透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
上 下
1,000 / 1,700
5の扉 再びのラピス 森へ

美しく 保つ

しおりを挟む

 なんか 思ったんだけど。

 「掃除」「綺麗にする」「クリアにする」

 ことって。


「バリアを張ってる、みたい だね??」

  そこ が ちゃんと 「私の空間」に なると いうか

 「ピンと 張って」「美しくなる」と いうか。


「確かに。 なかなか、どうして。」

家の中でも。

 「私の場所」「みんなの場所」家族の中でも それがあって。

今 思えば よく わかる

 その「区切り」「張り具合」「密度」「純度」

 その「はっきりとわかる 線」は。


以前、しのぶにも 指摘されたことが あるんだ。

「あ、ここから依るが掃除したでしょう?」

そう言って。


「「結界」の方が、近いかもな?」

窓の掃除をしながら、そうも思う。

しつこい様だが 私は「細かい」。

人によって その「程度」が違う様に
 「掃除をしてね」、そう言われて。

「ここまでやるの?」というくらい、細かいのだ
私は。

「あれね、「重箱の隅をつつく」、ってやつね。うん。」

これが私が「他人と住めない」と 思う理由の一つでも ある。

 多分 「相手」が。

 息苦しくなる と 思うんだよね、うん。


「なんか。そう、思えば うまくできてるな、やっぱり。」

あの人は 掃除とか そんなの無いけど
なんかきっと「チカラ」で 「パッ」と。

「綺麗」には、してくれてるんだろう。

なんとなくだけど「痕跡がない」から そう思う。

 めっちゃ 「目を皿のようにして」探せば。
 あるかも だけど。


彼だって「肉体」は 持ったのだ。

 えっ 結局?  「なに」が 「どう」なのかは
 聞いてない けど うん

 でも?  まあ 一種の「排泄」は して  


  うん。



とりあえず、この話は後で。 うん。


 えっ なんだっけ  なにを

「ああ、結界の はなしね。うん。」

頭を元に戻そう。



「儀式」か どうかは、分からないけど。

 私には「朝のルーチン」が ある。


 朝 起きて 「今日の幸せを 思う」こと

 「窓の掃除」をする 「全開」で 「空気を入れ替える」

 「花達の水を変え」「石達を並べ」

 「セージを焚く」


 「炎での 浄化」 「世界」を手放すこと
 その世界の エネルギー場所
       ということ

 日々 練習しないとすぐに。
 「可哀想視点」に 戻りそうになるからだ。
 まだ 「完全に狭間」は 私の「なか」に
 定着していないから。

 やはり 「練習」は必要なのである。



そうして 
 ゆっくりお茶を飲みながら 
 「クリアな自分」を 沁み込ませる 時間。

それが とても心地良いんだ。


「何を 参考に」、それも無い。

ただ自分が「そうしたい」「そうした方が 気持ち良い」「スッキリする」、それだけでやっている事だ。

多分、きっと。
「人から言われてやること」は やっぱり続かなくて。

 毎日の ことだから 
 無理なく 「自分に合った方法」で
 朝をクリアに 高い位置から始める

 「曇りなき 私」で あること

 そこから始めて。

できるだけ、「拓いた私」で 「瞬間を体験」するのだ。

「神性な目」で 見ないと。

 「瞬間の魔法」は 見つけられないからだ。



 「境界」 

 それが きっと私は他者より厳しく、細かい。

 「強要」「強制」は しないけれど
 「自分の場」では 「そうある」
 
 そうでない場は、基本的に必要が去れば
 「離れる」。
 そういうものだ。


 
「長いものに巻かれる」とか
「時間と共に 染まる」とか。

そういうのは多分 一切無い。

 きっと 「あの頃合わせていた」ならば
 あったと 思うけど。

 友達との 場
 学校
 家での 「そうすべき場所」。

ここ、扉の中へ来てからも周囲に気を遣ってそうしていた時があった。

でも そんな私を戻してくれたのは、あの抹茶の瞳が懐かしい フリジアだ。

「懐かしい  。うーん。どの、くらい経ったんだろうか。」


 「時間の感覚」、それも 細かい私からしてみれば
 かなりの進歩と言えるだろう。


「遅刻」にやたらと厳しかった 自分自身、「気にしてないよ」と言われて
それが「本音」だと 解っていても。

「自分」で「自分」が 許せなかった

それはきっと この「ちぐはぐ」「言動と行動の乖離」「境界の設定」、それにも関係あるのだろう。

 て いうか
 沢山のことが 複雑に絡み合って。

