」
 「新しい 道」
 
これまでとは 全く 違う。

  この 「場の つくり」

 それは「密度」なのか「高さ」なのか。

なにしろ「考える」事自体を拒否するこの 感覚
それは正しいに違いない。

 私は ただ。

 この「場」 に 身を委ね 在れば いい

それが本能的に わかるんだ。

しかし
そこは「場」と言っても。

 「もの物質的なもの」は なにもなく

 ある意味 のは

 「事実」

     「想像」

         「可能性」の 三点だけ

それも 「私が思う」、この空間に含まれあるもので
実際「なにか」が 、訳ではないのだ。

 ただ
 だけど
 もし 

 ここに 「なにか」が あるとして
 それが「私の中にある もの」だとしたら。

 その 三つ

それだと自分がに 過ぎない。


「 ふぅむ ?」

どうしてなのだろうと 考えて みるけれど
勿論それに「理由」などなく
きっとそういうものではないのだろう。

 それに。

 その「事実」とは 「私」で
   「想像」は  「私のなかみ」
   「可能性」は 「私の場」だ。

 いろは 真っ白な 空間である そこ白い部屋

しかし「今の私」が見るそこは 「白い部屋」と言うよりは
 「白い粒子の集まる場所」、それが近い。

今は そこが白い部屋だったのは判るけれど
扉もなにも 「もの」は なんにも、ない。

この部屋がしかし、酷く懐かしくも感じられて
その「いろ」から それが知れるのだ。

 ここは 「私がスタートした場所」それであることが。

 消魂けたたましい 静寂と 共に
 じんわりと 自分に直接、入ってくるのである。


 なにしろ きっとこれからは。

 「焦らなくとも」
 「探さなくとも」
 「世界全て」を 手放してあれば

 「それ私の道」は 向こうからやってくる

 それを 「この部屋存在」が 示して いて。


ただ 私はずっと それに抗わず

 「それを沁み込ませ ある」その 最善を

  尽くして いたのだ。









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