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8の扉 デヴァイ 再々
「相手」
しおりを挟む「直接 感じる」 ということ
「受け取る」ということ
それは
「相手」が ないと できないこと
「快」 「不快」
それはどちらも「エネルギーを受けること」で
もっと言えば それを味わうことは
「快感」「気持ちのいいこと」で。
だから まだ足りない者は。
「世界」で遊び尽くさなければならない
そういう事なんだろう。
「「感じないと わからない」、それ即ち やはり 私達は「からだ」を持つものだからして、その細胞にそれを 分からせる?染み込ませる?理解させる? 「やる」って事なんだろうけど。 やっぱりなんか、それをしないと。真実、わかんない、のかなぁ。」
あー でも。
やっぱり そうなの かも。
ずっと感じていた事だが、「自分では」気付いていなかったこと
当たり前であったこと その 中に。
含まれる「深く 感じるということ」
なんでもよく見、聞き 感動してすぐ泣く自分の性格
それは「良い方」も「嫌な方」も どちらに対してもそうなので ある。
所謂 「感動する」良い場面ならいいが
わたしの「反応」は 色を選ばない。
人が反応しない様な 匂い 汚れ
「なんて事ないもの」「素通りされること」
例えば言葉尻に付いた 微細な澱までも。
「 確かに。」
どんな小さなものにも 反応していたいつかの自分を振り返って、しみじみと 呟く。
「知っている」のと 「わかる」
その違いは散々経験してきたからこそ知れる、微妙な差でも ある。
「知っている」ことを「わかっている」と 勘違いしている人の多さ
「言葉」の難しさと多面性
単純から複雑になってきた 私達の社会。
「 ふぅむ。でも。 まあ。 それをやりにきたのは、確か。」
あの 「なにでもなかった」わたし
「見えないもの」「触れられないもの」。
確かにそれは「わかって」は いたが
「感じて」は いなかったんだ。
「だからそれがとても楽しいこと」、それが わかる。
それに。
確かに「感じる」という事柄だけ見れば
「相手」はいなくとも感じる事はできる。
だが、その「深度」が違うのだ。
なんでも 確かに「自分で」やってみる事はできる。
「触れる」「味わう」「聞く」「嗅ぐ」「見る」
確かにそれは 「ひとり」でも できる事だけれど。
「 ふむ。?」
でも
あの
とびきりの美しいいろに 触れられた時の
感覚。
「 いかん。 いかんいかん。」
フルフルと頭を振って、ピンクと紫のカケラを飛ばす。
そう でも そうなんだ
私達は 「それ」を 知って。
その 「心地良さ」「気持ち良さ」に嵌り
ここまでやってきて しまってのだろう。
確かにそれは「ひとり」では。
味わえない、色だからだ。
「 ふぅむ?」
しかし、それはやはり「心地良さ」だけではなく
その「反対側」、「不快感」も共に付いてくる事と なる。
私達が 「別れる」「二つになる」
「相手がある」と いう事は
即ち 「感じる」という 感覚にも
「両極が 適用される」という事になる。
「だから。「快」と「不快」、「楽しい」とか「嬉しい」に対して「悲しい」とかが、ある。」
でも それも 別の視点から見れば
「ただの色の違い」でしか ないのだ。
「ふぅむ。 しかし、「相手」とは。偉大なる、自分の側面でも あるからして ?ふむ。」
「別れること」で 拡大してきた
色を増やすことができた
私達
しかし「別れたから」こそ、持つ事になった
「暗い色」「裏側」「反対側」
「分離している」という 現状
「寂しい」「足りない」「もっと」「満ちたい」
「自分は 完全ではない」という 何重もの
自分で重ね着た服。
「相手がいるから、感じられる 味わえる。 確かに「あの感覚」は。 自分では味わえない あばばば 。」
優しく触れる あの 手も 指も
自分で触るのとは 全く違う 感覚
感触
まるで電流が走るような あれは 一体。
なんなのだ ろうか。
「 いかん。」
くるりと頭を戻して。
ピンクを追い払って、反対側にある色も 試してみる。
「不安」「恐怖」
なんだかよくわからないけど
突然襲ってくる 「忘れていたなにか」
「見えないけれど 怖いもの」。
一瞬、ブルリと震えたけれど
直ぐにまた頭を振って その暗色を虚空へ飛ばす。
ふむ? まだ あるな ??
そう思いながらも ぐるり チェックをして
自分の中身を浚いながら、その「私に影響を与えられる 色」について 考えていた。
て 言うか。
「あの色」は まあ いいとして ?
その「恐怖」やら なんやら
私が「いやだ」と思う 色って。
実際問題、「相手」は 「世界」って こと
だよね ?? ?
緩り、ぐるりと自分の中をもう一度 探ってみるが やはりそうだろう。
だって 「今」
私に影響を 与えるのは。
「もの」でも 「ひと」でもなく
「世界」、それしか ないんだ。
「ふぅむ?だから「世界基準」を 辞めると。決めたのだし ??」
そう
「決めた」のだから
持ってくると 「嫌」「不快」なのは
ある意味当然なのだ。
「だから、私は。 「~だから」とか、理由とか 言い訳とか なんとか?あれこれ面倒な事はなんにも 要らなくて。「せかいのルール」に則り、やりたい事をやる それでいいということ。」
ふむ。
なんだか また こんがらがりそうになったけれど。
「試しに出してみた」、世界の色に 揺らされてしかし
またぐっと戻った自分
まだまだ「ある」と気付けた 澱
一筋縄ではいかない「世界からの離脱」と
「新しい基準を 適用していく」ということ。
「そう、回すカケラを間違えちゃ いけないってことよ。うん。」
多分 その「具現化するまでの時間」
隙間の 「待ち時間」の間に。
一つ一つを取捨選択しながら「新しいカケラを適用する」
それができないと、きっと「カタチになるもの」は 古い世界のものだ。
私は 「世界」を 「相手」にして
今度はそこから抜け出すゲームをしている様な
そんな気分で ある。
「でも 結局。「世界」もまるっと「せかい」の中で、含まれているからして ふむ。」
そこから 出ても
すべてはまるっと マトリョーシカだし
そうなの あの「かたち」を 思い出して ?
キラキラと ひかる
光の粒子 まんまるなかたち
大きな 巨大過ぎて 終わりの見えない光の空間の
なかに ある 。
「世界」という小さな丸の中で
楽しんでいる自分を 外から見る。
そう だから
フワリと 浮いた澱はまた笑って 流して
光の虚空へ放り込んでおいて
その軽やかな光の空間を スキップしながら
「体の自分」を 眺めるんだ。
壮大な 視点で
広大な 視点で。
「 ふぅ。」
危ない あぶない、 まだ 残ってるな。
一旦引いた、自分の「裏側視点」
そこからようく、「世界の私」を眺めて今し方 浮いた澱に残りが無いか 細かくチェックをする。
「うん、大丈夫。」
てか そもそも ?
なんの話 だったっけ ??
ぐるぐるの着地地点が違う事など、よくある事である。
「ま、いっか。」
そう その軽さが大切よ。 うん。
そうしてポンと、手を 打ち鳴らすと。
同じ様に「ポン」とマシュマロから飛び降りて
ようやく、起き出す事にしたので ある。
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