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5の扉 再びのラピス 森へ
新しい 神殿
しおりを挟む海の底に 白く美しい 神殿が 見える。
それは 長い 永い 時
永遠にも近く 永い あいだ。
この深海の 美しい水に晒され流されて ある
清らかな美しさだ。
側には あの 桃色の蓮もあって
「ああ ここは そうか」と 気付いたけれども
「いつ」なのかは わからない。
私が訪れた あの時とは。
随分と 様子が違っていたからだ。
青く 澄んで
深海だけれど どこまでも見透せる
透き通った あお
なにをも拒まずに。
全てを受け入れ 浄め 流す 「癒しの あお」。
ああ そうか そうなんだな
私が 溜め込んだものを 全て流して くれたんだ
それは どれも これも
沢山の いろ
思い 月まで届く程の 檻
これまで楽しんできた どの 鮮やかな色も。
全てを流し去る 「癒しの あお」
「浄化の水」「慈悲の海」。
見ているだけで それが 沁み込んできて。
この「癒しの神殿」が 「いずれ着く場所」
「何処かに ある 場」
「何もかもを 手放した わたし」
その 行き着く先なのが 知れる。
「手を 離した」そうは思っていても
しつこく染み付いていた 澱
外を見 比較し自分のかたちを知る事で
付随してきた微かな 檻。
それを 全て流しさった「状態」を 見せるために。
今 この 夢なのか なんなのか
光景が目の前に。
広がっているのは わかる。
そう あの 金色の様に
私に「こう なる」、その「状態」を見せ
「わたしの 在りたい姿」を 体現してくれているのだ。
この 「場」が。
なにも あお 以外は 何も無い 場
微かに香りだけを 残して消えた 桃色
その中央にある神殿は 丸く
優しいカーブを描いた 屋根
その形も丸く ただ優しくそこに ある。
白く いや 微かな水の色と
青の中に浮かぶ 透明
その 神殿の中には 多分「わたし」が いる。
見えないけれど 「ある」「いる」
「あそこは わたしの 場所」
それがわかるのだ。
きっと 「何処かの私」の 場で
そうであるから だろう。
「これも、一つの。光の「応援」か。」
きっと そうなのだろう
私にこれを 「見せた」、その 意図意思は
やはり「自分の光」
そこから発せられている それが分かる様になってきたから。
また この どこまでも青い「あお」を
染み込ませて。
光新たに 瞬間を 始めよう。
「おはよう せかい。」と 言って。
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