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5の扉 再びのラピス 森へ
光の根 光の網
しおりを挟む「謳え」
「謳え」
「星の子よ」
「もっと もっと」
「そう 」
「謳が 必要 なの だ 」
「わたしたち を 繋げる 謳 が」
「ひかりを 」 「降ろす」
「導きを しらす」
「 その 」
「謳 が」 。
この頃 何処からか しきりに聞こえる
私を 呼ぶ声
それは 「おと」なのか 「こえ」なのか
それとも 「震え」「振動」なのか。
「なにに」呼ばれているのかは分からないけれど
なにしろあまり考え過ぎずに 「自分を満たして」いれば いい。
それだけはわかっていた私は 今日もふらりと
森の家を出て。
なにともなく 緑の中を泳いでいた。
「許可する」「自分で 行く」
「上がる」
「決意」「踏ん切り」「きっかけ」
「今の私に必要な なにか」。
それって
なんだろうか って。
自然と考えて いたのだけど。
いつだって 「同じ所をぐるぐる」している様な 自分
しかし その「真ん中」にある 「こと」
それは確実に「深く」「複雑さを増し」「繊細」で「濃密」に なってきていて。
凡そ「実体」が なくなってきた
「私の知りたいこと」「本当のこと」。
密度は 「濃く」なってきたのか
「もの」としては。
「薄く」なって いるのだろうけど。
"「境界」を 超え 「その先」へ 行く"
それはきっと 「10の扉」だし
それは「理の外」「これまでとは また異質」。
しかし「理」「現実」とは 実際なんなのか
それは「地球」なのか
「私の中」なのか
はたまた 「全ては ただの夢」なのか。
この「物語」なのか なんなのか
「世界」はしかし、どこも 「同じ様」で。
やはり みんな「ドラマの中」を楽しんでいるには違いないのだ。
例え 「世界」が どこだとしても。
この前も 思ったけれど
「実際」あるのか ないのか
「実際」「実体」とは なにか。
そもそも。
「夢」か 「現実」か
「現実」とは なにか。
きっと そんな問題なんだと思うんだ。
「世界」という ものは。
ただ 「私の視点が 一つなこと」
「私というものは ひとつである」ということ
それだけが ある 、結局そういうこと なのだ 全ては。
そんな 中 ついこの間
私の元へやってきた 「幾つもの 光」
見覚えのある それ。
それは。
そう
「夥しい 数の私」が 在った場
「死んだ私」「死にきっている私」「しっかりと 死んでいる私」。
その どれもに
しっかりと存在していた「ひかり」
それはしかし 有り難い事に。
「無数」に 「ある」んだ。
この せかいに。
これは ある意味「過去へ戻る」「振り返ること」に なるのかもしれない。
けれど でも
きっと。
「それ」は 「世界」から見れば
「過去」なだけで。
きっと 「次元」「時空」は 無数に存在していて
「過去」もきっと 「今 ある 光」で。
だからきっと 「その視点」から見れば
どの 「光」も きっと「今の私」を応援する為に 光り始めた 「点」で
発芽し始めた「種」で。
「どうして?」「今」とも、思うけれど
でも
きっと
私が「今 わかった」んだ。
「みんな」は きっとずっと
光って 応援して 背中を押して くれてたんだろうけど。
やっと 「今」なかに 「落ちた」んだ。
胸の中、奥に共鳴し始めた ひかり
いつかに シンが ぐっと拡げてくれた胸の奥を
思い出して ジンと くる。
「今の私」を 「光で 後押しする」「同時存在する」
「幾多の 私」。
その「中心」は 「わたし」で 「みんな」は
その周囲から 夥しい数の 光を。
送ってくれているのが わかるんだ。
「わたし」という 「かたち」の 中で。
"光り合う わたしたち"
何故だか きっと 涙が 出てくるから。
それは 「ほんとう」なんだろう
「私にとって」は。
静かに、自分の「なか」で光り始めた無数の点を見つめ
それが張り巡らされてゆく様を じっと感じ 沁み込ませる。
きっと 知っては いたのだけど。
