上 下
1,168 / 1,483
8の扉 デヴァイ 再々

新しい設定

しおりを挟む

 この頃の 感覚 

  ゆめ  いろ

    暗示

   示されている 方向

      撒かれている ひかり

  美味しそうな色と

     自分が向かいたい 方向 。


「ふむ。」

夢と サイン
その自分の持つ「ヒント」を組み合わせて 次の展開を決める

この頃私に備わってきた 光の方向
それが定着してきた。


始めは その「展開」に巻き込まれがちだったけど
それが「高い私からの壮大なヒント」だと わかってから。

「ある意味、冷静に 見れる?受け取れる私は成長したと 思いたい。うん。」


そんな独り言を言いつつ、カケラの整理場所に選んだのは この灰色の島だ。

 なにか
  どこか

 「変化」「変容」
   「繰り返す 死と再生」

  「無に帰す」 「なんにもない 大地」

 「色の無い景色」 「そこから生まれた いろ」

 「また 始めること」


それが 「今の私」に。

ピッタリだと 思ったからだ。


「  ふぅむ。」

 私は 「世界」からの影響を もう受けない

そう思ってからも 
時折「えっ」「いや?」「うん?」という風が吹いていた「私の中身」
感じていた「澱」
「そうじゃない」と取り替える カケラの多さ。

それは「より 高い私」からの「まだあるよサイン」だという事は 気付いたけれど
その 澱を飛ばし カケラを差し替える作業に。

「えっ なんか。もっと、変える必要があるな ??」

そう気付いたのは最近である。


「もっと早く 気付けって ことか ?」

「高い私」は 知っていたのだろう。

「やり方」は わかったけれど
その「設定」も 変えないと。

それは いつまでも「澱のまま」だし
私に「修正する」という作業が 付き纏うことを。


「流石ですね、光さん。 しかし、私は上手を行くつもりだったんだけど。 まだまだ、って こと?  いや めげるな私。」

訳のわからない励ましをし、風から応援の色を受け取りながらも 足をぶらぶらとさせ「さて?どう しようか」と空っぽのまま なんとなく灰色の空を見る。


 「設定」。

 「設定」ね  設定。 


「ふぅむ。」



  「望まぬものを創り出すのを

         辞めるということ」


 「欲しい光」を。

  具現化する ということ。


「私が私のせかいを創る」、その現実味が増してきて よく わかる「そのこと」、それは「私が回すカケラ」の質が 未来を決めている
もっと言えば  そういう事だ。

 だから 設定を、変える必要がある。


「今 いる位置」「使う テンプレート」「信念」「せかい」「ワールド」

私の「本当に」に。

 既に私は ある いる、様にする
それが必要だ。

「 ふむ。」


 しかし 一体 本当に 「なに」を。


「変える ? うん??」

「回すもの」を変えなければならないのは分かるが、それはあまり以前と変化がない方法である。

 「澱を光に 取り替えて回す」

それはずっとやっている事だし、でもそれでは「世界」にある限りずっと続いてしまう、それを。

「辞めよう」そう 決めたから 出てきた筈の色

 あの 「設定を変える色」とは。

 なにを 示している ヒントなのか。


「 ふぅむ。」

でも。

あの夢がポイントなのは、なんだかわかる。


 「世界を揺るがす事が起きないと 「世界」は変わらないこと」

 「しかし 私はひとり 「自分を」変えて
  先へ進み 昇ってゆくこと」。


多分、「見える現実」と「私のせかい」の差が大き過ぎて。

 「目で見る」「解る」「そのまま素直に受け取る」
 その癖が強い私の中身は 混乱しているのだ。

境界線を 引いたつもりだったけれど
それはそれで パッと澱は流せるけれど
そこからまた更に 

 「自分のせかい」を設定して
 そこに常に ある
 星を置く
 光がいつも 光ってる
 「視界」に邪魔されない 芯
そんな様な もの。


実際 私の「裏側」は 裏側潜在意識側へ移動しているのだろうが、身体はどう頑張っても「表」に ある。

「その。 身体も、「裏側」に?見える、けど? 移動?じゃ なくて。  なんなんだろう か。」

きっと 「良い方法」がある筈なんだ。

 私にここまでのヒントが 降ってきてるのだから。


「ふぅむ。」

しかし、それは今すぐ降って来る気配は ない。

 それなら。 とりあえず ?

