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5の扉 再びのラピス 森へ
癒しの謳
しおりを挟む久しぶりに 沢山の場所 もの こと ひと を 見て。
「そう する 必要がある」と感じた私は
森の中 自分のチャージを行なおうと、木々の隙間から見える青を見上げて いた。
そう
あの色から とは違う
「エネルギー」「生命の瑞々しさが放つ なにか」
それを受け取りに。
今の私には 「癒し」が 必要だから。
その「違い」が なんなのか、「今の私」にはまだわからないけど。
それも 「時が来れば」解るのだろう。
なにしろ「今 必要」なのは「みどりの エネルギー」「自然の チカラ」。
それを自分の「すべて」で 感じ取っていた 私は。
それを 確かめるべく
また 「新しい 自分の側面」を 発見するべく。
ただ、森の奥へと 静かに足を踏み入れたんだ。
風が 遊んでいる
森が 謳って いる。
背を押されどこまでも舞い上がれそうな その風に乗り
太い木の枝に着地して 「成功」と喜んだ。
ああ 私 飛べるんだ やっぱり。
小さな頃は「飛べる」と思っていたけれど
現実は「そう」ではなく
笑われ 否定されていた それ
「素直な反応」に対する 嘲笑
それは 私達を。
ここまで 「狭めて」しまったのだ。
「素直」「正直」「清く」
そう あれと 言われていたけれど
そうであれば 生き辛かった これまでのすべて
そうであれば 貧しく 持たず 騙され
売られていた 沢山の光。
しかし それはもう「終わった」。
でも「引き摺られ」「引っ張られる」んだ
後ろ髪を。
見上げた空 美しく抜ける青
しかし そのまま視線を落とすと
短い影が、私の足元から伸びて いる様に。
ずっとずっと続けてきた 偽りであること
それを抜け出すには 中々 骨が折れるけれど。
しかしもう 怯まず 進もうではないか
私に 「迷う」時間は 勿体無いんだ。
だって 「今」は。
「自由」を 手に 入れたのだから。
この 青を楽しむ権利は 誰に侵されるものでも
ないのだから。
「沈む」「落ちる」「振り返る」代わりに
「癒し」を 「祝福」を
「祈り」と 「言祝ぎ」を 謳おう。
差し込む「ひかり」から 受け取る「いろ」
それは
「おめでとう」
「頑張ったね」 「よく 辿り着いた」。
他の 誰に言われても
「疑って」しまいそうな この言葉
私の澱は あまりにも深く複雑で 絡み合った
しつこい澱だから。
でも 「私」から
「私の光」から、 言われたならば。
もう 前を 上を向いて
跳ばなければ 私が廃るだろう。
そう それにほんの少しの助けが必要ならば
みんなを呼んで
光って 導いてもらえば いい。
もう 「ひとり」じゃ ないのだから。
私は「すべて」と共に 「進む」のだから。
では
充分な癒しを 「包み込む暖かさ」を
森から受け
「祝福」を 光から貰い
空気のすべて が「祈り」
また 私の光から 「言祝ぎ」を もらって。
「私が 「ひかり」である」 と
「私が 星である」 と
「私自身が 私の道である」と
しっかりと 自分の「なか」へ 落とし
沁み込ませ 「わかる」よう
焦らず 急がず 一歩一歩 進んで行こう。
そうして
再び 満ち 新しい一歩を 踏み出すまで
「私だけの道」を しっかりと 歩めるまで。
ただ ただ 受け取り 満ちて
いることと しよう。
そう しよう。
そう あるのが 「最善」であることを
知って いるから。
「私が」 「そうで ある」
それが 大事なことだと。
「知っている」 から。
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