715 / 1,483
8の扉 デヴァイ
五感
しおりを挟むいつだって
少しの「本当」に 混ざる大きな「嘘」
混ざっているのか
混ぜられて いるのか
それはきっと その 時々で違うのだけど
「少しの本当」が 「真実」だから
物事は信憑性を増し
それを信じる人が 現れる
しかしまた
大きな嘘が「真実」を包んでいるから
その「嘘」が 暴かれた時
「真実」も 「嘘」に
分類されてしまうのだ
上手い やり方
しかしきっと ずっとずっと
使い古されてきた やり方でもあるのだろう
五感を研ぎ澄ませ
よく 見 聞き
嗅ぎ分け 味を確かめ
感触も確かめるんだ
小さなことから 日々 それを怠らなければ
小さな齟齬が 大きく見える
「大きな嘘」の中に混ぜ込まれた
砂粒大の 「真実」も。
きっと 見つける事ができるだろう
見るもの
聞くもの
食べるもの
嗅ぐもの
触れるもの
みんな みんな。
その 真ん中にあることは
ひとつ で。
「いい」「悪い」ではなく
自分の中の 「真ん中」を
見つけるんだ
そう すれば。
きっと。
「自分の真実」を
見つけることが できるだろう
この まやかしの多い 世界でも 。
そう きっと。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
24
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる