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8の扉 デヴァイ
魂で 叫べ
しおりを挟む人と違う
おかしい
馬鹿げてる
そんなの 無理
理想論
綺麗事
意味不明 フワフワ
現実離れ
誰もそんなの 聞かないよ
見ないよ
読まないよ
飽きた
面白くない
そんなの そんな ものは
どうでもいいんだ
幾多の時代を
潜り抜け
何時でも 何処でも
そう 言われてきた
「 馬鹿げてる 」
「 頭おかしいんじゃないか 」
「 信じてるのか? 今時? 」
そうだよ そう
何が 悪い?
いや どちらが正しいとか
いい 悪い と言ってしまえば
巻き込まれる
また 同じ事の繰り返しだ
なにも 変わらないんだ
あの 頃と。
だから。
魂で 叫べ
なりふり構わずに
世界の片隅で 誰も 聞いちゃいなくても
自分の 真ん中 中心にある
真っ白な 光
それを震わせ 叫ぶんだ
「本当のこと」を。
いつだって 私達 俺達は
その 中に いて
いつだって みんなが 本当はひとつ で
誰も彼もが 自分の 鏡で
そう あの人も この人も
きっと いつかの 自分で。
「もう こんな世界 無理」
「争う事はもう うんざりだ」
「誰かが誰かの足を引っ張る世界は
もう 飽きた」
そう 思うのならば
気が付くしかないんだ
この
誰かが仕掛けた ゲームに
いや 誰か なのか それとも 自分か
それすらも やはり 「ひとつ」「同じ」
なの か
抜け出す術は 一つ だけ
「魂で 叫べ」
それだけだ
それ だけ
なんでもいい
いい事でも 悪い事でも
そもそも いい悪いなんて 無いんだから
そうして
全部 吐き出して
結果 その生を終え
また 始まったとしても
魂で叫び続けていれば
ゴールへは 何れ 辿り着く
どのくらいかかるのかも わからない
でも だがね?
確実に言えること それは
「魂で叫ばなければ 永遠に 辿り着かない」
それだけは 確か。
だから 私は 俺は
叫ぶんだ
走るんだ
謳うんだ
踊り
笑い
泣き
感動し
魂を 震わせ
そうして 光を。
溢す
いつだって それが。
「私」だから。
だから、きっと。
それに気が付き 謳い始めた 今は
わかるよ
多分 もう 終わり
「私」の この 循環は
この ターンで 終わるんだ
だから。
最後に。
めいいっぱい 叫んで。
終わりたいと 思う。
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