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5の扉 再びのラピス 森へ

見えない 色々

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「ふむ。」

なんだか 「人が 他人に 乗せてくるもの」
 それを見てから。

 「見えないもの」って 色々あって

 私は 「魔法」とか 「スピリット」とか

  「精霊」とか そんなのが好きだから。


  「そういうもの」かと 思っていた けど。


「いや、エネルギー?なんか、意思?そんなのも
あるな   。」

「せかい」と繋がろうと思ってから。

「せかい」は 色んなもので出来ていて
その中には 私達 「人間物質」と
見えないもの」が あって。


 私達は 「肉体からだ」を 持っている
  
 「見えないなにかエネルギー」「光」でもある。

 
そもそも「物質」自体も 「エネルギー」ではある。

「ふむ?」

原子とか 分子とか 電子とか
難しい事はよくわからないけれど、なにしろ「エネルギーチカラ」なのは 間違いないのだ。


「だからその人間エネルギーが発する、その「意思エネルギー」は、その人の、一部??」

成分か 色か 匂いか音なのか。

 「見えるもの」で言えば 例えば「唾液」?

「??でも、見えるものだと排泄物系になるな………?」

しかし、私達が発するもの、それは確かに「見えない」ものが、多い。


 「言葉」だって。
 記さなければ、「見えない」し

 「声」「匂い」「立てる音」「雰囲気」

  「視線」 「表情」

「ん?「表情」は、見えるな ?」

「視線」も、見える。
でも「物質もの」じゃ ないけど。


多分、私が「気になる」ものは その「見えない」部分が多いのだろう。

それに。

人間ひとは 「見える部分」と「見えない部分」が ちぐはぐ な人が多いんだ。

「ああ、気になるんだ。」


そう 「言ってること」と「やってること」が違う人
「見た目」「外では」清潔そうなのに
「家の中」「見えない部分」は そうでもないとか。

「一貫性がないのが、気になるのかな………でも、人は多面的なものでもあるしな………?」

「見えないもの」は、沢山あって
だからこそやや混乱しがちだが きっと「本質」がズレていなければ そう違和感は感じない筈なのだ。

だから きっと。

「芯」が ブレる ズレる  ちぐはぐ なのが
気になるんだろう。


「でも、私が今 気になってるのは………」

そう 「見えないエネルギー」「色」の件

「せかい」に満ちているけれど 「見えないなにか」、それはきっとエネルギーに 他ならない。

「それを、読む のか。?」


 他人を、見てて。

 感じた こと 色を発していること
 それを 乗せたり 渡したり  あげたりしていること

 満ちている人  多い人  少ない人
 垂れ流している人。


それを観察するのが、結構面白いのだ。


「見えない」から、「気が付かれない」けれど
みんな大概「エネルギーの渡し合い」「交換」を
行っていて、その方法は多岐に渡る。

「友情」「友達間」「愛情」「親子間」
「恋愛」「恋人間」まあ、色々だ。


「あー、でも。 それもまた、バランスって ことか。」

その 「渡されているエネルギー」は色や量があって
それが偏っているとやはりバランスが崩れる。
「問題」が起きてくるのだ。


人間、成長する為に 経験する為に
ドラマを展開して 必要な事が学びとして「起こる」のだと、思っていたけれど。

「? 「起こして」?るのかな?」

違う視点で見れば、そうなのだろう。

だって、「物事」の「起点」は。

その「バランスが崩れる」所為なのだから。


バランスが崩れていないエネルギーのやり取りは、「循環」に なる。

それは見ているだけでこちらが暖かくなるし、実際なんか。
あったかい。

「それって、人でも、物でも、自然でも。おんなじって、事だよね  。」



 発しているもの  見えない なにか

  無意識  違和感   ズレ

   心地良くない もの こと 場所 人。


それはきっと、そのエネルギーの「質」「色」
それが合わなくて居心地が悪いんだ。

「成る程。わかってるようで、解ってなかった ってことだ。」


   私が 神域自分の場へ 籠る意味

それは自分の居心地がいい場所が、極端に少ないのだろう。

その、細かさ 故に。


「でも、意外と楽しめるんだよな  。」

そう、「人」と交わらなくとも意外とこれが 楽しいのである。

だからきっと 「向いてる」のだろう。


 森とか  自然  

  光 風  水  土  炎の灯り

 エネルギーの 色 流れ  動き。

そんな様々なものを感じる様になって、改めて気が付いたけれど
私は「元々 そう」なのだ。

「感じれる様になった」のではなく
「感じているから そう」なのであって
「それに改めて 気が付いた」のである。

自分の中で「はっきりした」「整理できた」と
言ってもいい。


「自分の違う色を、側面を探しに来たんだから それって進歩してるって、ことだよね。うん。」

「違う面」では ないけれど
「気付いていなかった 持っている色」

ある意味「自分の 学び直し」をしているのだろう。

 なんか 「役割」とか 「場所」とか

 「テーマ」とか。

「人生」「自分の道のり」の中に、あるのかな?って
思ってたけど。


「やはり、なのか   。」

「君が星だ」「女神をやって欲しい」
そんな事を言っていた ハーシェル

それは ある意味「普通の人間」じゃ なくて。

 なんか 不思議な 存在

 「見えるけど 遠いもの」「遠いと 思っていたもの」。

今はもう、「みんな光」「同じ」そう 知っているから不思議じゃ ないけれど
元の位置から見れば。

「それ」は充分
「不思議」で「ミステリアス」

 なんか 「かっこいい」。

そう、思えるってことは 「向いている」のだろう。

 その 「眺められる」役目に。


「まあ、自分でもずっと「星」だ、って。上を見て、って思ってたしな  。」

その、「上」を自分で認めるのに、時間がかかったんだ。

 解きほぐし 洗い流して 織り直して。

散々ぐるぐるして、やっとここまで、来た。


だから。

「やるよ、「星」も「女神」も。そうして私は「見えないなにか」と、遊ぶんだ。「せかい」と仲良くなって、色々知るんだ。」

知らない事を 知るのは楽しい。
見えないものが 見える わかる のも楽しい。

「やはり、「好奇心」の生き物ってこと 。」

うむ。
まあ、そういうことなのだろう。


キラキラと水面に光る、お日様からの贈り物を眺めながら
ゆっくりと 「自分の中を整理」して。

「発見」したことを 「落として」
また「使える」様にして 自分の「技」「視点」として応用する。

 「囚われる」のは もう終わったんだ。

次は「学び」「知り」「理解を深め」「使える」様に する。

そうしてそれが 定着して
私の一部に戻り 「かたち」がまた 「完全」に近くなって。
「見える部分が増える」んだ。


なんか そんな気がする。

「ま、なにしろ。そろそろ、帰りましょうかね。」

一人でふらりと出てきて、金色はどうしているだろうか。

ここにいる限り そう心配されていないとは思うけれど、そろそろ戻ろうか。

いや、私が 顔を見たくなった だけかも知れないけど。


「コホン」

何ともなく、一人咳払いをしてポンと岩から降り
緑の道を進む。

 この頃 踏みしめられた 私の道

それを辿って。
今日も 森の家に帰るので ある。










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