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8の扉 デヴァイ 再々
シンプルさ
しおりを挟む身軽で
軽量で
ある 為には
シンプルでよくて
簡単でよくて
なにより すっきりとして 美しい方が 。
やはり 「わかりやすい」
「落ちやすい」「軽くなれる」のでは ないか。
「 ふむ 。」
この頃、自分の中が すっきりと纏ってきている気がする。
いつも いつでも
ぐるぐる くるくると回っていたカケラ達
美しく繊細な 紋様
重なる幾何学
編み込まれた かたち
調和は取れているけれど
複雑な 紋様 。
「でも、ぐるぐるぐるぐるして かなりそれが整理されてきて。重複?してる部分が整理されて それもまた単純化されて きっと「本当に大事なところだけ」が 残ってきて。 またわかりやすく、なったの かも。」
きっと そう。
「私であれば いい」
「私達は思っているものに なる」
「せかいは わたし」
ある意味その 三点だけで。
この頃私の中が 大分片付く様になってきたんだ。
以前は 一頻り納得するまで
できるまで
自分のなかを片付ける 整理する事が必要だったけれど。
きっと「自分の流れ」ができてきて、それがある意味「自動的に」できる様になってきたのだろう。
「私という かたち」に 放り込めば。
「単純化されて ポンと出てくる」、そんな感じで ある。
「まあ、全部がぜんぶ そうな訳じゃないんだろうけど。でも 大分違うな?」
そう 私は「一々面倒くさい」性質なのだ。
だけどそれが 洗練 精錬されてきて。
きっと「一転 深みが増した」
なんだかそのことばが 合う気がする。
「片付ける」「澱を 落とす」
「整理する」「かたちを 整える」
「自分のかたちにする」「デザイン する」
きっと ずっと歩んできた 道の中で。
その
どれもが「必要」な面倒くささで
私にはそれが 合っていて
そうでなければ 解し得ない 広大な量
広い場 無数の点 数多の 光
それを「美しくデザインして 仕上げる」。
「きっと そういうこと、よね。」
それがまたある程片付いて また違う段階へ
上がって。
これから更に進んでゆく道には 何が待っているのか
楽しみだけれど これからも私は変わらずに。
同じ様にカケラを回して その「純度の上がった光」を適用し
更なる変化を起こしてゆくのだろう。
「やっていること」も「言っていること」も
「同じ」なのだけれど
「なかみ」だけが 変化 変容してきていて。
「やはり、進む、 と言うか。「上がる」が いいね。」
そう 上に向かって進んでいるのだ。
だから 「ことば」や「かたち」は同じだけれど。
「なかみ」だけが 違う
それなので ある。
それはやはり「かたち」ではなくて「状態」に近くて
「今 なにいろであるか」により
「そのいろが かたちになる」
それが実感を伴い始めたのだろう。
ずっとずっと 「そうであった」けれど
それが「おかしなこと」であった 世界
しかし自分の基準を 修正して。
初めて「かたちになる」、わたしのせかいが
今 「準備されている」のが わかるのだ。
「多分。 形になるには、時間が必要だから。今は なんかそれを待っている? が近いのかな 。」
そう呟きながら 観察してみる
自分の なかみ
変化した 「新しい かたち」
それは今 「拡がったせかい」を表す様にこれまでとは違っていて。
また「次の私」を連想させる、かたちでも ある。
その
「変化する かたち」、今 それは。
私の中で 「立体天球儀」の様に あり
廻っていて
「中心の 自由に自転しているわたし」
「その周りを廻る 星々の美しい軌道の光」
そのどれもが自由自在に不規則な しかし美しい軌道を描いていて。
その光が描く紋様が重なり合い調和するせかいが とても美しくて嬉しくなる。
そうして その
無限の 拡大した宇宙の 中で。
どこへ行くのか わからないけれど
きっと知っているわたし
くるくると回りながら 「自分のいろ」を
追い求めていれば
扉を開けていけば
楽しんで あれば。
それは自動的に辿り着く場所であるし きっとそう「決めてきた 道」なのだ。
それが今 はっきりとわかる。
「全然、意味は。 わかんないんだけど 。」
でも 「これがベスト」なのは わかるから。
なにしろ暫く このかたちに沿って進めばいいのだろう。
そうして「見えない目的地」をしっかりと 捉えながらも道々を楽しむ それでいい。
そういう旅が いいんだ。
「 まあ なにしろ。きっとまだ先は 長い。 」
筈。
多分だけど。
「そう、うん。」
そうして 腰掛けていたベンチから
ポンと飛び跳ねて。
単純化された その「かたち」を廻しながら今日も
探検に行く事に したのである。
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