パタリと寝転がって 灰色の雲が流れるのを
目に映して いたんだ。





 どう しよっか  な


   でも な

  結局
      なにかする 訳でもないし

  なにもしない 訳でもないけど

 
そもそも。

 
    私 「世界」に もんな ???


ふと 降ってきたことば 

 それは 「私は既に 世界には存在しない」
 それだ。


「   ん?  んん???」

でも。

 所謂「からだ」「肉体」は 「ある」訳で。


「? なにが 。 違うんだろう?」

きっと「今」、降って来たからには訳があるし
関係ある筈だ。

 私が 今 絶賛 悩んで はないけど
         考えて もないかもだけど

   くるくると 透明のカケラを回しながら。

  なんとな~く  掴みそうになっている それ

 それは「未知の光」「まだ見ぬ いろ」

 「私の新しい形態」「位置」の筈だ。


「ふむ。」



 ああ でも  かも。


その「透明未知のカケラ」の中に見えた色は
「資質」のいろ
「元々持っているもの」「含まれている いろ」
「粒子のつくり」「その バランス」。

多分 私がやっていたこと
いつも  やっていることは。

 「考える」ではなく「組み直す」
 「並べ替える」

その「絡まりを解いて」。

  きちんと 「美しく並べ直す」それなんだ。


だから
一旦その色に嵌まり込むとしても、途中で「なんか違う」と 抜け出せて来たし
カケラが回ること自体は 終わる事のない「私の性質」

どこまでも自分のかたちを 追い求めて。

 執拗に 「真実のかたち」を現そうとする

その 性質
   習性
   きっとずっと そうで これまでの全部が
 この為だったこと

自分の「カケラ」を 好きに組み合わせて。

 ゆくべき道を 見つけられること
 ぐるぐるが無駄じゃないと言っていた朝の言葉
 「虚空無限」を舞わせて
  「生み出される」自分の 道。


 光の虚空の中に 一際光り輝く
  「無限の闇」のカケラ

 キラリと光る それは。

 確かに「澱」を どこまでも排した
 「とてつもなく純粋な 黒」で。


「 そう か。」

だから、結局 また。

 自分が勘違い していたんだ。

 「頭で考えてる」とか
 「その色は回さない色」とか
 いちいち選択を していたけれど


  が。
       違ったんだ。



そう
澱を解した私が回していたカケラは「自分のカケラ」で
「クリアな」「純粋である」「人は皆 光」というカケラ

 「嫌な色」だと 感じたとしても。

 それは、「嫌」なのではなくて
 既に澱が取れた「私のものではない色」
 、違和感があるということ

 「カケラ自体」は クリアだということ。


「そう、だから。私が変えるべきなのは「カケラ」じゃなくて「前提」、その「わく」?回している、「場所」??」

なんだか、ややこしいけれど。

 変えるべきは 「なかみ」じゃないんだ。


そもそも、そのがある自分の光は 
回っても 生み出されるものが「古い」筈はなくて。


 だってそもそも 「みんな光」だけど
 「今居る位置が違う」、それも事実で
 「差」があるのはどうしたって目を逸らせない事実なのだ。

 「みんなが 変化の時だということ」
 「やっているは 同じでも
   が違うこということ」。

この間から ずっと感じていた「中身の違い」
それは この場合も そうで。

「自分自身を修正していく」、それはみんながそうであるが
私が修正するのは「思考」ではなく「前提」の方だ。

 「考え方」は それでいい
 「行動」も している 
   てか 黙っていられない 性質
   ずっと それしかできなかった 自分。

 だから
 私がやることは。

 「自分の中の 方程式」を 変えること

 こうこう、こうすれば こうなる、と いう
 自分の設定を 書き換えるということ。

 
 「自分が創造的にカケラを回すことで
   創られる道は 新しい道だということ」を
  、ことなんだ。


 じっと 宙を見つめたままの視点
  自分の中に 展開されている 光の虚空を閉じて。

改めて、灰色の空の中に 白い雲を探す。

 その 中にある 薄い青に
  「とてつもなく純粋な黒」を 投げて。


「 ふむ。 」

パッと弾け 展開する「濃い青」を見る。

澱みのない それが現すのはやはり
 「成るものは クリアだということ」
 「結果は 」と いう事実
  
しっかりと それを捉え直して。
