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8の扉 デヴァイ 再々

次の日

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そう 私達は きっと 
「あらゆる粒子レベル」で 縛られて いる。


「  ふむ ?」

昨日、深夜徘徊をして なんとなく気が済んで
戻って寝て 起きてから。

「自分が うわーっとなった原因」
それが 「自分の周りに絡みついている粒子」の所為だとわかり

「あ だからか」
「まあ そうか」

そう納得した 私はしかし
些かこんがらがっても いた。


 え   てか

   なにが   なんで

  「粒子」が  纏わりついている から

  「苦しくて」

  それが  「澱」で ??


「いや。 でも、まあ そうなのか。」

これまで私が 色でなんとなく 捉えてきた
表してきた 澱

 それが 「粒子」で。

「まあ それもそうか。」

 え?

 それで?


  なんか 「澱」が 「具体的」に なって

  「粒子」が 捉えられる から ?

 纏わりつくのが 嫌になって 

   「おりゃっ」て やったってこと ???


自分の体の周りに ある 。
ブワリとした「目に見えない霧のスーツ」を
思い切り 切り裂きぶん投げた
それが、近い。


「 ふむ。」


でも。

なんとなく 自分のやっていること はわかる。


きっと それは 実際
私達は日常 ありとあらゆる粒子に取り囲まれて 生きているんだ。

その 周りのちぐはぐ が。

 溜まりに溜まって イライラして
 ぶん投げた

それが正解なのだろう。


もう 「世界からの影響は受けない」、それは
そうでもあるのだけれど 「」は「世界」に存在していて
「私という粒子の集まり」が自分の成分を研究しながら
世界との反応、変化を楽しんで ある

そうであるからして「世界を感じていること」
それは同時に適用される。

 やはり どうしても。

定期的な「浄め」は必要なのだろうし
最近特に 風が強いから。

「混沌」は世界に舞い上がっていて 高くを飛んでいてもその粒子を吸い込んでしまうのだ。


「なんか。埃が積もってくるから、掃除をするのよね やっぱり。」

  そこに 「ある存在する」からには

  「」は 飛んでくる

それも厳然たる事実なのだ。


「そうなのよね。」

この頃 思う
「絶対 はないけれど」
「そうである 事はある」

それは「私達には 絶対はない」けれど
私が女である事実」は ある存在する
そんな様な ことだ。

「それがまた。 こんがらがって、うむ。」

「言葉」というのは 難しい。


特に最近 私が「自分のことばの多面性」
それを感じ始めたから、余計にそう 思うのだろうけど。

「あー、だから「依る語」は 「言葉」が、違うんじゃなくて。多分「含む側面の数」の違いなんだ。」

 成る程?

