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8の扉 デヴァイ 再々
半身
しおりを挟む上手い ことばは 見つからないけど
半身 なのか
半分 なのか
ひとつ ではあるのだけれど
「あれ」が 必要なのは 何故なのか。
「変わらないものはなにもない」
それは そうだと思うし、わかる。
宇宙の星であったとしても
いつかは爆発するし 星も死ぬ。
太陽が 昇らぬことも あるかも知れないし
地球が 明日 あるかどうかは わからない。
でも。
「あれ」は。
あれだけは。
「ある」んだ
存在する のだ。
きっと ある。
なんでかは わからないけど。
きっとそれは あれも私もどれも 光で
皆同じだからだと 思うけれど
あれがどうして。
私と 関わりがあり
反対側として 今 肉体を持ち
今 こうしているのかは わからない。
もっと 上がれば。
わかるのかも 知れないけれど。
でも。
でもね 「本当に欲しいもの」
「私のせかい」
何にも侵されず 侵さない せかいに。
あれが 含まれるのはわかるんだ。
前は 「男と女だから」なのかと 思っていた。
でも「女だから半分」とか
「男だから半分」そんな問題でもないと 知った今
私の中にあれが私の反対側である「理由」はない。
でも わかるんだ。
やっぱり なんでかは わからないけど。
きっと 訊けば教えてくれるのかも 知れない。
でも。
そんな面白いことは。
やっぱり自分で探して見つけるに、限るんだ。
だって その方が。
絶対きっと 魂が震えるから。
だから
とりあえずはただ 。
ただ この隣にある美しさを
堪能しようと 思う。
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