 「私が回しているものは 全て「せかい」のカケラ」
 「だから 成ること」
 そうしっかりと 認識し直す事が必要なんだ。


「ん? て、言うか。これが「設定」、じゃない??」

 確かに そうだ。


そう やはり「事実」というのは
見る側面
位置
もの ひと により色を変える、多面的なもので。

 だからこそ 「設定」を都度都度
 修正 変更 改善し
 もっと 「美しいかたち」に、必要が あって。


きっと「すべての自分」の角度から 物事を捉え見ている私の仕様は 自分が真ん中に立っていないとすぐにズレる 諸刃の剣だ。

 あれこれ 試しているうちに
 どうしてもいつの間にか「合わせようとする」
 自分の性質

 でも それを持つからこそできる
 この「役目」

 その役目の持つ反面に流されない、
 「すべての光であること」「名もなき光であること」
 「普遍的な 光であること」。


「そう、 なんだよね 。」

そこまで自分の思考が行き着くと。

大きく、息を吐いて またカケラをせかいへ放り投げ
視界を灰色の雲に する。



「ふぅ 」

こうして時々、中身を空っぽにして。

「自分システム」を休ませる事も有効だろうが
私の場合は「カケラを舞わせておく」、「自由にさせておく」それが同時展開していても 良いのだろう。

「 まあ、いつも結局 回っちゃうんだけど。 でも、空っぽにして まわす??クリアなカケラだけ 回る ?」

なんだか よく分からないけれど。

 でも
 なんとなく 「できる」のは わかる。


「まあ。 そう、なんでしょうね。 、出て くる。 それが。」

それが思い浮かぶという事は 光達からのサインだろう。


だから、空っぽにして。
 自分をもっと 認めて 信用して。

「ふむ?だから、そのまま 空っぽの空間にて透明のカケラを回す? ふむ? 全然、わかんないな。 でも。それでいいって ことなんだもん、ね?」

 多分  未知オールマイティー

  回すってこと なんだろうけど 。


「ふむ。」


 今 自分のカケラはすべて

   "新しい「せかい」のカケラ"

それをまた改めて真ん中に 押印して。


自分にそう沁み込ませながら、流れる雲に返事を求める。

 多分 なんか

 「それっぽいこたえ」が。

 「かたち」として 示される様な気がするからだ。


「 あ。」

 あれ ?  あの 色の違う 雲。

  多分 フォーレストだ。


久しぶりに、いや この私では初めて見た
「雲の姿のフォーレスト」、それはなかなかに美しい薄青緑の雲で 
とてつもなく 優しい 色で。


「うっ 」

 いかん。

 会いたくなって きた 。


 でも 何処に行けば ?

 会える んだ ろうか。


多分、姫様の側?
 でも あの子は ディーの友達

 て ことは 私の  うん?

 この 「目の前を漂っている」のが。

 そうフォーレストだって  いうの ??


「 でも。 そうなの かも。 」

そもそもあの子は、雲の筈だ。

 だから 私の前にこうして現れたって。

 なんの 不思議も ないんだ
 きっと。


「そうなんだよね、きっと。それならさ、 聞いてよ。」

そう 言って。

 誰もいない 灰色の絶壁で
 私の独り言は 加速し始めたので ある。

 うむ。










しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

甘灯の思いつき短編集

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:191pt お気に入り:4

evil tale

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:22

レナルテで逢いましょう

SF / 連載中 24h.ポイント:476pt お気に入り:1

黄色いレシート

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:200pt お気に入り:0

無表情な私と無愛想な君とが繰り返すとある一日の記録

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:198pt お気に入り:0

如月さん、拾いましたっ!

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:569pt お気に入り:1

処理中です...