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8の扉 デヴァイ 再々
兆し
しおりを挟む「 えっ 」
てか 。
「わたしの 反対側」って。
「せかい」って ?
「あの人」なんじゃ ないの ???
「せかいの法則が適用されている」
「既に そうである」
「今のわたしの「存在」は
せかいによって 保証されている」 。
それに 気が付いてから。
思い当たってから
少しずつ 馴染んできてから
馴染んで きたから 。
またある時 突然降って来た それ
落ちてきた こと
閃き
それ 即ち ???
「 えっ。」 でも。
いや しか し?
ピュンと飛び込んできて 高速で回り始めるカケラ達
それはこの頃の私を「見かえす」、新しいカケラの 色だ。
うん ?
でも
ウイントフークさんとの 違い とか
光だし とか
粒子 いろ
てか そもそも
あの 「大きさ」というか
「人ではないもの」だし
なんか
私に
近くなっている とはいえ。
ふむ ?
「でも。 私も、上がっているのは 確か。」
それもある。
「自分の位置が違う」、それは確かにあるだろう。
でも。
でも でも? だって ??
「いや、でも しかし。」
例え そうだと したとしても。
「そうなのよね 。 なんら、不都合は 無いのだよ。せかいくん。」
私の反対側が せかいの粒子
そう 思ってから 感じてみてから。
少しだけ 疑問に思っていた「反対側」ということ
それは「適切な言葉がない」事も関係しているだろうが
確かに「せかい」と「金色」との違いで 言えば。
「 えっ そんなに ? ない? え」
そんなこと って。
ある の ?? ???????
いやしかし。
「ある、のだから あるのかな ?」
きっと「今」わかるものでもないのだろう。
でも 関係あるんだ きっと。
「まあ。「わたしがせかい」ならば、そうであっても。 おかしくは ないし ??」
そういうこと なのか な ??
まあ、なにしろそれはいい。
なんとなく 衝撃的な目覚めから
とりあえずはモソモソと起き出す決意を固め、珍しくまだ隣にある温もりに捕まらない様 今更気配を殺してみたが どうだろうか。
光の虚空 その中の 渦を感じてみる。
ふむ?
くるくると 流れ ゆれていて
今日も 気持ちよさそうな みんな
さて 今日も せかいを 探検しに
行こうか 。
「さて。」
ん?
いきなり背後から 気持ちのいいこえが 聴こえてくる。
えっ
その 「さて」は なに。
「 ぁ 」 あれ ??
そうして 抵抗虚しく コロリと転がされた 私は。
朝から金色の濁流を 注ぎ込まれることと
なったので ある。
「せかいは 自分の鏡」
「自分の男バージョンが いればいいのに」
「私 という安心感」
「痒い所に手が届く あの感覚」。
エローラと話した 「シンと気焔の違い」が
チラリと頭を過る。
「高さ」 「位置」
「持っているもの」
「神 という定義」
「世界の 神」
「新しい 定義」
「真実 とは」
「私のいろに ピッタリはまるもの」とは。
「 ふぅむ。」
先日 あれから 「ウイントフーク色の部屋」を
探検しに行ってから。
「粒子の違い」を探るのが面白くて、私は色んな所に 探検に出かけて いた。
「自分の 新しい視界」
「何処が 違うのか」
「焦点」 「フィルター」 「私の在り方」
以前から、ものの「こと」を把握するのは
得意だった。
が しかし
これまでとは随分違う 「見え方」
「粒子の構成図」
それは 数字や図形ではなく
私が 「わたしのかたちの中で 分解した」
「あらゆる角度から見た いろ」
「私の視界を通した いろ」
みんなが それぞれの持ち場で把握している
その 「粒子の成分」、その集まりで ある。
なんと 表していいか わからないけど。
それはきっと 私の「視点」というか「意図」が変わったからで
「きちんと開いて 見る」その設定を変更したからに他ならない。
なにか どこか
「縛りを外した自分」を 恐れていた わたし
しかし
「せかい」を自分のベースに 配置して。
多分、見方が わかったのだろう。
以前よりも「見よう」として見る視界は 格段によく解って
「意図すること」
「私が見ようとしているから 向こうが 反応すること」
それがとくてもよく、わかるのだ。
やはり 私達は 「響き合っている」
「反応している」
「すべてはまるっと 自分のなかで
お互いを 知っている」のだ。
ただ これまで「目が合わなかった」だけで。
因みに 「ウイントフーク色の部屋」は勿論
とびきり面白かった。
あの人も、「自分のいろ」を持つ 特異で素敵な粒子のうちの 一つだ。
「 うふふ」
あの時の 顔!
嫌そうだった な
なんか 私が 隅の隅まで 見てるから
やな顔してたけど。
まあ 「後で教えろよ」って 言ってたけど。
それ どうやって 伝えようか 。
その「彼の空間」は。
私とは 違う「方法」「手段」「作り方」を
している場で
それはそれで 完成度高く 纏っていて。
勿論、青の廊下を繋げてくれた彼の実力の 全貌を私は知らない。
なんか 難しそうなのは わかるけど
これまでは「見よう」としていなかった その「ウイントフーク色の粒子」が。
やはりその「部屋」からは ありありと読み取れるので ある。
「それはまた、用いている式が違う からして 私には解らないと思っていたけど、「私の得意な方法」で。ああやって、現してくれると わかるんだよな。 」
だから ある意味。
「芸術作品」とは 正にそれで
「自分の設計図」を 顕にするもなのである。
「そう、だから 逆に。「人真似」とか「作ってる」と、恥ずかしいのよ。」
より 高い光には どうしたってバレるのだから。
なんだか 小難しい数字が几帳面に並んでいそうな
あの部屋の「つくり」を思い浮かべて
「それを 絵に表したら」「色か」「写真 は ないけど」
そう 展開していくと 想像が膨らむ。
「ふぅむ。 ウイントフーク展覧会とか 開けそう。」
私が もし あの粒子を「わかりやすく顕わすこと」が 出来たら。
「 う~む。絵心 。しかし、やはり工作? なにか、創る あ~、やっぱり石が いいかな?」
ふぅむ。
そうしてつらつらと考えながらも。
今日の「観照地」、北の広場へ向かい
白い石畳を跳ねながら 歩いていたんだ。
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