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8の扉 デヴァイ 再
あるべき 場所
しおりを挟むそっちじゃないよ こっちだよ
何処からか 声が する
「あるべき場所に 居ていいよ
そっちじゃない そこでは ないよ
ここに 居ていいんだ 」
白く 光る場
遊ぶ 遊色
舞う 彩りの 線と ひかり
きっとここは。
私の 神域の どこか
「 「外」に いると
どうしたって 引き摺られる
君はまだ 同調していって しまうんだ
だから。 ここに いて いいんだ
いるべき場所 あるべき 場所に
いて いいんだよ 」
「場」が。
点滅する様に そう 言う。
ある時
もう 役目を終えたカードを手放して
新しい カードを得た
それは 「創造の素」
独自の解釈を加える カードだ
通り一辺倒の 「ルール」があるもの
それは役目を終え 次の「必要」の元へ旅立つ
そうして基盤を作りに それは それで
役に立つのだろう
新たなる展開へ突入した 私は
「新しい創造」へ
「独自の展開」へ
「自分の いろ」へ
深みへ 旅立って ゆく
「触媒」「素」「触発」「刺激」
「インスピレーション」「ヒント」
「似た光」「同じ光」
自分の「必要」を 嗅ぎ分け 進む
独自の道
執拗に探求する 「己の いろ」
振り返ると 「独り」で
辺りを見ると 「ズレを感じ」
「ちぐはぐ」「理解不能」「肩透かし」
そんな 道のり
だから 「それ」は 言う
「 そっち じゃないよ こっち
ここに いていいんだ
もう こっちなんだ よ 」
ああ そういうことか。
もう 「違った」のだな
未練がましく ここにしがみついていた
ここに 残りたかったのは
「私」だ。
では 行くとしようか
本当の 「狭間」に
「狭間」ではない 「天」に
まだまだ 上には 届かないけど
「行き先」は 決まっている
上を向いて。
進むだけだ。
では 行くとしようか。
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