透明の「扉」を開けて

美黎

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5の扉 再びのラピス 森へ

ノイズをなくす

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   謳え  
            謳え


 「星の子」   
           「青の光」よ



   もっともっと   
           魂で   

                「謳え」。



 できる だろう

        やれる  だろう


    だって  おまえ は。



  その ために   「この星」へ 

         生まれて   きたのだから。



  「謳え」      「謳え」


   「星の子」よ


  
   自身の  「本当のこと」


 
   「真実の ひかり」を  「謳い」


 「すべて」に


         「響かせ」よ。





   「どこまでも純粋」で 「高い ひかり」は。



 「どこまでも 届く」から。


 だろう ?




 
            なのだ




   今は まだ


   なにも 見えなくとも。





  だろう


 いずれ   「見える」「光に溢れる」こと を。




 お前が  「繋げば」 「すべて」は 「成る」


  「そういうもの」だから


  「そう ある」ものだから で  ある。











「  ぅ   ん  ?」


「    ウン ?」


  遠く   謳う  こえ


     何処かで  呼んでいる   謳


  私の 「魂に ふれる」  なにか。



 白く  透き通る  揺らぎ

   乳白色  しかし 青く 透明な それ

  時折 虹色に ひかる  「柔らかい もの」。


 ユラリと 揺れるひかり
  オーロラの様な  揺らぎ

    神秘的な 蜃気楼の様な  存在感。

 
 ふるふると揺れるそれは 「ひかり」なのだけど
 「ウン」で
且つ 「新しいなにか」、「変化」と「進化」

 「新しい かたち」なのは わかる。


 えっ
 なんだ ろう   夢 ?


  ユニコーン ??


 えっ 「こえ」が   いや「いろ」?が??


曖昧な ぼんやりとした記憶
頭の片隅に 残るおと

しかし それは
 今は 無く 
   目の前  なのか 私の「なか」なのか。


 そこに あるは  「ひかり」

  きっと  「新しい なにか」。

それだけは、わかる。

その、薄れてゆく幻想的な 光を感じながら
ゆっくりと動き始める 思考。



 えっ あの子  

      そんなん だった ??

あの フワフワ 癒しの「月の兎」

  その 可愛らしい 

   ウン が ??? 



「ユニコーン に   いや  羽が ある?
   ペガサス ?  なの   か 。」

「コラ。何を言っておる。」

「 ?  ぁ」

 
 ゆめ だったんだ 。

はっきりとした、金色の声に頭の「どこか」が覚醒し
「これは夢だ」と認識 できる。


 えっ  でも  「ウン」 ???

   なに が   どう? で「新しい ひかり」? 


しかし何故だか、私の「なか」で は 確信で。

  「ウン」が 「進化」した

 「変化」「変容」した  「成長した」のは わかるんだ。


「  ふむ?」

でも、ここのところ 私も変わって。

「だから。、なのか 。?」

そう言いながらもパッチリと、目を開ける。

「そうであろうな。何事も。、という事はあるまい。」

 確かに。

その、金色のセリフを聞いて
「この人 私の夢の中まで 見えるのかな」とも
思いながら。
素直に頷ける自分を 心地良く感じて「そうなんだ」と一人 納得していた。


 きっと
 なんか 多分  そう。

その「そのままでは ない」というのは、言葉通りで。

 「すべて」に当て嵌まる 事なのだろう。



「うん、ありがとう。おはよう。」
「おはよう?」

何故 疑問系。

そう 思ったけれど。

とりあえず返事代わりにチカラを伝え、ゆっくりと起き出すことにした。





なにしろ「新しい ウン」は 幻想的だ。

 その 「美しく新しい いろ」を
 思い出しながら。

朝の森を テクテクと 歩く。


「なんか。「外の光」、なんだよね  。」

そう、この頃の私の中にある「宇宙」
それ即ち「地球の外」の 光。

「でも。私が、拡大すれば それ即ち「 みんな光達」も。拡大すると、いう事で。うん。」


 きっと 「新しい ひかり」になる みんな

 それは「変化」「変容」なのか「交代」なのか

 「なか地球」の光と「そと宇宙」の光は

 やはり違うのか  それはまだ わからないけど。


「でも ?違ったり、同じだったり?  する、のかなぁ。」

姿の見えないみんなを案じながらも、「新しく現れたウン」に嬉しくなって、足取りが軽くなる。

 だって
 やっぱり  ずっとみんなと 歩んで きたから。


「気心?が知れている、というか、なんというか。でも、確かに「未知」ならば「新しいひかり」も、あるんだろうけど。」

そんな事を呟きながらも、森の奥へとズンズン歩いて 行く。


そう 実は
その「新しいひかり」「新しいウンあお」を見て。

少し、思い付いた事があるのだ。

 それも また「閃き啓示」なのかも
 知れない けど

それを纏めるのにも、丁度いい「森の散歩」
リズミカルに歩いていると、カケラの回転がいいのが分かるのだ。

「♪    」

そんなこんなで。

私は 新しく降ってきた「カケラいろ」を纏める為に、森の奥へと 歩いていたのである。




 「不変の真理」   「地球のルール」

 その 間にある

 「ノイズ」 「歪み」  「捻じ曲げられた真実」を。


「正して いく ??  いや、そんな大層なものじゃないかも 知れないけど 。」



 どう 足掻いても変わらない 真実 「不変の真理」

 私達が 知っている 習った 教えられている
  「地球ルール」
     そうであること 
     そうだったもの
     そうであった こと。

  例えば 「は 」という様な
  「思い込み」で そう なっていること。


その 「ひずみ」を。

「修正」?