この前 「光り始めた 兆候」は 感じたのだけど。
私は「実感」が 欲しかったのだろう。
その 「そと」へ「限界を超える」場へ
再び預かり知らぬ「扉」へ 行く それが。
「感覚」としては あった 「根を張る」
「枝を伸ばし」「拡げ」
「拡大」「そとへ出る」 それ
しかしそれは私の「なか」での なんとなくのイメージでしか、なかった。
でも。
それが、ここまで 来ると。
それか。
ああ いつもの あれなんだ
そう
それが わかる。
あの いつもの「行き渋り」、「次の扉の前で足踏みする」病で 「きっかけが欲しい」病でもある。
「 ふむ。」
だがしかし 今回も仕方は無いのだろう。
「扉」は 思っても みなかった
「未知」「そと」「神」か「宇宙」か
「無限」か 「源」なのか。
きっと それに続く道で
これまでよりも もっと。
「掴まりどころの 無い」「浮遊感」
「無」「空」
「なんにもない」「ゼロ」の 空間
「不安」は そう、ないけれど。
「なんなのだろう、な 。」
この、いつもの「踏ん切りがつかない」感覚
「扉の前で 立ち止まる」病。
ああ でも きっと。
自分で 「その許可」を まだ 出せていないのだろう。
もう 学びは終えたのか
まだ やる事はあるんじゃないか
もっと もっと?
できる こと
みんな
わたし
なかま
ともだち
沢山の「大切」が 頭の中を過るけれど。
でも もう 「知っている」んだ
それは 「お別れ」じゃ ない
「私」は。 「わたし」で
有り難い事に「からだ」も あるし
きっと。
「また、帰って ?くる し。」
て、いうか。
「どういうかたち」で。
「行く」んだ ろうか ?
それも全く 見えない
わからない けれど。
でも。
だからこそ、この「根」に「じぶん」をしっかりと繋げ
「ひかり」を通し ぐるりと廻り 包み込んで。
自分の「なか」で その光を展開し
改めて想像して ゆく。
「金」
「赤」
「白金」
「朱」 「紫紺」
「鶯」
「銀」
「緑」
「青銀」
「土色」
「青磁」
「火」
「水」
「風」
「空気」
「虹」
「光」。
様々な いろ エネルギー
その 「ひかり」を繋げ
大樹の様に 張り巡らされてゆく
巨大で 広大
しかし 繊細で 緻密な 「根」。
"ああ そうなんだ "
ふと 「降りて来た」「あの 大木」「魂の木」
宇宙に 拡散した 私の神域 。
その 拡張し 張り巡らされていた根が またそれに重なり
更なる光が 続いて ゆく。
そうして 今
「気付いた 私」が
「すべての 私の光」を回収して 「繋いで」「巡って」「ひとつ」に 成って。
それを しっかりと 張り
この 「星」をも ぐるりと包み込んで。
「ぜんぶの 私」「すべての 光」「みんな」で
だからできる 「すべて」を持ち上げ
進み 昇る 道
そうして 「そと」へ
「無限」へ 「神聖なる せかい」へ
出て 行くんだ。
その 「地固め」をしている 今
きっと「その時」は もうすぐ来る
また「予想外」に 「降ってくる」んだ ろうけど。
いつの間にか 立ち止まっていた地面の土を眺め、ぐっと足にチカラを入れる。
「なにしろ 謳え」。
その メッセージを 聴いて 思い出した
この頃足りてなかった「遊び」と「謳」を思い、「もっとせかいを楽しもう」と これからの私に自分でエールを送る。
「そうよ。せかいは、私の。いや、みんなの、味方。」
そう呟いてくるりとその場で回転 する。
「ふむ。」
きっと私は「自分の軸」を 中心にして
その「まわり」をぐるぐると回って いて。
だから 「同じ様な場所」なんだ
少しずつ、その「ズレ」「歪み」を直しながら
ゆっくりじっくり、時にスピードを出し 昇っている最中なのだろう。
なんとなくした、その想像が思いの外 しっくりきて
くるくる回りながら 森の家を目指す。
しかし。
「いかん。」
案の定、途中で目が 回ってきて。
「うーん」と、頭を振りながら トボトボと家路についたので あった。
うーーん。
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