 「できている」のだ 私自身 が。


「「せかい」と、「わたし」。ふむ。」

そう、考えると「せかい」と「わたし」は
似ていなくも ない。

 でも きっと  なんだろう。

 だって

 私達は みんな 「同じ光」で。

 「元々」はきっと 「そう全体」なのだから。



「だから、きっと。せかいぜんぶのかたちの中に、私達それぞれの光があって?その、自分の場所を見つけて、それを知って?そこに、あるってことなのかな  。」


 「せかい」は 複雑だ。

しかしきっと「単純」でも あるんだろう。

 ずっと前に 思った「みんなが知ってる」、「世界を救う方法」

 それはきっと「じぶん」で あればいい

それだけで。

だからきっと「本当は簡単」なんだ。


「その、ヴェールを上げられれば、だけど。」

しかしそれも 「抵抗」しなければ 簡単だし
何よりきっと「まだ 遊びたい」のだ。

「世界を 離せない」人は。


「うむ、それもまた尊重、するからして  うむ。」

今は見えない、自分の「多胞体かたち」を思い描いて
「成る程な」と改めて思う。

あの 「知らないけれど知っているかたち」は
私の「なか」から出てきた「せかいの重なり」を表した様な もので。

 美しく 複雑 繊細でいて
   きっと 単純

 みんなが 「自分のなか」に もつもの

 それぞれの「かたち」の 複雑な 色。


それはきっと「から見ると 複雑」で。

しかしきっと「自分の光」に 気付いたならば
簡単なものなのだろう。

なんとなくだけど そう 思う。


「うーん。なにしろ、美しい のだよ。」

頷く様に揺れる、小花に話しかけ 水に入る茎の部分と
その下の透明な世界に「違い」を見つけ、またそこに思いを馳せる。

 なんでも 「不思議」
 どれも 「楽しく」「面白い」。


「いつ」「なにが」「どう なって」「次 」

気なる事は 無くもない。
しかし
こうして「満たして いれば」。


「うむ。自ずと、「なる」のだよ。キミタチ。」

そうして今日も 私の「せかいの探検」は。

続いてゆくので ある。





 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

皇帝はダメホストだった?!物の怪を巡る世界救済劇

ならる
ライト文芸
〇帝都最大の歓楽街に出没する、新皇帝そっくりの男――問い詰めると、その正体はかつて売上最低のダメホストだった。  山奥の里で育った羽漣。彼女の里は女しかおらず、羽漣が13歳になったある日、物の怪が湧き出る鬼門、そして世界の真実を聞かされることになる。一方、雷を操る異能の一族、雷光神社に生まれながらも、ある事件から家を飛び出した昴也。だが、新皇帝の背後に潜む陰謀と、それを追う少年との出会いが、彼を国家を揺るがす戦いへと引き込む――。  中世までは歴史が同じだったけれど、それ以降は武士と異能使いが共存する世界となって歴史がずれてしまい、物の怪がはびこるようになった日本、倭国での冒険譚。 ◯本小説は、部分的にOpen AI社によるツールであるChat GPTを使用して作成されています。 本小説は、OpenAI社による利用規約に遵守して作成されており、当該規約への違反行為はありません。 https://openai.com/ja-JP/policies/terms-of-use/ ◯本小説はカクヨムにも掲載予定ですが、主戦場はアルファポリスです。皆さんの応援が励みになります!

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

パパLOVE

卯月青澄
ライト文芸
高校1年生の西島香澄。 小学2年生の時に両親が突然離婚し、父は姿を消してしまった。 香澄は母を少しでも楽をさせてあげたくて部活はせずにバイトをして家計を助けていた。 香澄はパパが大好きでずっと会いたかった。 パパがいなくなってからずっとパパを探していた。 9年間ずっとパパを探していた。 そんな香澄の前に、突然現れる父親。 そして香澄の生活は一変する。 全ての謎が解けた時…きっとあなたは涙する。 ☆わたしの作品に目を留めてくださり、誠にありがとうございます。 この作品は登場人物それぞれがみんな主役で全てが繋がることにより話が完成すると思っています。 最後まで読んで頂けたなら、この言葉の意味をわかってもらえるんじゃないかと感じております。 1ページ目から読んで頂く楽しみ方があるのはもちろんですが、私的には「三枝快斗」篇から読んでもらえると、また違った楽しみ方が出来ると思います。 よろしければ最後までお付き合い頂けたら幸いです。

処理中です...