 いや でもきっと。

 「私のなか」で 「整理できて」「変われば」。


「それ即ち?「現実」も?いくらか 変わる、って 事なのかな??」

でも それはきっと なんだろう。

 なんでか そんな 気がするから。


「まあ。うん、多分なんだろう。」


そう きっと 物事は とても「シンプル」で。

 ルール 倫理  そんなのに囚われると 
 ややこしくなるけど。


木々の声  いつでも 降り注ぐ

  朝が来て  夜が来る

    花が咲いて 終わり  枯れ 種ができて

 また 芽が出る様に。


 「ほんとう」は 「自然に そうなる」ということ
 「難しい」「頭で考えること」ではないと いうこと。


 私達の 「世界のサイクル」

 その「最大の輪」が 回っている「今」
 なにをして なにをしなくて
 どれを選択して
 自分は 進むのか

 この「歴史の転換点」を 振り返った時に。

 「どう 在った自分」を 見たいのか。

単純に考えると シンプルに考えると
きっと そんなこと

「例えば私達の「今」が 教科書に載るとしたら」
「その時 なにをしていたのか どうあったのか」そんな様な 事なんだ。 


 だって 「みんな」「すべて」が 

 「知っている」「わかる」「理解できる」ことなのだから。

 
それは ずっとずっと前にも 思ったこと

 「子供にも わかる」「簡単なことなんだ」

寧ろ子供の方が。

「素直だからなぁ 。」


くるくると 浮き上がり回る
   「絡み合う 事柄」「複雑な 色」


ああ でも。

 「私の仕事」は こっちなんだ。

 もう 「人に関わる」事じゃ なくて。


しかし またすぐ出てくる 
 「それでいいのか」という思い
 「もっとなにか 助けを」、そう フワリと私を誘う
 懐かしい「色」。


「いいの。でも、もうんだよ、きっと。」

私は「世界」の手を離したんだ。

だから そう 「やること」が あるとすれば。


「そう、それ即ち「せかい」と踊ること、遊ぶこと、知り、学び、楽しむことなのよ。」

でも。
それって 一体。

「実際、 やるんだ ろうか。」

全く 全然。

 思い付かないん だけど ??

でも、それもまたきっと「その時」なのだろう。

とりあえず、それは それで。うん。


そう 「難しく考える」のは 性に合わない。

 て いうか 多分 無理。

「それなら、それでいい。」


そうしてフワリと寄って来てくれた風に、「こんがらがった 色」を任せ、飛ばしてもらって。

とりあえずは森の奥へと、ズンズン 進んで行った。






「ん?   あっ ?」

 もしかして ?

 
    これ じゃ  ない ???


湧き上がるカケラ達を放置しながら、歩いていた私の上から キラリと光る「ヒント」が急に 
落ちて来た。

 それは 懐かしの
 あの「地下」「秘密基地くん」

 子供達と 文字の 練習を 少しだけしていた 時。


 「手が 思う様に動かせない」
 「真っ直ぐ 線が引けない」「持ち方から」

 「練習」「できないから できる へ」

 「初めて」から「練習して 上手になる」。


それって。

 「考え方」「脳みそ」も。

「おんなじ、ってこと だよね???」

 きっと 私がすぐに戻ってしまう 
 それも癖

 でも「できない」訳じゃ なくて。

「ふむ?」

きっと練習して「癖を 直す」

  「戻らない」「自分の位置にいる」、

そうして

 「思考を具現化する」
 「想像を 創造にする」練習を すれば ?


「むむむ?」


「大人」だって 凝り固まった「思考」を解し柔軟にするのはきっと「練習」が必要な筈だ。

「変わらない 変われない色」と言っていた
 白い魔法使いの 青緑がキラリとカケラの色で ひかる。


えっ でも  それも?

  どう ??

いやいや 多分 考え始めると 沼よ、これは。


私の「なかみ」が 「自然にわかるまで 待て」と言っているのが、わかる。

確かに それは そう
 寧ろ私は 考えたく ない  うん。


「  いや。とりあえず、戻るか。」

すぐ側に見えるは微かな「白」、きっとあれはティレニアの端
退行している白い森の影の様な ものだろう。

 どのくらい 縮んだろうか
  でも 今なら  きっと ?

少しだけ、「行ってみようかな」とフワリと浮かんだ考え
しかし「今じゃない」という思いが私の真ん中に座っても、いる。


「んー。じゃあ、ちゃんとしてから また。」

多分、危険は無いと 思うけど。

しかし、きちんと準備して行くか 彼に伝えてからでなければまずいだろう。


「じゃあ、またね 。」

そう それに あそこに「白い女の子」は 
 もう いない。

「うん。」

そうして、チラリと指輪に視線を落とし 胸に手を当てて。
ジワリと感じる暖かさと、「そのいろ」を 感じながら。

くるりと踵を返し、再びの緑の道を 戻って行ったので ある。



 


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