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8の扉 デヴァイ 再々

ゆめ 呪い

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 息が 苦しい。


 でも。

 どこ が

    なに が 苦しいのかわからなくて

 辺りを探るが「ちぐはぐ」なのは 
   周りの、「ほぼ全て」だ。


「全部、は。 取り替えられないよ」

そう思って
感じて
泣きそうになりながらも 大きく息を吐いて
自分の「在処」を 探す。

 かならず どこかに  ある

それは わかるからだ。



 他人そと
     
      世界の 音
   空気

       風     温度


     そうだ と 思われている「こと」

   
ありとあらゆる「ちぐはぐ」を探るけれど
「これ」という核心は 見えない。

 だって「世界」は ちぐはぐなもの だし

 それは 私に「影響しない」し

 「必ず超える 方法がある」、それは そうだからだ。


高く ジャンプし
 「せかい」に飛び散る 様々なレベルの粒子を見

   そのダイナミックな動きを俯瞰しながら

  「修正箇所」を探り
  
 また 「降り」

   「世界」に適用して 「在処」を探って みるけれど

   「わたしのハート」は まだ重い。


ぐっと 押さえつけられて 息がし辛い それ
酸素が薄い
お腹が空くけど それじゃない
「違ったものを 取り込んでいる」、感覚。


 「自分」「なかみ」「チャージ」「拡大」

成長の為に取り込む「栄養」、それ自体がちぐはぐな気がして
少し泣きたくなりながらも「あ これ夢だ」そうも気付く。


  フフ 面白い。

大体、夢の中でも 現実でも
自分が同じ事をしているのに気付いて
笑みが出るが しかし
現状 解決はしていない。

 そう この「圧迫感」を どう切り抜けるか。

それが 今 この瞬間の目下の課題だ。



大きく 息を吸って。

 自分の身体を鑑み、せかいに同調して
 ちぐはぐな部分をせかいに馴染ませながら
「自分は 大丈夫なんだ」と
その「染み付いた呪い」の様な「世界の重さ」をぐるぐると練り回す。



   一体 何故 ?

  この頃 軽く  なっていたのに

    でも  上がりきれなかった最後の それ

  「わかっているけど」「戻る」

 「ついつい」

   「頭には 言い聞かせるけど」

      「違う」  「もういいんだ」


  何度も繰り返した それ。


なにか 「決定的に違う」 それは

しかし ポイントがわからなくて
 目を覚まして
 寝て
 目を覚まして
 寝て

 寝られなくて ぐるぐるして
 あっち夢の中でも こっち現実でも
 少しイライラし始めた わたし

「なんでだ」
「どうして」
「ああ でも渦が」
「そうか エネルギーが」
「渦巻いているから」
「現象に近いわたしは 引き摺られる」
「いやしかし 影響は 受けない」
「世界 が ちぐはぐだから」
「しかしそれは 誰の なんの所為でもない」
「この 胸の奥のしこりは」
「苦しさは」
「息のし辛さは」


    な     に


      世界


    せかい  
    
           まやかし

   本当


         真実

    伝波


        電波


            ひかり

  粒子
   
                  波動


    振動



ありとあらゆるものが 「合っていない」
           「調和していない」

  わたしには 耐えられない ズレ

   無数に飛び交う

       ちぐはぐの 粒子

    最早 形を成していない その 構造 。



苦しい
でも 外は「普通に回っている」
でもきっと これは。

 「エネルギー的な ズレ」だ

 「見た目」には 普通に回っている様に 見えても。


暴風雨

急降下 急上昇
対立
迷い
不安と恐怖
 それを打ち消したい 「思い」。

その 「私のごた混ぜ感」が

 私自身を 苦しめて いるんだ。



何処からか 声が聴こえる。

   「外せ」

   「外せ」

  「その 縛りを 外せ」


そう 確かに私は「縛られて」 いて。

最早それは もう「呪い」だ。


   「壊せ」

    「壊せ」


      「打ち砕け」


   「鎖を  切れ」




      "パ  キ ン"


その時。

自分の「なか」に 届いた
肉体ゆめ、同時になにかが弾けた音

 眩い ひかり


   四方 八方へ 飛び散る粒子

 赤と黄   緩い曲線

    描いたカーブが 楕円が

   ぐわん ぐわんと 伸縮し重なり

 「星の様に」 幾重にも重なった その形 が。

  花火の様に 爆発 して 。


「おと」「ひかり」を伴い
それ呪い」が 「転じた」のが わかる。




  ん ?

    あれ ?

   あ

  え   


     でも



    そう か 。



  その「呪い縛り」は 反転のルールで。


 その「縛り」が 「無限側」に 適用されて

 「絶対的な 縛り」が

 「絶対的な 無限」に。


   なったんだ 今。


 そう それが「なに呪い」で あっても。

 私達は「せかいの普遍的法則」からは
 逃れられず それは「表裏同時」に 存在する。


だから それが 

 
  「それ呪いすら ひとつに なる」


そういうことなんだ きっと。





「 えっ なんだコレ どうだ? 軽い?」

からだに残る 怠さ
胸の苦しみ
しかしそれは緩やかに上昇し始めていて

「 ?  ?」

なんだかよくは わからないけど
とりあえず 何処か なにか「枠が外れた」のは、わかる。


 ふむ?

   それなら?

  まあ   いい か ??


とっくに眠れなくなっていた 身体を起こし
光のメモ帳に 「呪いの反転」を 書き付けておいて。


「もう、いいや。 寝れないなら、寝ないもん。」

そうして開き直った私は「ポン」とマシュマロから
起き出して。

 明日 だるいかも
 疲れる?
 眠くなるかな
 目が シパシパするよね

そんな思い、すべての枠を外して ポイと放り投げて。


 深夜の徘徊を する事にしたので ある。

うむ。










  
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