579 / 1,740
8の扉 デヴァイ
魂で 叫べ
しおりを挟む人と違う
おかしい
馬鹿げてる
そんなの 無理
理想論
綺麗事
意味不明 フワフワ
現実離れ
誰もそんなの 聞かないよ
見ないよ
読まないよ
飽きた
面白くない
そんなの そんな ものは
どうでもいいんだ
幾多の時代を
潜り抜け
何時でも 何処でも
そう 言われてきた
「 馬鹿げてる 」
「 頭おかしいんじゃないか 」
「 信じてるのか? 今時? 」
そうだよ そう
何が 悪い?
いや どちらが正しいとか
いい 悪い と言ってしまえば
巻き込まれる
また 同じ事の繰り返しだ
なにも 変わらないんだ
あの 頃と。
だから。
魂で 叫べ
なりふり構わずに
世界の片隅で 誰も 聞いちゃいなくても
自分の 真ん中 中心にある
真っ白な 光
それを震わせ 叫ぶんだ
「本当のこと」を。
いつだって 私達 俺達は
その 中に いて
いつだって みんなが 本当はひとつ で
誰も彼もが 自分の 鏡で
そう あの人も この人も
きっと いつかの 自分で。
「もう こんな世界 無理」
「争う事はもう うんざりだ」
「誰かが誰かの足を引っ張る世界は
もう 飽きた」
そう 思うのならば
気が付くしかないんだ
この
誰かが仕掛けた ゲームに
いや 誰か なのか それとも 自分か
それすらも やはり 「ひとつ」「同じ」
なの か
抜け出す術は 一つ だけ
「魂で 叫べ」
それだけだ
それ だけ
なんでもいい
いい事でも 悪い事でも
そもそも いい悪いなんて 無いんだから
そうして
全部 吐き出して
結果 その生を終え
また 始まったとしても
魂で叫び続けていれば
ゴールへは 何れ 辿り着く
どのくらいかかるのかも わからない
でも だがね?
確実に言えること それは
「魂で叫ばなければ 永遠に 辿り着かない」
それだけは 確か。
だから 私は 俺は
叫ぶんだ
走るんだ
謳うんだ
踊り
笑い
泣き
感動し
魂を 震わせ
そうして 光を。
溢す
いつだって それが。
「私」だから。
だから、きっと。
それに気が付き 謳い始めた 今は
わかるよ
多分 もう 終わり
「私」の この 循環は
この ターンで 終わるんだ
だから。
最後に。
めいいっぱい 叫んで。
終わりたいと 思う。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


『 ゆりかご 』 ◉諸事情で非公開予定ですが読んでくださる方がいらっしゃるのでもう少しこのままにしておきます。
設樂理沙
ライト文芸
皆さま、ご訪問いただきありがとうございます。
最初2/10に非公開の予告文を書いていたのですが読んで
くださる方が増えましたので2/20頃に変更しました。
古い作品ですが、有難いことです。😇
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
" 揺り篭 " 不倫の後で 2016.02.26 連載開始
の加筆修正有版になります。
2022.7.30 再掲載
・・・・・・・・・・・
夫の不倫で、信頼もプライドも根こそぎ奪われてしまった・・
その後で私に残されたものは・・。
・・・・・・・・・・
💛イラストはAI生成画像自作


王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる