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8の扉 デヴァイ 再
原初の かたち
しおりを挟むこの場所だから これ
何月何日生まれだから こう
そう 決められたものでは なく
型に ルールに 嵌まらない
「原初の わたし」
それは。
なんなの だろうか。
ある 程度までは
参考書を手に 歩むのもいいだろう
先生に 師事し 学ぶのも 素敵だ
だが ある 程度の 世界を見
五感を研ぎ澄まして
世界を 味わったなら。
そこからは きっと
自らの足で 歩かねば
見つからないのだろう
「私は なんなのか」
「どうして ここにいるのか」
「何故ここに 生まれたのか」
「どうして 女 なのか」
「どうして 男 なのか」
「何故」 「どうして」
「なにが」 「理由 は あるの」
「言葉」を「概念」を「かたち」を知るのは
大切だけれど
その 「染み込み方」は。
ひとり ひとりが 「違う」から。
それを 探るのが
楽しいんだ きっと。
全てに 教科書があり
歩き方が記されている
そんな筈は ない
だって 私達は 皆。
「個々」 「様々」「沢山の色」「違い」
全てが 他とは 異なっていて
それは 「自然」である。
そうで あるならば。
本来 「自分の行く先」は 知っている筈なんだ
花も 一つ一つが違い
その 種が 土に落ちた時から
いつ芽を出し
いつ花を咲かせ
いつ散るのか
それは 個々が きちんと 知っている
それは 「自然」
そう 「なる」もの
「させる」ものではなく
「させられる」ものでも なく
そう 「なる」ものなのだ
だから。 私達も。
「自然」それ そのもので 在れば。
知っているんだ
自分の 道すら 示してもらわねば
足も 踏み出せぬ。
そんな 存在では ない筈なんだ
そう
「みんな」が「みんな」
「ひかり」で 一つ一つが
輝く 一つだけの「色」で
世界を構成する なかでの
唯一無二の 存在で
あるのだから。
その 「自分の道」を 歩むことで
落ちてくる 自分の 「真実」
「なか」に「落ちる」ことで
浸透し 使う事ができる その 叡智
でももし まだ。
見えぬなら 見えぬでいい
きっと 心の赴くままに 歩いていれば
どんな 周り道をしても きっと見える
しかし 他人に示された 道ならば。
それは いつまで経っても 辿り着けやしない
ぐるぐると
皆 同じ道を 廻るばかりだ。
そう だから 必要なのは
「自分の ひかり」と「勇気」それだけで
それは 既に 「自分の なか」にあるんだ
もしも
まだ 見つけていないならば。
迷って いるのならば。
探すことから 始めてみようか
「これかな?」「これかもしれない」
小さな 光でいいんだ
塵ほどの 小さな ひかり
それが降り積もって
星屑となり
山となって。
きちんと。
届くのだから。
まずは 一歩を。
惹かれる方へ。
進んで みよう 。
その 「小さな光」を 見つけ 認め
それが小さな自信となって
自分の なか に 降り積もって ゆくこと。
「自分の選択」を 「認め」許し
そうしてそれを 積み重ねて ゆくこと
それが 自信になり 更に光を 成長させ
きっと 「目印」は 大きくなる
その 「目印」を掲げて。
自分の道を 進むんだ。
大丈夫
自分の「正解」は 自分にしか わからない
だから 「正解」を 認めていいんだ
「私は これです」と。
胸を張って 言えば いいんだ
そうして それぞれが
光を持ち 自分の道を 歩み続け
「みんな」が
「本当の 自分」に 戻れたならば。
きっと。
お互いの 色を 楽しめる世界に
なると 思う。
そう遠くない 未来に。
だって
それを 見る為に。
繋いで きたのだから。
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