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8の扉 デヴァイ
不思議な色
しおりを挟む常識 とは。
なんだ ろうか。
私の いろ は
透明な空の中に それぞれが独立して
在り
星の様に 煌めく もの
その 透明な空は また 色達が揺蕩う
緩りとした 海でも ある
見たことのない 沢山の色が
まだまだ 隠れているであろう 海
きっと 私の「なかみ」と 同じ
時が 来れば。
自ずと 現れるだろう 色
それら 全てを 含む
透明な 宇宙
それ は きっと
沢山の 色が 存在する 透明な 場
どの 色も混じり合わない
それぞれが その独特な輝きを保つ
純度の 高い
美しい 色 だ
キラキラと 煌めき 光り合う
それらは しかし
混ざり合いは しないが
角度を 変えて 見ることで 混ざり
その 時々で また 美しい色を 魅せる
その 日 時
季節 温度
場
それぞれに 違う 顔を持ち
それぞれがまた その 美しさを 誇る
純度を保ったまま 角度によって
色 を 変える
そんな 不思議な ものなのだ
見る もの
見る ひと
見る 存在
「それ」によっても 変わる 色
しかし。
それ は。
それで 善く
そうでしか ない もの。
全てのものから 同じ様に見える 色は 無く
全てのものから 「美しい」と。
言われる色も また ないのだ。
しかし。
それで 善い
それが 善いのだ。
この 二色を混ぜれば こう なる
この色は これを 含まない
そんな 「常識」は 置いてゆけ
だって そこに。
その 「色」が 在るじゃないか
見るもの ひと 場所 角度 時間によって
変わる 色
何色とも言えない しかし
それぞれが独立しているのに 混ざり合う 色
そんなものが 存在するとは。
しかし 在るのだから。
仕方が無いのだ。
そう 沢山の色を 含み
そろそろ終わりに 近づいたのか そう 思った頃
きっと それは。
見えてくるだろう。
あなたの その 前に。
全てのもの の 空の 上に。
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