 いい 例えかも。


自分で想像して褒めてみるが、これは中々にいい表現だ。

 そう 「三角形の言葉」使いの人と
 「多胞体使い」の私のコミュニケーションは
 多分 私が気を付けないと成り立たないのだ。

その「三角」の面が 含む色
それを判別して「その色に合う」、色を繰り出す
それができないとこのコミュニケーションは 成立しない。


「ねー。なんか。 ふむ。」

イストリアと 話していた時にも感じたけれど
「全部自分の 違う位置」「みんなわたし」

それを適用すると 中々に世界も面白い。

 どの 人も
 「違う角度から せかいを探索している自分」で 
 あるがしかし

 「今の私」という「視点」は
 どうしたって「表側肉体」だと 一つだから。


「そう、やっぱり「共同創造」は 人間ひととも、やってるんだ。」

 なにか どこか。

 「見えないものたち」と 共同創造する と
 思い込んでいた わたし

 それは 「そうでもある」のだけれど
 ある意味「ぜんぶで 共同創造」なのだ。


 だって 「せかいは ひとつ」、それなのだから
 「何を省いては」成り立たない
 それは そうなので ある。


「なにしろ。 とりあえずまた、一歩進んだって 事なんですかね?」

しかし気付いたからには この澱は一掃しておいた方がいいだろう。

そう 思って。

 ぐるり 巡らせた いろ
 今日の最善  最高の 

    クリアに光って 見える 場所。


そのカケラ達をくるくると回しながら 先ずは起きて支度をする事に したんだ。





「 さて。」



落ち着いてくるに連れて 浮かび上がる
 今回のカケラが齎したもの

 それはきっと 「すべてとの共同創造」に
 私が無意識で拒んで いた 。

 「ひと」が 含まれるということ

それは考えてみれば 当然なのだけれど
「世界」を眺めていて まだ絶賛楽しみ遊んでいる、みんなの。

 「位置」「場所」「使っている 色」が
 今の私と全く 違っていたから。


 気付かなかった
 見ない様に していた
 「え? あの色と?」と 選り好みしていた
 隅っこにいた 小さな私。

 
「いや、絶賛 真ん中の私も。まあ、あまり、近づきたくなかった というか 。」

うん。

正直に言えば それはある。


しかし きちんと距離をおいて見れば
「私は嫌なものを嫌と言っていい」し
「臭いものは臭い」と 言っていいのだ。

 だけど その 「出し方」
 「エネルギーの方向」を 間違わなければ いいだけで。


 だから きっと
 その「外れた なにか」が 「人に対する枠」で
それが外れたから、見える視点

 「まるっとぜんぶが マトリョーシカの中」で。

 それぞれは それぞれの視点で
 色を回収してくれている 「わたしみんな」だということ

 「人間ひと」も。

 私の光達光の網と 同じで
 「色を集めている 点である」ということ。

それがんだ きっと。


「そう、確かに「避けてた」。けれど それが「悪い」訳じゃなくて、良い悪いじゃなくて見えないんだ。 この 視点に。 そういうことなんだ。」

 そう 「拒否」していては。

 やはり 「含めない」ので ある。


「  なにをも ひとつ 。」

ポツリとそう 呟いて。


 見上げる  あお

 いつでも どんな時でも 私に「美しい空」を
 提供してくれる 慈悲深い「世界」。


その 中に存在している 「すべて」
 「無数の 光」
それはやはり 位置こそ違うが「同じ」、「せかいを構成している 仲間」で。


「そう、「含まないと」わからない 。それが、なんでか 私の 道。」

 でも それもみんなが そうなんだ。


 ただ 「やり残したこと」「まだ残る学び」を
 やる為に みんな「こと」や「もの」を追いかけ 学び

 それをするからして 「起こってくる起こしている問題」を乗り越えて行き
 人は成長 する。


それに勿論「優劣」は なくて
 きっと「否定」や「判定」「断定」が 入ってしまったならばそれは
「やあ、いらっしゃい」という。

 「ドラマという迷路」の 入り口であり
 それから抜け出て、また人は次へ進めるのだ。


「で、だから。 私は ドラマは終わったから、今 自分のせかいを 手探りで 創造しているのだけど ?」

まだ、その未知に慣れていないのと 時折観照に出掛ける世界の風に触れ過ぎると。

 また 澱が溜まって
 時折浄めないと また 軽く進むことが
 できないのだろう。


「 ふむ。」

それならば とりあえず。


 一旦 やはり   浄め

   でしょう ね?? ?



「うん、結婚式とかも あるし??」

それは私の楽しみの一つでも、ある。


 リュディア達の結婚式が 気分転換な訳じゃ
 ないけれど

「でも しかし  うむ。 私には「世界を味わう権利」も、あるからして 。」

 そうなのよ うん。

そうして友人の結婚式を「使う」、言い訳をしつつも。

  それはそれで やっぱりあの
 イストリアさんが言ってたことと 同じだな?


自分の感覚が、「変わってきた」のを 実際に 感じながら。

 ウキウキと ワクワク色を
 探しに行くことにしたので ある。










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