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8の扉 デヴァイ 再
神殿 4 全体像
しおりを挟むやっと。
やっと 見えてきた 気が する
幾多の時を経て
降り 沢山の「いろ」を抱え
新しく 変容してきた 私
あの 金色の光に 手を差し伸べられてから。
「自ら」 「選択」した その 長い旅路
何処へ 行くのか
何処へ 向かうのか
何を 見
何を して
「繋ぐ」ために。
どう するのか
「消さぬ」「消えぬ」ために。
どう するのか。
「消さぬ」が 目的では なかったけれど
あのままあの場に 在れば
今頃 無かったであろう 光
しかし それも 必然で
その「道」も あったことだろう
「本当」は 「消えない」と。
「知っていた」から それでも 良かった のだ
しかし
私は 「選択」した
あの 光と 共に。
「世界」を 映しに 行くことを。
「いろ」を加えに 行くことを。
そうして どうなるのかは。
知らぬ まま。
ただ 「とてつもなく 美しい なにか」が
観れる それだけは 知っていて。
あの 「場」を 出て きたのだ
そう 自分で。
しかし 私はどうやら 彷徨っても いたのだろう
この頃 やっと ピースが 揃い
「全体像」が 見え始めた せいで。
『「私」に ついて』
それが 見え始めた
「なにを」したかったのか
「どう」なりたくて 出てきたのか
「あのまま」で いられなかった 理由
「そう なる」道の こと
未だ見えぬ 部分も多い
しかし
少しずつ片鱗を 現し始めた その 「全体像」は。
「場」を 作成 し始めた
そう 再び 「神殿」を
私の 「あるべき 場所」を。
「あるべき処へ 還る」それは
私が降り立った 「沢山の私」に 共通する 核だ
ただの 夢か 囁きだった それ
それが 「かたち」が 完成に近づくに 連れ
見えてきた
そう 「あるべき 場所」が。
それは。
「神殿」「神域」「斎場」「真ん中」
言葉で 表すなら そんなところ
ずっと ずっと 私が 「在った」そこ
しかし 「あれ」は 弱かった のだ
「いろ」が 増えれば 掻き消える それ
「純粋な 白 透明」そんな 「いろ」
混じり気を含み始め
それを 「受け入れて」「馴染み始めた」私は
そのまま 行けば 「消える運命」だったのだろう
だが 「光」が 増え
ぶつかり合い 混じり 絡まり
混迷し お互い 消し合い始める
「あの 流れ」に。
「終止符」を 打つ 時が 来たのだ
破壊と 再生
混沌 誕生 その 「繰り返し」
それに 「飽きた」この 「大きな 場」は。
きっと そう 「最大の サイクル」を
回し始めたのだ
未だ 嘗てない 「混沌」に
「すべて」を 巻き込み
最大 の 「破壊」と 「再生」を 展開する
その 最後の サイクル を。
だから そう きっと
私が 「出てきた」のは その 「準備」をする ため
もっと 強い 「場」を
「基盤」を
「支え」を
「根を」張る ため
「すべて」の 「いろ」を含み
「何色にも 消せぬ」「純粋な いろ」
「透明のなかに 含まれる すべて」
「光の いろ」
そう
「望めば」「願えば」「純度が 高ければ」
「何色でも」「支えられる」
そんな 「場」「空間」「神域」「斎場」
きっと「送る」事もできる 清浄な 場
「護る」事もできる 「しなる」場
そして 「調和」することのできる
「純度の高い 光」だけが 入ることのできる「場」
そして 各地を繋ぎ 大きな 大きな
「世界」を 「包む」「網」を 創る
その 「要」「場」「土地」 「標」
そんな様な もの
その 最後にして 最大の 破壊と再生の サイクルを 「超える」ために。
「成長」「進化」「変容」して 「在る」
「場」なのだ
まだ 足りぬ ピースもあろう
肉体を 持つからこそ こびり付いた澱もある
だが
それを徐々に 削ぎ落とし 真っ新の
「あるべき 姿」に なったなら。
それ は 成る
そういう ものだからだ
そう在る ものだからで ある。
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