透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再々

真実の 震え

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「 う~ん。 影響、 触媒 。」

 触れると 移る もの

 浸透するもの

 融けるもの 溶かされる もの

 分解され 再構築されてしまう もの。


「 ふぅむ。」


夢で見た、光の「イメージ」
あれはきっと「私の場」で 私自身でもあるけれど
 「地盤」の様な もので。

 その
    「振動している場」へ 触れ

  入って 乗って しまうと

     

  分解される

    ミクロへ

 そして その「新しい震え」を  新しいものへ。

 「変化」するのだ。

 
「 まあ でも。 そうなんだろう、な。」


   「何物へも 含まれるひかり」

自分をそれだと認識してからは、すんなりと理解できる その「こと」
イマイチは分からないけどそれが「私が 全部に元々含まれているから」だと いうことは。

わかるんだ 何故か。


「てか。もう、「世界」基準だと、なんも わかんない な??」

まあ、それはいい。

 「古きは 置いて 私は新しい創造をする」

その古い材料は要らないのだし、入れると濁るし
意味が ない。

「美しくキマらない」のだ。


「ま。 考えたら、負けか。」

なにと 勝負している訳でもないが、きっとその古い「なんで」を追求するのは違うと、私の光達からの声も 聴こえる。

 いつでも 「なんで」を追求してきた
 私だけれど 
その「なんで」すらも、自分の「かたちからだ」で 確かめて。

 一つ一つ、進む必要があるのだろう。

それはなんだか わかる。


「  でも。」

境界を創る時に浮かんでいた「自分」、その「すべての光の網」の周りにある あれ。

 「光の濾過器」

それは外から見ると とんでもなく眩しくて見れない、光を反射をする鏡の様なものだった筈だ。

 だから きっと 夢が意味しているのは
 そのことでも あって。

 「自分自身を見つめる準備ができていない人」には
  眩し過ぎて 目が開けられない光
 「準備ができている人」には 浸透して。

 「溶解」が 始まる。

 その人の 中の 「わたし本当」と
 共振 共鳴して
 それぞれのペースで少しずつ崩れ 
 殻が剥がれて くる筈なんだ。


そう
「振動している」、それは全てがそうなのだから私の光の濾過器も振動していて。

その 振動に触れたそばからそれは 溶解し
光に変わり 元の持ち主の所へ還るのだろう。


「それなら なんか。」

 一石二鳥?
  なんか 違うけど まあ それは いいか 。


あれから。

自分が自分の境界なのだと、わかってから
特段「変わったこと」は ないのだけれど、なんだかこれまでとは「全く別物」なのは わかる。

多分 夢の内容も そこから来たのだと思うのだけど
「自分が世界からの影響を全く受けない」位置にあること、その事実を反映した様な 夢。

 そして 私が「光の濾過器」だということ。


「 成る程?」

  その理由 ?

   説明? だったのかな ??


夢は 仕事をする

その事実が自分の中で確定になっている今
それはやはり そうなのだろう。

「 それに なんか。」

 夢に 現実味が ある

 というか なんと いうか。

「なんか、夢だけど 夢じゃないんだよ ね?」

不思議な事だが、夢の中の私は「夢が夢である事を知り行動している」。

そしてそれを 起きた時に覚えているのだ。


「 ?」

  ん? それって  どこかで ?

 
 あ。  えっ   

   でも。


   関係ない  かな ?


 いいや

初めに。

私は「夢の中でシンラに会って」、「夢を覚えていられなかった」。

それとなにか 関係があるのだろうか。


「いや しかし 関係とは。私が「ある」と、思えばあるもので ふむ ?」

きっとそれは
 繋げるか 繋げないか

そんな問題の筈だ。

 ふむ?

   して? さて はて  どう なんだ

  ??


それに そう、少し前に思っていた「最近夢を覚えていない」こと
それはきっと「覚えていない」のでは なくて。

 ひと続き なのだ。

 なにか 寝て いる とか
     起きている とか

 あまり関係が なくて。


      "境目が ない"


「なんか、ずっと ?仕事、してる? みたいな??」

 「私」と「裏側」の 境がない

そんな状態に 近いそれが 意味する事とは。

「 ふうむ。」


 なんか わかんないけど 。

でも、これまでの経験からいって
無理に答えを導き出すよりは、降ってくるのを待つ方が いい。

この頃特に、それは そうなんだ。

 だって やっぱり

 「無意識」「潜在意識」「もっと高い私」
 「より高い光」は。

 私が 思ってもみなかった いろ を
  連れてくるからだ。


「 そう なんだよね。」

夢の色を フワリと浮かべながら 
それと共に導き出されてきた「新しいカケラ」を 静かに眺めていた。



  「循環」

        「拡大」

    「上回る」
             「成長」

  だがしかし 「上下」では ないもの

 「純粋なる 拡大」

 「流れ」 「そうである もの」。



 「ゆらゆら と」

     「ふるえ  ふるえ」

    「振動し」    


   「微細に」  「小さく」「細かに」
    
   「拡大して」  「拡がって ゆく もの」。


 「なにをも 取り込み 融かし」。

 「含んでゆく もの」「そうなる もの」。


それは 「お互い」が「了承」の上 
行われる 「契約」

 「せかい」の 理
 「普遍の ルール」

「出会ってしまった ならば」。

「含まざるを 得ない」
「融けざるを 得ない」
「震え 崩れ 混ざるもの」。


   それが 真実の 震え振動

 なにをも融かす 光のチカラで ある 。




 この頃 周りを廻る 「光輪」

  「車」「車輪」「輪」

 「まわるもの」「循環」「進む」

   「運ぶ」 「動かしてゆくもの」。



  その「かたち」

    「丸」  「円」

   「連なり」  「循環していること」
 
  
   「かたちを 持つということ」


    「その 意味」

   「イメージ」  「シンボル」

  「連想」  「喚起」

     「跳躍」

 
    「繋がっていない様で 繋がっているもの」。



その 意味を 考えるでもなく
浮かべながら。

なにしろ「その時瞬間」が 降って来るまで
私は「わたし日常」を 。

いつも通りに 過ごしていたんだ。





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