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8の扉 デヴァイ 再々

備えあれば

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 「備えあれば 憂いなし」

     「準備」


    「選択」


  「振動」    「共鳴」

    「響き合う」

   
  「違い」        「差」

       「個々」


    「それぞれの 段階」


      「高さ」


   「自分の 位置」。



「  ふぅむ。」

この頃 少し考える

 準備すること
 用意すること
 構えること
 選択肢自体を 選んでおくこと 
 安心 安全
 私達人間の 性質
 響き合うこと
 震わすこと
 魂が 震える こと 。


「 やっぱり。  なのかな 。」


ずっとずっと 思っていた
「私達は 構えている」「用意している」
「待っている」「上手くやろうと」「身構えてある」

 その 染み付いた 「縛り」。

それは「今 大丈夫である」、私にも 漏れなく染み付いていた
今も少しまだ 残る澱で
それが「何故なんだろう」と。

気になって 掃除をしながらくるくると考えていたのだ。

 私にとって 「掃除」とは。

 頭の中も 浄められ
 カケラがすっきりと回り 舞い始め
 かたちが整理されてゆく、そんな一つの手段方法でも あるから。


「して。 だから、多分。、その「可哀想な色」に 同調して 共振して「そうなりたくない」「可哀想」「惨め」「苦痛は嫌」、そんなものいろが拡大して染み付いていて。 私達は、それをのが 難しいということか。」

 そう 多分だけど。

 私達は 「共振」「共鳴」
 生きもので
 「震え あるもの」

 だからこそ その「強烈な色」に 引き込まれて。

その「魅力」に 抗えないうちに「当初の目的」を忘れてしまったのだ。

 そう 「いろ感情、感覚を 味わう」という
 「好奇心」「知りたい」「見たい」、興味の塊だった
 自分達の ことを。



時折、「私はもう ものは要らない」
 「物質的なものではない ものへ」
そう 思って 感じて 沁み込んで
   納得もするのだけれど
世界の景色を目に 映していると。

 どうしたって「戻る瞬間」は ある。


それは これまでに培ってきた「経験」から齎される色
それもわかる様になったから、抜け出すのは以前より簡単だけれど。

 「世界」に そう 当たり前に振る舞われてしまうと
 「あれ?」って なって しまうんだ

 どうしたって 私の見た目外見は 子供で。

 「そう 見えない」人からの扱いは
 「世界のままこれまで通り」だからである。


あまり外へ 普通に出かけることはないが、「必要」があったり 楽しそうな「いろ」が
「あ、あれ私のものだ」と ものがあったりすると、時折立ち寄る事が ある。

 広場の 露店だったり
 ただ街の ちょっとした 花だったり

それは色んな場合があるけれど、「誰かのもの」であるそれを私が手に入れるためには勿論、取引が必要なのだ。
 それはお金だったり ただくれる人もいるけれど
 何らかの「やりとり」が発生する その場面

そこで私は。

 沢山の まだ「気付いていなかった 色」を
 発見して それがまた自分の糧になる。


「私」という「身体もの」に貼られた
 「レッテルラベル
 「性別」「年齢」「見た目の雰囲気」
それを見て「反応」が変わる 人達
          変える 人達
          変わらない 人達。

その それぞれに「適切に対応する」、「真ん中にある 私」。


それは勿論「気持ちの良い色」の時もあれば「感じの良くない色」も ある。

けれどもそれは「もの物質に染み付く澱」で
それもやはり「表裏セット」で あり
それを取り込み、自分の中で濾過して。

 噛み砕き 「わたしの いろ」にするには
 少しの時間と 練習 理解が必要だ。

 、受け 取り込み
 濾過しようとしても。

 その「受け取った反動衝撃」は
 やはり「ゼロ」ではないからで ある。


「まあ、ひとつ ひとつの。ケースも違うし、人も場所も 相手の色も。何もかもが違うものを、自分のいろに 翻訳して。飲み込む、取り込む? ああ、「含む」だ。」

それをいちいちやっているから 時間がかかるのだ。

しかしそれも。
この頃は 大分上手くも なってきたけれど。


だから今 「自分のやること」と言えば
 「自分の状態を把握すること」
 「今 知ってあること」
そしてそれを「濾過し」「解し」「再構築して」
 「自分の正しい位置に 収まっていること」。


   "私がブレると せかいが ブレる"


そう自覚した筈だ。
 それに「そう 在りたい」ならば。
 先ず 「そうであること」が必要である。

何故なら
「そう 在らなければ」「そうは ならない」からだ。

 それは せかいの 「普遍的法則」で
 私達は「なりたいものになれる」のではなく
 「そう 」に 

だから今 「そうでない」ならば
私が「ズレて」いて 
「そう在れ」ば 「そうなる」。
それは何度も繰り返してきた自問自答でもあるし
忘れがちな 「大切」である。

 ある意味 それも「軸」

そう 私の真ん中に ある。

「それを真っ直ぐに立ててある しるし
その様なものなので ある。


「  だよ ね。」

くるりと 持っている拭き布を翻し
 旗の様に掲げ ピッと腕を上にあげ
 その「白い部分」と「汚れた部分」を じっと眺める。


 まだ 汚れていないが これから汚れる部分
 汚れているが 最後に洗えば綺麗になる 部分

 「浄めること」
 「排していくこと」
 「それぞれのスピードで」
 「どこまでも昇って ゆくこと」。


「 ふむ。」

 そして それぞれの場所 位置の 違いの中で
 「やること」それは

 「無限」

     「無」   「くう


  「可能性」 の場に 在り

    「全開で」  「無防備で」

  「すべてを 受け入れて」 「在る」


  なにもかも手放して 何も持たずに

    「ある」、 ただそれだけで。


「準備」も「用意」も 構えていなくてよくて
これまで世界の縛り」を すべて外して。

 
   「ただ 存在する」 それなのである。


きっと 「ほんとうのそれ」が できて
初めて走り出せる 「私の道」

だからこうして 日々の 微細な極小の澱をも
見逃さずに細かく 排して。

 すべてを含んで 着実に 進むのだ。

 自分の 為に。


だって そう 本当の目的は 。

 自分のかたち を 知る
   ほんとう を 知る

 すべてがまるっと を 含めば
 そう 成れば。


そう
 それは自然と 
   そうすべてになるなるの 
                だから。



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