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8の扉 デヴァイ 再々
真の光
しおりを挟むときどき 思うことが あるんだ。
「世界」を 見ていて 眺めていて
「ああ 楽しそうだな」とか
「美味しそう」
「いいな」とか
「あれ凄い」とか。
「ドラマ」は とても魅力的で
楽しくて ワクワクもして
ドキドキもして 笑って 涙して
それもやっぱり 好きだから。
ああ 私もやはり そうなんだなって
思うのだよ。
時々 思う
自分の毎日
日々 落とし続ける 澱
修行の様な 日々
特に「面白い」と 外から見える様な事は何もない
日常
「もっと あっちの方がいいかな」
「変えた方がいいのか」
でも 直ぐに。
「気付く」
私が辿り着く場所は何処なのか
本当の 色は何色なのか 。
そうして 「見える」
なによりも純粋な 多色の光
一番 「低い光」から「高い光」まで
すべてを含む いろ 。
「ああ わたしは ここが
一番落ち着くのだ」
そうなんだって。
色鮮やかさも 好きだから
惹かれてしまうけれど でも。
やっぱり 自分の落ち着く場所は ここなのだ。
誰も いなくて
なにも ないけれど
日々 清浄であり
更にそれを磨き上げて 澱を落とし続ける
そんな 日々が。
一番 落ち着くのだ。
すっきり しっかり 「在れる」のだ。
私が もう 全く「感じなく」なれたなら
他人がいても 気にならないし
なにが どうあっても
そこに 「そうある」だけなのだけど
まだ私は人間でも ある。
だからきっと 人間が そこにあれば
気になるし 気になってしまうし
その「人間」という「物質」に 引っ張られるし
それはやはり自分の体に 刻まれているルールでもあり
それを持つからには 今まだ 逃れられないものでも ある。
多分 私は。
あの「青の泉」に似たもので
こんこんと湧き出るその 源流にも 似たもので
流し 満たしたくなるもの
そうであるもの
それが 自然であること
川が川下に流れる それと同じ もので。
それは「無限」に湧き出るものでもあるからして
そう「困る」ことではないのだけれど
「人間」はそれに 慣れてしまうから。
「まだ」の人は それに浸かって 溺れてしまう
その習性も 知っているから。
誰も いなくていいのだ。
そう 「気付いて」いない人は 誰も。
でも
だが
しかし
皆が気付き 「そうある」ことができたならば
誰が なにが 来てもいいし
来なくてもいい。
だけどきっと 一番居心地のいい 「状態」は
「皆が そこにあると 知っていること」
それなのだと 思う。
ただ それだけで いいんだ。
だって それは。
「すべてのなかに偏在するひかり」だから
それそのものであるから
なので ある。
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