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8の扉 デヴァイ 再々
全ての事に 理由はあるが すべてのことに りゆうはない 2
しおりを挟むてか。 そもそも。
私達 「大人」がズレてる事が 問題では あるな ??
ふわり ユラリと
落ち着きを見せ回り始めた カケラ
「明晰くん」は 良い仕事をしていて。
やはり その「整理能力の高さ」に
感心せざるを 得ない。
「なんか、そうか。そもそも、私が。「理由のないこと」を言わないから、わかんなかったの かも。」
「こうだから こうする」
「こう感じるから これはしない」
様々な形があるが、私は基本 「言っていること」全てに、意味が ある。
細かい事を 言う様だけど
「すべてのことに 理由がある」のだ。
それは
例えば「歩く時 どちらの足から出すか」
そのレベルになると無意識でやっているが
「今日 何処に行くか」とか
「今 次に どこを見るか」とか
「靴に足を入れる角度」とか
「ものを持つ 手つき」とか
「物事の順序」「並べ方」「話すタイミング」 諸々。
まあ ご存知の通りそれは多岐に渡るのだけど。
この前、子供達に話していてふと 思ったのだけど
それを「説明」として実際話すと、長過ぎるし 説教臭いし 途中から子供達の意識が、飛ぶ。
話が長くなると集中力が切れて、みんなの意識がふわふわと彷徨き始めるのだ。
それは それで 面白いけど
でも 私の言いたい事は 具体的な説明じゃなくて。
「すべてを よく 見て 試し
練習して ものにすること」
「そうして 出来上がってゆくこと」
「意思を使う」「意図する」
「明確な理由がある」、ことで。
粒子を扱えること
せかい が わかること
まじないの精度が上がり 「思う様にかたちにできる」こと。
「だから結局。やんなきゃ、わからないし 長ったらしいし、飽きるし 諦めるんだよね 多分。」
これを「勉強」としてやるならば、私も辞退したいところで ある。
しかし 「実践」、それに優るものはなく
「やる」から「わかる」、
それは感覚派の私にとっては大切なことだ。
「それを、数字にしてるのが ウイントフークさんとかって 事よね。」
多分 そうなんだろう。
だから基本的に私の「言うこと」には
すべてに意味があり、その子その子に合わせた
「言い方」「タイミング」「内容」「応援」が ある。
人数はそれなりに多いが、それなりの期間ここで観照をしているし 「その子自身」を観れば。
「今」「どうで」「どこで躓いていて」
「どのやり方が合うか」それはわかるから。
自分の中で「一番適切なカケラ」を齎し、いつ
どのタイミングでそれを使うのかは 子供達に任せるのである。
そう その「任せる」と言うのも重要だ。
せっかちな私は始め、「なんでやらないの」と思っていたけれど
人にはそれぞれ「タイミング」というものが ある。
聞いて すぐ 理解できる子
「落ちる」のに 時間がかかる子
それをすぐやる子
少し温める子
自分の中に落ちるタイミングは みんな違って。
その、「自分のタイミング」でやるのが
一番効果が出るのだ。
「効果」と言うと言葉が違うかもだけれど
実際問題それが一番、効く。
だが しかし。
その中でも「全くやろうとしない子」もいて、どうしてなのだろうとその燻っているカケラを眺めていたら 理由がわかったんだ。
流れている 風
変化途中の 輝くカケラ達
元気よく煌めくみんなの中に ある 淀んだ 色。
その「違和感」
「停滞感」
私が感じていた 「ズレ」の 真ん中。
新しい視点での 発見
知ってはいたけど 違った角度から見る、それは。
やはり 「世界」と「せかい」の差
「世界」には 「意味のない言葉」が溢れていて
みんながそれを 多用していて。
それは ずっと前にも感じた
「放ちっぱなしのエネルギー」
「回収されない」「ぶつけるだけの」言葉
だから結局 それを
「素直にやっても身にならないこと」が殆どだったから。
「やらない」
「やっても意味が無いと思っている」
その 色だったんだ。
話が少し複雑になるが、「世界」にある人の基準は「枠」と「ルール」
そう「世界基準」で ある。
それが 何より大切な「世界で遊ぶ為のルール」
その中では「自分の真ん中」と「使っている信念」、それにズレがある。
だからそもそも、「言っていること自体」にチカラが無いのだ。
ただ なんの気なしにする 発言
自分のエゴから出る アドバイス
相手の立ち位置 高さ 所謂「状況」を加味しないまま
繰り返される自分勝手な発言
例えば「愚痴」や「批判」なんかも、そうだ。
そもそも「愚痴」や「批判」、その状況が作られるにも、原因が ある。
それ 即ち「自分」だけれど
そもそも客観的視点を持ち合わせていないからして、それに気付かないのが世界のゲームだ。
そうして くるくると回る エネルギーゲーム
「チカラの無い言葉」
「ただのぶつけ合い」
変化 変容の為に起こっているそのチカラの渦を
見ない様、やり過ごそうとしてどんどん曇ってゆく 視点。
だけど
「せかい」にあると。
「ことば」はチカラを持っているし、それは「本当」だし「いろ」があって その「なかみ」は伝わる。
「言葉」には 澱が付き纏うが「ことば」になると
「せかい」が適用されるから、その「真意」を
汲み取ろうとする者には。
きちんと伝わるし、その粒子の細かさから
言葉には出来ないとしても、その 色は伝わるのだ。
私の 「言わんとしてること」
「柔らかさ」「暖かさ」「速度」
「相手に合わせた粒子」。
多分、それがわかるのだと思うんだ
「開いて」「受け取ろうと」している子は。
でも まだの子は。
きっと「世界基準」に慣れすぎていて、そもそも「言葉」に対して信用が無い。
チカラを エネルギーを「受け取ること」に関して
「閉じている」のだ。
「 だから か 。」
なんとなく 纏まってきた カケラ
まだくるくると回る 「明晰くん」は
キラリと鈍く光るカケラを 指し示している。
「 ふむ?」
あれは ?
なんか そう 巷でよく見る 「あの色」
フワリと 何処にでも浮き上がっている
ちょっとした ズレの色
でも それはそれで混ざり合って。
私は使わないけれど あれはあれで結構
なんとも言えない色を 醸し出すんだよ なぁ
そんな事を ボーッとしながら眺め 考えて いた。
しかし
「あれ」は。
一体 「なんの色」 なのだろうか 。
そうして。
目の 前で
ふわり ユラリと展開する 少し曇った色を見極める為
じっと眺めて いたんだ。
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