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8の扉 デヴァイ
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そう
何処からか 声が
聴こえるんだ
遠く なにか
暗く ぼんやりとした 何処か
深く 暗い しかし
懐かしくもある 何処か
でも 今
上に昇って 星になって 光る
それも いい
でも まだ なんとなく
これ以上 上には拡大 できない
いいや まだ。
行きたくない様だ
それなら?
何処へ 拡がろうか
下へ 下へ
地殻をぐるりと 周り 囲み
鱗を光らせ 内部を巡る
それも 楽しい
そうして時折 登る 上へ 上へ
しかし 私の住処は ここ 星の内部
そうして 少し。
また 上へ
空へ
カタチを 変え 光と共に 昇り
雲と戯れ
虹と 遊べば
また 一息ついて 内へ 還る
そうして ずっと この 星を 巡るもの
しかし。 あの
暗く 深いなにか は 何処だったろうか
何を 表して いたのだろうか
ああ あれ か
まだ 拡がっていない 下があった
あの 上と同じく 青い それ
未だ 謎に包まれている
あの 巨大な 青の 中へ。
今度は 拡がることと しよう
きっと なにか 見つかる
私達の 根源
「 生命の 源 」の 様な なにか
深く 広く あの暗い奥へと潜り
光の 届かぬ処まで 潜って
ぐるり 緩りと 巡り
見て くるとしよう
きっと
私達と 深く 深く 繋がっている
あの 青い 海を な 。
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