906 / 1,700
8の扉 デヴァイ 再
結局の ところ
しおりを挟む結局の ところ とどの つまり
なにが なにを
どう 言っても。
「命が」 「生命」 「繋がり」
「愛」 「好き」 「恋」
「快楽」 「道理」 「約束」
「縁」 「チカラ」 「エネルギー」
「創造」 「想い」
なにが どうだと しても。
「ヨルが。 やりたくなったら、したくなったら。そういう事よ。」
「やってみたいわよね?」
あの二人が言っていたこと、それは本当に「真実」だと思う。
結局 ルールとか慣習とか 倫理とか 道徳とか。
なにが どうであれ
「やってみたい」それに勝る ものは ない
私は「それ」を 知っている。
散々 色鮮やかな 世界を楽しんで
苦しんでも きて のたうち回って
でも 結局 「楽しかった」んだ。
その 一番の「理由」。
「 確かに。やってみたい、もんなぁ………。」
痛い とか 最初は 良くない とか
なんやら かんやら いうけども。
「結局、「いつかは」「やる」なら…………うむむ、でも「そんな理由」でいいのか、………てかこれ堂々巡りじゃん…。」
私が今、唸りながら話し掛けているのは神域の大木である。
神達は、遠慮しているのか
気遣っているのか。
誰も 出て こないし 私は 「ひとり」。
ここで、大きな木を相手に独り言を言っていた。
ある意味いつもの光景で、ある。
「……………なんか。悩んでる、訳でもないし、迷ってもいないんだけど、な………?」
踏ん切りがつかない?
確かにそれは あるかも 知れない。
でも。
踏ん切りって いつ つくの???
そうして私が再びの堂々巡りにハマろうと、していた時。
ん?
「なにか」が、ここ神域へ干渉したのが、わかる。
なん だ ろう これ
でも。
「知ってる」。
? でも? 「少し」 いや
「全然」? 「違う」???
いやしかし。
「全く違う」、ものなど。
到底入れる空間では、ない。
「んーーー?」
ぐるりと見渡し、しかし「それ」が目に入る前に。
あ
悟ったのだ。
「それ」が。
「新しい 光」なの だと。
だめだ あれは。
まずい。
「光」を 感じた時に
瞬時に悟った それ
「あれを目に入れると 抗えない」
それを知った私は無意識に後ろを向いて、いた。
えっ なにあれ なに?
なんか 違う 前も 違かった けど
そんなんじゃない
そんなものでは ない んだ
圧倒的な「実感」を伴った光、それは容赦無く私の元へ近づいて来ているのが、わかる。
えっ いや むり じゃ ない けど
どう しよう???????????
混乱しているうちに、「それ」が背後に立ち止まったのが、解った。
振り返らなくとも、わかる。
その「存在感」「ひかり」「肉感」「質量」「温度」「匂い」「振動」。
私の毛穴全身から入り込んでくる、その「なにか」は、私を逃す気はないのが解る。
でも 多分 捕まえる気も 無くて。
ただ、静かに背後に鎮座して いるのだ。
まるで 「石のように」。
えっ でも?
なんか もう 「石じゃない」よね ?
これ。
沈黙に、少しだけ落ち着いてきた頭
しかし私の前身は粟立ったまま
腕でも摩りたい所だが、何故だか「動くと危険」なのは、わかる。
とりあえず、振り返らぬまま様子を伺って、みる。
きっと「どんな感じ」なのかは。
見なくとも、大体わかる からだ。
ふむ?
てか なんだろうか これ は。
多分、この人は。
以前は「やはり石」で、体はあれど「血が通っていたのか」、それは疑問が残る所であった。
実際問題、怪我などした事がないし。
「血が流れているのか」という疑問になると、「食物」を摂取しなくとも「生きて」いた、あの彼は「人間」ではやはりなかったのだろう。
しかし。
今、私の背後にいる 「これ」は。
多分 「人間」?
私の「疑いの触手」が伸びて、彼の周りをコソコソと嗅ぎ回り始める。
咎める事もなくされるがままの彼は、想定済みなのだろう。
なんなら私の「触手」に触れて、戯れ始めている。
いや ちょ 少し
大人しく? してて くれませんか ね?
でも。
私の「なか」のアラームは「危険」の色を灯していて、彼に反応するのはまだ危険だ。
とりあえず気の済むまで確かめたい。
そう思って、スルスルと全身をチェックし始めたのである。
☆☆☆
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
皇帝はダメホストだった?!物の怪を巡る世界救済劇
ならる
ライト文芸
〇帝都最大の歓楽街に出没する、新皇帝そっくりの男――問い詰めると、その正体はかつて売上最低のダメホストだった。
山奥の里で育った羽漣。彼女の里は女しかおらず、羽漣が13歳になったある日、物の怪が湧き出る鬼門、そして世界の真実を聞かされることになる。一方、雷を操る異能の一族、雷光神社に生まれながらも、ある事件から家を飛び出した昴也。だが、新皇帝の背後に潜む陰謀と、それを追う少年との出会いが、彼を国家を揺るがす戦いへと引き込む――。
中世までは歴史が同じだったけれど、それ以降は武士と異能使いが共存する世界となって歴史がずれてしまい、物の怪がはびこるようになった日本、倭国での冒険譚。
◯本小説は、部分的にOpen AI社によるツールであるChat GPTを使用して作成されています。
本小説は、OpenAI社による利用規約に遵守して作成されており、当該規約への違反行為はありません。
https://openai.com/ja-JP/policies/terms-of-use/
◯本小説はカクヨムにも掲載予定ですが、主戦場はアルファポリスです。皆さんの応援が励みになります!
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
THE LAST WOLF
凪子
ライト文芸
勝者は賞金五億円、敗者には死。このゲームを勝ち抜くことはできるのか?!
バニシングナイトとは、年に一度、治外法権(ちがいほうけん)の無人島で開催される、命を賭けた人狼ゲームの名称である。
勝者には五億円の賞金が与えられ、敗者には問答無用の死が待っている。
このゲームに抽選で選ばれたプレーヤーは十二人。
彼らは村人・人狼・狂人・占い師・霊媒師・騎士という役職を与えられ、村人側あるいは人狼側となってゲームに参加する。
人狼三名を全て処刑すれば村人の勝利、村人と人狼の数が同数になれば人狼の勝利である。
高校三年生の小鳥遊歩(たかなし・あゆむ)は、バニシングナイトに当選する。
こうして、平和な日常は突然終わりを告げ、命を賭けた人狼ゲームの幕が上がる!
罰ゲームから始まる恋
アマチュア作家
ライト文芸
ある日俺は放課後の教室に呼び出された。そこで瑠璃に告白されカップルになる。
しかしその告白には秘密があって罰ゲームだったのだ。
それ知った俺は別れようとするも今までの思い出が頭を駆け巡るように浮かび、俺は瑠璃を好きになってしまたことに気づく
そして俺は罰ゲームの期間内に惚れさせると決意する
罰ゲームで告られた男が罰ゲームで告白した女子を惚れさせるまでのラブコメディである。
ドリーム大賞12位になりました。
皆さんのおかげですありがとうございます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる