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5の扉 再びのラピス 森へ

未知

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 ずっとずっと
 「知らないから」怖いのだと 思っていたけど

 「知らないから」恐れるのだと 思っていたけれど。


それはどうやら 私の勘違いだった 様だ。


 だってきっと「本当に 知らない」ならば。

    「怖がれない」からだ。




きっと 人は 「知っている」のだろう

 その「怖いもの」が 「なに」なのかを。


 でも ただそれを 「見たくない」

 「わかりたくない」 「はっきりと 目に映したくない」だけなんだ。


だって 「見て しまった」ならば。


   それは お終い だからだ。





その 「心当たり」が 「犯した罪」なのか

  「罪悪感」なのか 「恥」なのか

それはきっと人によって違うし 多岐に渡るだろう。


その一人一人違う、「怖いもの」の 程度や重さを他人が推し量ることは できない。

「持っているもの」「器」それが 違うから
「比較」はできないのだ。




それを鑑みて 私は。

何故 「未知それ」が 怖くなかったのだろうか。


 いいや? 「怖くなかった」とは
 言い過ぎかもしれない

 しかし 「見た」「見る事ができる」
 それは そうなんだ。
 何故か。



でも きっとそれは。

 「ぜんぶ 光」それを 本能的に「知っていた」からだと。

 思うんだ 今は。



「逃げられない」「逃げ切れない」「ずっとずっと しこりに残る」それを 「知っていた」から。

「消せない」って。

「知っていた」からなんだ。



いつか  何処かで  「置いて来た 光」

 「恐怖」も 「未知恐れ」も

 それはきっと 「同じ」で。


あの いつだか 私の夢にやって来た

 「純粋な想い興味」みたいな。

 そんなもの なんだ きっと。



だからね 怖がっていても
     怯えていても 見ない様に
     見えないふりを しても。


きっとずっと 「それ」は 待っているんだ

  自分の中の 隅っこで。


だから 時間は かかっても。


「すべて」を 回収し

  どんな 微細な澱でも  迎えに行き

  暖かく包み  そうして 「ひとつ」にして。



その 旅を繰り返しながら

 「月」までの 階段をまた 昇り

この 母なる大地の様に「すべて」を迎え
 ただ いつも そこにあって。


「すべて」を見守っていよう



そう  私は  


   そう  あるものだからで ある。



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